震災復興車両が阪神&山陽の直通特急列車になっていた!
姫路まで山陽電車で移動しようと須磨駅のホームで待っていると、やってきたのは震災復興編成車両!
姫路方面の先頭車両は「8502」。思わず「久しぶり!」と声をかけました。
この6両編成の車両は同じ8000番台でも顔が全く違います。梅田方面の先頭は「8523」
6両編成の前3両と後3両は窓枠も違います。
車両の高さも屋根の空調室外機の形状も違います。
車内の空調装置も違います(↓8502側)
「8523」側車内天井
実はこの車両は元々は別の編成でした。阪神淡路大震災では多くの車両が被災し廃車を余儀なくされたものがありました。一方で使える車両を選び出し、廃車になった車両部品を使って代替車両が新造されました。これはその編成車両の1つなのです。以前は大阪梅田と西宮間の急行用として使われていましたが、最近は大阪梅田と姫路間の直通特急として走っています。震災を乗り越えた車両の活動範囲が拡がっていたのですね。