倉敷駅から岡山駅に戻り観光列車「ラ・マル しまなみ」に乗ります

10時22分発の列車はすでに入線

「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボア」とはフランス語で「木製の旅行かばん」の意

2両編成で車両全体を旅の道具箱に見立ててドアや窓枠が旅行かばんのようなデザインになっています

元は213系車両。改造されクロ212-7004+クモロ213ー7004と車両番号が付けられています

車両は昭和62年製。連結部を覗くと日本国有鉄道の名が残っていました

車内は床張りで網棚は一部本棚に

片側は窓向きのカウンター席

もう片側は2掛けの回転式リクライニングシート(1号車と2号車で配置が逆になっています)

枕カバーは「La Malle de Bois」のロゴ入り

自転車の専用置場も設けられています

なお乗車には運賃とは別にグリーン券が必要ですが料金は1,000円とリーズナブル(リクライニングシート席を予約)

記念スタンプも置かれていました

乗車記念証に押印

葉書大の大きさで車両の写真が付いていました

フリーWi-Fi完備

昭和を感じるレトロな運転席

車内には売店があり、グッズや飲み物、デザートなどが販売されていました

記念にキーホルダーを購入
出発前にホームの鐘が鳴らされ

駅職員の皆さんの見送りを受けて出発!

ところで鉄旅の楽しみのひとつが車内での飲食

事前予約で「岡山ばらずし 旅の小箱」と「旅するせとうちスイーツBOX」が味わえます
瀬戸内の食材を豊富に使用した岡山の名物料理の2段重ねのお弁当

これで1,350円

もうひとつが列車のオリジナルボックスに入った「旅するせとうちスイーツBOX」

岡山発のフレッシュタルトのお店が岡山の旬の果物を使用して作るミニタルト5個セット(1,500円)左からみついも、みたらし、生チョコばなな、レモン、親子モモ。列車に乗らないと味わえない食後のデザートとして大満足でした!

と、言いながら実はお弁当とスイーツを食べたのは「ラ・マル」車内ではなく、前日の井原鉄道の「夢やすらぎ号」車内でした。そう、予約日を間違えて一日早い引き取りとなってしまったのです。なので写真は井原鉄道車内で撮ったものです(笑)
というわけで「ラ・マル」では岡山のクラフトビールや色々アテを食べながらの鉄旅に!

1時間20分ほどで尾道に到着

三原まで行かずここで下車

丁度お昼時ゆえ尾道ラーメンを食べに行くことに!

岡山・広島鉄旅レポートつづく・・・
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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先週金曜日の朝、郵船クルーズが運航する豪華客船「飛鳥Ⅲ(52,265㌧)」が神戸港中突堤に入ってきました。

9月23日に博多港を出て岩国を経由してのクルーズで、乗客を乗せての寄港は初

中突堤旅客ターミナル送迎デッキでは多くの飛鳥ファンが国際信号旗のUV旗(ご安航を祈るの意)を振ったり、「ようこそは飛鳥Ⅲ」と書かれた手作りの横断幕でお出迎え

また神戸観光親善大使も駆けつけ、神戸学院大吹奏楽部による歓迎演奏が行われました

ただ入港時刻が1時間以上早まったことから神戸市消防艇の歓迎放水は行われずでした

飛鳥の運航に詳しい人の話では、瀬戸内海航路を通る場合原則日中に通過しなければならないとのこと。実際前日の午後3時20分ごろに明石海峡を通過したそうです。

そして神戸沖でひと晩停泊し午前8時過ぎに入港してきました。

飛鳥Ⅲはこの日(26日)の晩に、神戸デビュークルーズとして函館や釧路、仙台を巡る9日間のクルーズに出発。10月4日に帰港し、第2弾デビュークルーズとして鹿児島、長崎、上五島を巡るクルーズに出港する予定です。そして10月13日(月)には「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」がともに午前9時神戸入港予定。Ⅱは中突堤、Ⅲはポートターミナルに着岸で2隻が揃う姿は見られませんが、出港時刻はともに同じ日の午後5時。ひょっとすると離岸後に2隻が並ぶ姿が見られるかもしれませんね!そして神戸駅前のD51(デゴイチ)のヘッドマークが「瀬戸」から「富士」に変わりました

東京と九州を結ぶ寝台特急「富士」のヘッドマーク

1964年10月1日から1985年3月14日の間、ブルートレインを引く電気機関車EF60やEF65に付けられていた丸型タイプ。このあとEF66には山型のタイプになっていました。

D51でも似合いますね! -
鉄旅の2日目は倉敷スタート!

