神戸空港では4月18日に国際チャーター便の運航が始まります。もともと神戸空港は国内線専用の地方空港として開港しましたが、2022年の関西3空港懇談会で国際化が合意され2030年をめどに国際定期便が就航することになっていますが、その定期便運航を待たずに韓国・中国・台湾の3ヶ国・地域の航空会社による国際チャーター便の運航が始まります。就航エアラインは大韓航空がソウル便を毎日2往復、上海吉祥航空が南京と上海の各便を毎日1往復、そして台湾はスターラックス航空が台中線を毎日1往復のほか、台北便を週3往復、エバー航空が台北便を週2往復とアジアの5都市に運航します。チャーター便はあくまで不定期便ですが、航空会社は毎日運航することからほぼ定期便の扱いとなります。就航を希望する航空会社は今後さらに増える可能性がありますが、国際化によって出入国管理や税関、検疫業務などへの対応から当面はこの5路線でのスタートとなるようです。
その空港玄関口となる第2ターミナルが完成し先日内覧会が開かれました。

第2ターミナルの入口

正面にチェックインカウンター

手荷物はここで預けます

館内の空間は優しい印象のアースカラーや木目調、室内緑化を取り入れています

吹き抜けの出発・到着ロビー。旅客施設はすべて1階に集約されています

自動チェックイン機も6台ありました

保安検査場は国際線用と国内線用を整備。当面は国際線用のみを使用とのこと

その先にある出国審査場

搭乗待合室

出発ゲートはA~Dの4か所あり、そのうちA~Cが国際線用として使われます

国際線待合室のキャパは450人

Cゲートの前にはすでに大韓航空のシート別の区分けサインが立っていました

子供もくつろげるスペースも

飲料自販機のそばには水飲み場もありました

ここから先は専用バスで駐機場に移動

こちらは到着便の上陸審査場。「Immigration」とは「入国」ではなく「上陸」と訳すそうです

手荷物受領レーン

到着手荷物検査場

植物検疫&動物検疫カウンター

そしてターミナル2階には展望デッキがあります

デッキは山側を向いていて滑走路は見えません。西端からは離発着する航空機は見えるかと・・・

ここから見える夜景は綺麗でしょう

第1ターミナル展望デッキからの撮影。正面が管制塔。右手が第2ターミナルで左手の白く見える部分が国際線旅客機のエプロンと呼ばれる駐機場です

ターミナルと駐機場の間は専用のバスで移動しますが、この日導線の習熟訓練でしょうか、バスが行き来していました。

ターミナル前にはバスのりばも設置されています。ポートライナーや駐車場からは基本徒歩移動になりますが、空港を発着するバスはターミナル前にも停まるのでしょう。

国際線就航に伴い、空港利用者の増加が見込まれることから第1ターミナル東側に新たに419台駐車可能な第3駐車場が4月18日から供用開始されます。
発着枠の拡大でより利用しやすい空港に成長することを願います。
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