津軽鉄道の津軽中里駅から車で20分ほどのところの十三湖(じゅうさんこ)へ。
津軽半島北西部の日本海岸にある湖。
13の河川が流れ込むことから「十三湖」と呼ばれているようです。
島根県の宍道湖などと並んで日本有数のシジミの産地でもあります。
畔にある「しじみ亭」にはしじみアイスがありました。
十三湖産のしじみエキスが入ったアイス
最初はどんな味がするのかと思いましたが、クリーミーで程よい塩味のある口当たりの良い美味しいアイスでした(^^)
五所川原へ戻る途中、津軽鉄道芦野公園駅に立ち寄りました。
ここは赤い屋根の旧駅舎を利用した喫茶店です。
その名も「駅舎」
喫茶店内で切符が販売されホームと繋がっています。
津軽五所川原方面
津軽中里方面。公園駅らしく夏は緑が一杯。春は桜の名所として賑わい、秋は紅葉の綺麗な場所です。
喫茶店「駅舎」の店内は旧駅舎の面影が残っています。
壁にはメニュー表ではなく時刻表が掲示されていました。
春の桜のシーズンにも訪れてみたいものです。
珈琲やりんごドリンクなどメニューはいろいろ・・・
津軽金山焼のカップ&ソーサーでいただく「昭和の珈琲」を注文。ミニりんご焼きどーなつ付きで美味しい珈琲でした。
青森のこの日の最高気温は34度!関西と変わらない蒸し暑い気候の1日でした。
津軽平野の田園地帯の向こうにオレンジ色の列車が走っていました。
2両編成の津軽鉄道「走れメロス」号
田んぼの向こうを駆け抜けて行きました。
五所川原は歌手の吉幾三さんの故郷。涼みを兼ねて吉幾三コレクションミュージアムに立ち寄りました。レコードや衣裳をはじめカラオケルームもありました。
そしてこの日(3日目の夜)はいよいよ「立佞武多(たちねぷた)」の見学。立佞武多の館内の見学後に食事を取り観覧場所に移動しました。
「立佞武多」の巡行の様子は「東北旅レポート②」で既報通り。
見学後は市内の民宿に移動して翌早朝の帰路に向けて早めに就寝しました。
東北旅レポート帰路編へつづく・・・
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
-
-
今月19日、神戸港に入港してきた海技教育機構の練習帆船「海王丸」。
1989年12月9日の初入港から数えて100回目の神戸港入港です。
神戸港開港150年の年に贈呈されたオリジナルのラットガード。やや変形しているようですが使われています。
寄港100回記念のイベントとしてバックヤードツアーが行われたようで珍しく岸壁にコーンが置かれていました。
港内では帆を張った姿を見ることは出来ませんが帆船ならではの光景を近くで見てみたいものですね。
今月25日(金)午後2時に次の航海練習のため出港予定です。
久しぶりに高浜岸壁から東方向を見ると建物の建設工事の様子が見えました。神戸港第2突堤で工事が進む「神戸アリーナプロジェクト」で、2025年4月オープンをめざして1万人収容の最新型のアリーナ建設が進められているとのことです。
神戸港も日々変わりつつあるのですね。 -
青森・津軽鉄道の津軽中里駅へ。今年2月18日以来約半年ぶりに訪れました。
走れメロス号が停車中
その後ストーブ列車が入線!
駅構内のホームに立ち入るため入場券を購入
今年の「開運入場券」です。
客車を牽引する機関車には初めて出会えました(2月に訪れた時には修理中でした)
「DD352」
この日は青森も30℃超え。エンジン扉が開放されていました。
無事復帰して何よりです。
冬場はだるまストーブを積んで走る「オハ462」
連結部
後部の「オハフ331」
ホームには涼しげな風鈴もありました。
駅に直結したビル「駅ナカにぎわい空間」では毎月第1土曜日に「中泊大集合市」が開かれているそうです。ちょうど訪れた日が開催日でした。
様々なステージイベントなど催しが開かれる中、地元の手造り料理も味わえます。
お腹も空いたので「赤めし」を購入
ご飯にみょうがやきゅうりの漬物が混ぜ込まれた素朴なものですが、酢加減程よくあっさりして夏場向きのご飯。
それと麺の食べ合わせ
津軽煮干し中華そばを注文。これまたいいお味でした(^^)
この津軽中里駅構内には人形芝居小屋があり「金多豆蔵(きんたまめじょ)人形ショー」が上演されています。
津軽伝統人形芝居で地元中泊町の無形民俗文化財です。
毎月第1土曜日に2回上演されています。
2月に観ることが出来ず今度こそと思ったのですが時間が合わずでした。
金多と豆蔵によるかけ合い漫才のほか、津軽民謡にあわせた人形の手踊りなどいくつかの演目があるようです。津軽弁で上演される津軽伝統の人形芝居、次こそは観なければ!無理を言って人形たちに会わせてもらいました。
このあとも津軽旅は続きます。東北旅レポートつづく・・・ -
