3日目の朝は8時半過ぎにホテルを出発し隠岐モーモードームへ!

午前9時から行われる隠岐の伝統文化「牛突き」を見学

約800年の歴史がある牛突きは、承久の乱に敗れ隠岐に流された後鳥羽上皇を慰めるために島の人々がはじめたとされています。

司会者の挨拶に続いて2頭の大きな牛が入場

「牛突き」とはいわゆる闘牛

「綱取り」と呼ばれる人がそれぞれ手綱を捌きながら牛同士を戦わせます。

本場所ではどちらかが逃げるまで戦わせるそうですが、「観光牛突き」は引き分けを基本としているそう。

試合時間はわずか5分間でしたが迫力がありました。戦いの後は牛と記念撮影(^^♪

モーモードームの隣にある隠岐国分寺へ

門には大きな桐と菊の合わせた紋がありました。

桐の紋は後醍醐天皇が用いたこと、菊の紋は後鳥羽上皇が用いたことが起源で、2つの紋が使われています。門の菊は11弁で、桐は五三ゆえ皇室の正式なものとは異なっています。

隠岐に流された後醍醐天皇の行在所でもあった史跡がある寺

ここは真言宗の寺で、平安時代から伝わる舞楽の史料展示もされています。

その舞楽というのが弘法大師の命日である毎年4月21日に行われる「蓮華会舞(れんげえまい)」です。国の重要無形民俗文化財に指定されています。

建物内には舞台がありました

明治維新の頃まで五穀豊穣を祈願して演じられていたそうで、舞に使われる面なども展示されていました

隠岐国分寺の後は「玉若酢命神社(たまわかすのみことじんじゃ)」へお詣り

鳥居をくぐった正面にあるのが「随神門(ずいしんもん)」(国指定重要文化財)

隠岐の神社のまとめ役(総社)です

拝殿の後方に本殿があります。隠岐独特の「隠岐造り」と呼ばれる建築様式で建っています。

旧拝殿(国指定重要文化財)

境内には樹齢約2000年、県内一の大きさといわれる杉の大木「八百杉(やおすぎ)」があります。高さ38m、根元周囲は20mもある大木です。丸太で支えられていました。

このあと玉若酢命神社の宮司を務める億岐家(おきけ)住宅へも立ち寄りました。

帰路につくまえに「レストラン凪(なぎ)」へ。2021年にリニューアルオープンしたお店です。

人気の隠岐牛を使ったローストビーフ丼

タレを掛け、温泉卵を乗せていただきます。柔らかくて美味しい丼でした!

食後は西郷港に立ち寄って土産物を購入し空港へ

空港前には牛が繋がれていました

島を訪れた人たちの出迎えをしていました。

空港内にあった大漁旗

出発は14時05分

8月の伊丹直行便は165人乗りのB737-800が飛んでいます(9月~翌年7月の間は76席のジェイエアのエンブラエル機E170が飛んでいます)

帰りの座席位置はなんと非常口座席。万が一の際には乗務員の指示を仰ぎながら避難誘導などの手伝いをする役目があります。

この座席が嬉しいのは足元。他のシートに比べゆったり広いのです(シート下にカバンなどは置けません)

定刻に離陸

エンジン全開で2000mの滑走路を進み、あっという間に飛び立ちました!

上空には発達した入道雲も

フライト時間は50分ほど。伊丹空港に近づいた頃眼下に鶴見緑地が見えました

新淀川上空を通り

高架化工事が進む阪急淡路駅周辺

そして着陸

天気に恵まれた隠岐旅でした(^^)
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