岡山県美咲町にある柵原ふれあい鉱山公園に行って来ました。
ここは柵原鉱山で採石された鉱石輸送のために設けられた旧片上鉄道の吉ヶ原(きちがはら)駅舎と操車場のあった場所につくられた公園で、赤いとんがり屋根の駅舎がその入口です。
これがまたノスタルジックな駅舎で登録有形文化財に指定されているとのこと
機関車や客車、貨車など11両が保存されています
片上鉄道は片上と柵原の間33.8kmの鉄道で、途中の和気駅で山陽線に連絡していました
昭和11年に川崎車両で製造された旧国鉄量産型気動車「キハ702」
車体の長さは20mありラッシュ時に活躍したそう
前照灯や尾灯、窓に改造が加えられているそうですが独自のスタイルを保った車両です
客車「ホハフ3002」
老朽化した気動車を置き換え、機関車の効率的運用を目的に、昭和56年(1981年)に旧国鉄から購入した客車とのこと
この客車も全長は20m
車内は昔懐かしいニス塗り
別の場所に置かれた「ホハフ3004」
貨車の「ワフ102」 貨車列車の最後尾に連結され連結手や車掌が乗っていた貨物車両です
昔はよく見かけた貨車も
公園内には鉱山の坑内用電気機関車が置かれていました
パンタグラフが伸びたこんな機関車も
昭和27年(1952年)三菱電機製の「EB403」
平成3年(1991年)7月1日に全線が廃止された片上鉄道ですが、駅舎とともに線路も一部残され、コロナ禍前には保存車両を使った乗車会も月1回おこなわれていたようで。現在はまだ再開していません。
「キハ303」を模したこんなものも!
公園内には鉱山をテーマにした公園らしく昭和30年頃の鉱山の様子や鉱山町の暮らしぶりを再現した資料館があります(要入館料)
資料館前には当時採掘されていた磁鉄鉱もおかれていました
採掘場らしい設備もありました
鉱石採掘の材料の上げ下ろしや人員昇降のための「竪坑櫓レプリカ」
このあと公園内に設けられた黄福柵原駅へ移動
「柵原ふれあい鉱山公園」へのアクセスなどは『美咲町ホームページ』をご覧ください。この続きは明日(^^♪