水島臨海鉄道に乗車するため倉敷市駅へ

水島臨海鉄道はJR貨物(日本貨物鉄道)や倉敷市などが出資する第三セクター方式の鉄道路線です

倉敷市と三菱自工前を26分で結んでいます

待合場所にかえるがいました

8時03分発の三菱自工前行きに乗車

こんなヘッドマークが付いていました

車両の反対側は別デザイン

色々なデザインマンホールがあるのですね

車内の床にもマンホールデザインのシールが貼られていました

別のデザインも

こんなデザインも

9月10日の下水道の日によせて水島臨海鉄道のデザインマンホールのヘッドマークを付けて昨日(9月24日)まで記念列車を走らせていたのです

水島臨海鉄道のマンホールデザインは全5種類あってマンホールカードの無料配布もあったようです(ちなみに私はマンホールカードは集めていません)

車内はロングシート&クロスシート仕様

終点の三菱自工前までの運賃は380円

交通系ICカードは使えず券売機できっぷを購入

こんな「新マンホール設置記念1日フリーきっぷ」も販売されていました

定刻に発車。しばらくJRと並行して走ります。向こうから岡山・備前地区を走る227系「Urara(うらら)」がやってきました

車両は井原鉄道と同じく新潟鐵工製。1995年製の「MRT304」気動車です

当初は住宅の間など地べたを走っていますが

鉄橋を渡る手前あたりからは高架レールを走ります

2つ目の西富井駅では上り車両と待ち合わせ

水島臨海鉄道本社の建物

沿線には連続立体交差事業の完成を祝し「水と海と緑」をメインテーマにした作品が8人の著名な作家によって造られ展示されています。栄駅前ロータリーには風の彫刻家・新宮晋さんの「白い森」がありました
水島駅に到着

ここでも上り列車と待ち合わせ

ここで線路が左右に分かれています。実は水島臨海鉄道は乗客輸送に加えて貨物輸送事業も行っているのです。左側の線路の先はコンテナ基地のある東水島駅につながっています

右側の線路を進むと左手に海と港湾施設が見えてきました

ほどなく終点の三菱自工前に到着

ここで下車

この先に駅はありません

が、線路に車止めは無くその先にまだレールが敷かれています。そう倉敷貨物ターミナル駅がこの先にあるのです。ただこの先に進むことは出来ません。というか、てっきりこの車両がそのまま折り返すものだと思っていたらホームを離れその先に行ってしまいました。ここで大変な事実が発覚!
時刻表を見ると次の上りは9時38分!現在8時半過ぎ、つまり1時間ほど待たねば来ないのです。この日の予定は10時22分岡山発の観光列車「ラ・マル・ド・ボア しまなみ」に乗車するので9時38分発では間に合いません。そこで調べた結果、ひとつ前の水島駅8時52分発に乗れば倉敷市駅に9時15分に着くことがわかりました。しかし駅前にはバスやタクシーはいません。ということは・・・、そう歩くしかないのです。残り15分以内でひと駅歩くことに!

途中、人影のない水島ポートパークの前を通り

えっ!と驚く建物の横を通り

大汗をかいてなんとか水島駅に到着

ホームには回送車両が停まっていました
ボートレース児島のラッピング車両

三菱自工前まで乗らずにここで折り返し待ちをしなくてはいけなかったのですね。焦りました
8時52分発の倉敷市行きに乗ります

なんと、先ほど乗ってきた車両ではないですか!

帰りは整理券を取って乗車

倉敷市駅改札出口で運賃を現金払いしました

倉敷市駅からJR倉敷駅に移動し岡山駅に向かいます

岡山駅からは観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボア しまなみ」に乗ります!
岡山・広島鉄旅レポートつづく・・・ -
倉敷駅に到着すると2番ホームにトワイライトエクスプレス「瑞風」が停車していました!

JR西日本が運行する豪華周遊型の寝台列車です

列車は10両編成

先頭の10号車へと移動しましたが、ここから先は柵があり近づくことが出来ませんでした

「キサイネ」とは「キ」は気動車、「サ」は動力の無い中間車、「イ」はグリーン車よりグレードの高い一等車両、そして「ネ」は寝台車を示しています

「近ミハ」とは近畿統括本部の管轄車両で大阪にある網干総合車両所宮原支所が車両基地であることを示しています。この一両の定員はわずか6人とは!