津軽金山焼の窯元のあとは青森県五所川原市特産の「赤~いりんご」の普及活動を行っている株式会社アグリコミュニケーションズ津軽を訪ねました。六次産業化事業を中心とした町おこし会社として設立された会社で、機能性植物の栽培から加工、商品開発、販売などを行っています。
この「赤~いりんご」ですが、扱っているりんご果肉が赤いのです。それが「御所川原(ごしょがわら)」という五所川原特産の品種で、戦前から品種を育成、改良を続け1996年(平成8年)に誕生した五所川原市外に苗木を持ち出せない特産品です。外観は淡紅色ですが果肉が赤いのです。成熟期は9月下旬ですが、この時期のものは渋みがあり、酸味が強く固くて生食ではなく加工用に回されます。
その後生食にも向いた品種を「御所川原」と「王林」を交配させ、2016年に誕生した品種が「栄紅(えいこう)」。果皮は濃赤色で10月下旬から11月上旬に収穫される晩生種。成熟度の選別が難しく生食用に出回るのは極わずかという超稀少品種だそう。
そしてもう一つが2018年に品種登録された「レッドキュー」。
「御所川原」と「金星」を交配させて誕生した品種で9月上旬から中旬にかけて収穫される早生種。収穫直後特有の渋みも少なくもぎたてを美味しく食べられる品種です。
どれも果肉まで赤いりんごですが、鮮度保持処理されたりんごが時間の経過と共に紫色に変わる現象が起きるそう。アグリコミュニケーションズ津軽代表取締役の宮田健さんの話によれば、「りんごの果肉が赤いのは酸のおかげ。その酸が抜けると紫色になるのです。りんごの中で化学変化が起きているのです」とのこと。この赤や紫の色こそポリフェノールの一種「アントシアニン」なのです。
事務所横の農園ではりんごが栽培されています。
青森もこの日は30℃を超える蒸し暑さ!
その中で摘果という未成熟の果実を摘み取る剪定作業が行われていました(摘果された実も加工用に使われます)
宮田さんの帽子に付いているのは「オニヤンマ君」という蜂よけグッズ。蜂の天敵グッズ左右2匹付けていました。農園での作業は「実」も「身」も守らねばということです。
「赤~いりんご」を使った加工品はジュースやりんごチップス、紅茶のほか自社製造のりんご果実エキスなどを使った化粧水やサプリメントなど沢山あります。
「AKARIN5(あかりんご)」という商品名のシリーズ製品
りんごの果肉でつくったバラ
りんごでつくったストロー!
ストローは使い終わったらそのまま食べられます!
「アグリコミュニケーションズ津軽」は農業を中心とした地域連携を大切にしながら地域資源をフル活用して頑張る企業でした。
詳しくは株式会社 アグリコミュニケーションズ津軽の公式サイトをご覧ください。東北旅レポートつづく・・・
-
東北・青森旅の3日目は朝から五所川原市内を巡りました。まずは津軽金山焼(つがるかなやまやき)の窯元へ。
金山焼の展示販売、陶器作り体験のほかレストランもあり薪窯で焼くくピザや金山焼の器で食べるこだわりのソフトクリームが食べられます。
入口には「金山焼の動物園」という陶器で作った干支や動物がありました。
津軽金山焼は1000年前にこの地にあった須恵器の影響を受け、再び焼き物の産地をつくろうと1985年に窯元の松宮亮二さんが始めたものです。金山大溜池の土を原料に、釉薬を一切使わず1350度の高温でじっくりと焼き上げて硬める「焼き締め」の手法で1つ1つ個性の違う焼き物を製作しているそうです。
土は近くの大溜池から採取し精製して寝かせます。
窯場にはいくつかの窯がありました。
穴窯
たいていの窯元は火入れを年2回程度行っていますが、ここでは月に3回は火入れを行い年50回くらい行っているそうです。
「炎が見える窯」というのがありました。
この日は別の登り窯で薪を焼べる作業が行われていました。
窯に近づくだけでも相当熱い中、窯の口から炎を撮影
庭には「きづな広場」があり、仁王像や観音像が立っていました。
東日本大震災で被害に遭った福島との交流の証のようです。
阿形像(あぎょうぞう)
吽形像(うんぎょうぞう)
そして観音像
こんな立て札がありました。
すべて金山焼です。
「インカの庭」もありました。
ペルーとの陶芸交流によって製作されたようです。
店内では皿やカップ、花器など様々なものが展示販売されていました。
こんな「癒やしの指置き」も!
何か記念にと青森県の箸置きを購入
現在津軽金山焼本店では今月20日まで楽しい夏祭りが開催されています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
このあとは六次産業化事業を中心としたまちおこし会社を訪ねます。
東北旅レポートつづく・・・