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三上公也の朝は恋人

  • 2025年9月23日(火) 03時00分

    岡山・広島鉄旅②~井原鉄道特別車両に乗車

    岡山県総社市と広島県福山市を結ぶ第三セクターの井原(いばら)鉄道。総社から13時04分発の特別車両「夢やすらぎ号」に乗車!

    車内はこだわりの天然ムク材がふんだんに使われた造り

    ロングシートと

    ボックスシートも

    「夢やすらぎ号」は車内というよりも居間やティールームのようなやすらぐ部屋をイメージしてデザインされています

    つり革にもこだわりが感じられます

    乗車記念スタンプもありました

    トイレも完備

    出発してほどなく高梁(たかはし)川鉄橋を渡ります

    全長716mの絵になる鉄橋です

    錆びた色合いの鉄橋ですが、表面を保護するためにあえて錆びの層を作った特殊な鋼材が使われているそうです

    総社から4つ目の吉備真備駅。「真備」といえば水害に見舞われた真備町は「まび」と読みますが、駅名では「まきび」と読むのですね!

    途中いくつかの駅で上下線の車両がすれ違います

    のどかな田園風景の中を走ります

    トンネルもくぐります

    県立矢掛(やかげ)高校。 「学びのフィールドが矢掛(ここ)にある」と横断幕がありました

    14時09分神辺(かんなべ)駅着

    JR福塩線の接続駅で1日3本は福山まで乗り入れているようです

    駅舎

    路線確認。ここはもう広島県のエリア

    井原鉄道の券売機

    総社からの運賃は1,120円

    でも土日祝日限定の乗り放題切符があるのです。1,400円で乗り放題!

    14時31分発に乗車して井原駅まで戻ります

    14時47分着

    次の目的の車両乗車まで1時間半ほどあるので駅構内散策

    ここは井原鉄道最大の駅

    ガラス張りのツリー状の中は・・・

    何かがぶら下がっています

    そう、ここはデニムの聖地と呼ばれ、日本で初めてデニム地の生産を始めた場所だそう

    井原デニムをPRするブースや井原デニムを使用したジーンズやスーツ、着物、デニムバッグなどの小物類を販売しているお店もありました。

    車両の前面を模した自販機もありましたよ

    そしてこの日2つ目の乗車目的車両が入ってきました

    ブルーの車体の「スタートレイン」

    岡山県は「晴れの国」といわれ「天文王国おかやま鉄道と星空の楽しい旅を」をコンセプトにデザインされています

    車内はすっきりとしたロングシートのみ

    星空観察に関する車内吊り

    天井には星も

    星座イラスト

    沿線観光素材なども描かれています

    IRT355形車両。今はなき新潟鐵工所製

    16時13分に出発し車両基地が見えてきました

    おっと、普通車両の先に特別車両「アート列車」が!

    実は井原鉄道には特別車両が4両あり、「アート列車」は車体を金色にし走る美術館というコンセプトだそう。さらにもう一両は黒い車体の「戦国車両」。地域ゆかりの武将「北条早雲」をはじめとした沿線氏族の家紋等をデザインした車両とのこと。今回は出会えませんでした。

    ところで井原鉄道はほとんどが高架軌道を走っています。
    旧国鉄の新線計画路線でしたが途中で計画は中止に。そこで関係自治体や企業などが出資し、新線計画を引き継ぐ形で1999年1月11日に開業した第3セクター方式の鉄道です。いわば近年の新しい路線ゆえの高架鉄道で、一段高い車窓からの眺めは解放感があります。

    清音(きよね)駅に到着

    ここからJR線に乗り換えて倉敷に向かいます
    倉敷までは伯備線でひと駅

    ホームに乗り換え入場改札口がこれ

    改札機は2台あり

    反対側出口用とあります

    改札機を通らずとも行き来出来る構造。乗客の信頼の下に設置されているのです
    ↓伯備線の時刻表

    岡山エリアでは馴染みの黄色い115系電車がやってきました

    倉敷駅に入線の際、離れたホームで手を振っている子供が目にとまりました。がその後ろに止まっているあの車両は!

    この続きは次回で!
    岡山·広島鉄旅レポートつづく…