5号車は「キラ」「ラ」はラウンジカーということですね

窓越しにちょいと覗き込み・・・

制服を着たテディベアがいました

こんなチェアとテーブルも

ずらり並んだグラス。さぞやお酒も美味しいことでしょう

乗客の皆さんはスタッフに出迎えられてここから乗車

ホーム上の改札口近くではこんな設えが

横断幕も

17時52分倉敷駅発でホームでは乗車が始まっていました

「瑞風」は憧れの列車。この日は10時22分京都を出発する山陽コースの1泊2日の行程でした。2名一室利用で旅行代金は36.5万円から。ただお金も時間もあっても予約出来ないと乗れません。その予約がなかなか取れないほどの人気列車なのです。
現在は来年3月以降の予約を受付中。
詳細は瑞風の公式サイトをご覧ください倉敷駅のホーム看板

階段

初日の鉄旅はここまで。ホテルにチェックインし街に出て夕食を楽しみました。
岡山・広島鉄旅レポートつづく・・・ -
岡山県総社市と広島県福山市を結ぶ第三セクターの井原(いばら)鉄道。総社から13時04分発の特別車両「夢やすらぎ号」に乗車!

車内はこだわりの天然ムク材がふんだんに使われた造り

ロングシートと

ボックスシートも

「夢やすらぎ号」は車内というよりも居間やティールームのようなやすらぐ部屋をイメージしてデザインされています

つり革にもこだわりが感じられます

乗車記念スタンプもありました

トイレも完備

出発してほどなく高梁(たかはし)川鉄橋を渡ります

全長716mの絵になる鉄橋です

錆びた色合いの鉄橋ですが、表面を保護するためにあえて錆びの層を作った特殊な鋼材が使われているそうです

総社から4つ目の吉備真備駅。「真備」といえば水害に見舞われた真備町は「まび」と読みますが、駅名では「まきび」と読むのですね!

途中いくつかの駅で上下線の車両がすれ違います

のどかな田園風景の中を走ります

トンネルもくぐります

県立矢掛(やかげ)高校。 「学びのフィールドが矢掛(ここ)にある」と横断幕がありました

14時09分神辺(かんなべ)駅着

JR福塩線の接続駅で1日3本は福山まで乗り入れているようです

駅舎

路線確認。ここはもう広島県のエリア

井原鉄道の券売機

総社からの運賃は1,120円

でも土日祝日限定の乗り放題切符があるのです。1,400円で乗り放題!

14時31分発に乗車して井原駅まで戻ります

14時47分着

次の目的の車両乗車まで1時間半ほどあるので駅構内散策

ここは井原鉄道最大の駅

ガラス張りのツリー状の中は・・・

何かがぶら下がっています

そう、ここはデニムの聖地と呼ばれ、日本で初めてデニム地の生産を始めた場所だそう

井原デニムをPRするブースや井原デニムを使用したジーンズやスーツ、着物、デニムバッグなどの小物類を販売しているお店もありました。

車両の前面を模した自販機もありましたよ

そしてこの日2つ目の乗車目的車両が入ってきました

ブルーの車体の「スタートレイン」

岡山県は「晴れの国」といわれ「天文王国おかやま鉄道と星空の楽しい旅を」をコンセプトにデザインされています

車内はすっきりとしたロングシートのみ

星空観察に関する車内吊り

天井には星も

星座イラスト

沿線観光素材なども描かれています

IRT355形車両。今はなき新潟鐵工所製

16時13分に出発し車両基地が見えてきました

おっと、普通車両の先に特別車両「アート列車」が!

実は井原鉄道には特別車両が4両あり、「アート列車」は車体を金色にし走る美術館というコンセプトだそう。さらにもう一両は黒い車体の「戦国車両」。地域ゆかりの武将「北条早雲」をはじめとした沿線氏族の家紋等をデザインした車両とのこと。今回は出会えませんでした。ところで井原鉄道はほとんどが高架軌道を走っています。
旧国鉄の新線計画路線でしたが途中で計画は中止に。そこで関係自治体や企業などが出資し、新線計画を引き継ぐ形で1999年1月11日に開業した第3セクター方式の鉄道です。いわば近年の新しい路線ゆえの高架鉄道で、一段高い車窓からの眺めは解放感があります。

清音(きよね)駅に到着

ここからJR線に乗り換えて倉敷に向かいます
倉敷までは伯備線でひと駅

ホームに乗り換え入場改札口がこれ

改札機は2台あり

反対側出口用とあります

改札機を通らずとも行き来出来る構造。乗客の信頼の下に設置されているのです
↓伯備線の時刻表

岡山エリアでは馴染みの黄色い115系電車がやってきました

倉敷駅に入線の際、離れたホームで手を振っている子供が目にとまりました。がその後ろに止まっているあの車両は!

この続きは次回で!
岡山·広島鉄旅レポートつづく…



