先日のこと、久しぶりに西脇市の市原大橋西詰交差点脇にある「キハ30」を見に行って来ました
ここはJR鍛冶屋線の「市原駅」があった場所で、それまで走っていた気動車の「キハ30 70」と「キハ30 72」の2両がカラフルにペイントされて展示されています
1年3か月ぶりでしたがあちこち塗装が剥げ落ちていました
錆が来なければよいのですが・・・
市原周辺の散策マップが掲示されていました
すぐ近くに「鍛冶屋線市原駅記念館」があります
大正10年5月9日に建築されたモダンな洋館風の駅舎だった当時の市原駅を復元したもので、館内には貴重な資料や記録がを展示されています。
新聞記事やポスター、駅名看板、ヘッドマークなどが置かれていました
当時の運賃表
東京都区内まで2,470円で行けた時代があったのです
懐かしいタブレット
「ガリガリ」と呼ばれた電話端末
鍛冶屋線(野村~鍛冶屋間13.2キロメートル)は惜しまれつつ平成2年(1990年)3月31日をもって廃止されました。引き出しを整理していたら当時の「さようなら記念乗車券」が出てきました!34年前になるのですね。
東経135度の子午線が通る西脇市のマンホール蓋
そしてJR加古川線船町口駅へ
コンテナのような箱型をした駅舎
神戸・三ノ宮までは1,520円。鍛冶屋線が走っていた時代なら高知まで行けた運賃です
電車は西脇・加古川方面、谷川方面とも1日8本ずつ運行されています。1995年に起きた阪神・淡路大震災ではJR神戸線が被災し運休となったため、大阪方面への迂回路線として谷川駅を経由して福知山線で大阪に向かう通勤者も多くいました(特別ダイヤが組まれていました)
今年の12月27日には全通から100年を迎える路線ですが、近年は乗客数が減少しており地元では利用促進のためのキャンペーンなどが行われています。
西脇市との合併前の黒田庄町時代のマンホール蓋
市民の足である貴重な鉄道路線。なんとか持ちこたえて欲しいものです。
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