この日の宿がある津軽五所川原駅に戻ってきました。
駅舎の左手に津軽鉄道本社の建物があります。
駅の右手にはこんな建造物がありました。
五所川原の巨大な人形灯籠「立佞武多(たちねぷた)」を収めておく建物のようです。
駅前交番。雪が2mくらい積っても場所がわかるように青い看板が立っていました。
コンパクトなパトカー
駅前駐車場。1時間200円はそれなりの値段のように思いますが最大料金500円は安価かと。
路地にある飲食街
雪に埋もれた消火栓
JR五所川原駅から真っ直ぐ伸びる本通り
マンホールの蓋デザインも立佞武多
こんなデザインも
電線共同溝。マークからすると県の管理でしょうか。
この日の宿は駅から徒歩数分のところにある「ホテルサンルート五所川原」
ホテルロビーには立佞武多が飾られていました。
津軽鉄道模型も
この日は晴れて穏やかな1日でした。
翌日は雪予報で寒くなりそう。
冬の津軽旅レポートつづく・・・
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
-
-
15時54分津軽中里駅発の列車に乗車。帰りはストーブ列車ではなく普通車両。
運転席
列車を動かすのは運転士ではなく機関士なのですね
「走れメロス」の愛称が付けられた21形気動車で座席はボックスシートタイプ
車両の先頭には「津鉄文庫」なる本棚がありました。
津軽鉄道の駅は全部で12駅
春には桜で賑わう芦野公園
全線単線で唯一上下線がすれ違うことが出来る金木(かなぎ)駅に近づきます。
津軽中里行きが先に停車していました
津軽中里駅行きの列車の機関士からタブレットを受け取った駅員が踏切を渡りこちらの列車へ
機関士がタブレットを受け取ります。この時棒状のスタフを駅員に渡している筈です(そこは見えませんでした)
駅員は再び津軽中里行きの列車に戻りスタフ(棒)を機関士渡したと思われます。そして列車はそれぞれ出発。列車同士の衝突を防ぐための措置で信号とともに列車を安全に動かすための昔ながらの安全確認方法なのです。そして金木駅を出発!
次の駅は「嘉瀬」
ここにはペイントが施された列車がありました。
元SMAPの香取慎吾さんがペインティングした「キャンバス列車」
元々1997年に地元の子供達と車両にペインティングしたものでしたが、経年変化で20年後に再びペインティングされたものだそう。「しんご」の文字がありました。
津軽平野を列車は走行
津軽鉄道の収益の柱は「通学」と「観光」。コロナで遠のいていた利用者も戻ってはきていますが経営の厳しさは続いているようです。
津軽五所川原駅に戻ってきました。
駅に到着
懐かしい貨物の有蓋車「ワム」
鉄道のレールの変遷を伝える展示
駅舎の柱にもレールが使われています。
機関庫には雪を積んだ車両がありました。
改札を出て今宵の宿に向かいます。
冬の津軽旅レポートつづく・・・ -
津軽鉄道ストーブ列車に乗って終着の津軽中里駅へ到着。
私鉄では本州最北の駅。ということは私鉄では日本最北の駅です。
住所は北津軽郡中泊町。地図でいうと津軽半島のほぼ中央。ここから北西へ行くとシジミでおなじみの十三湖があります。
立派な駅舎です。
津軽五所川原への折り返しの待ち時間が少しあるので構内を散策。「駅ナカにぎわい空間」なるイベントスペースがありました。
津軽ゆかりの太宰治のねぷた
七段飾りのひな人形
津軽鉄道イメージキャラクター「つてっちー」。津軽鉄道の写真も多数展示されていました。
ここには「津軽伝統 金多豆蔵人形劇場(つがるでんとう きんたまめじょにんぎょうげきじょう)」があるのです。
なんでも金多豆蔵の名前には、人は豆々しく健康で働けば、お金が多く入り蔵が建つという意味が込められているのだそう。全編津軽弁の人形芝居、次回訪れた際に見てみたいものです。
そしてミニSL「D51 892」が展示されていました。津軽鉄道の澤田社長所有のもので借用して展示されているとのこと。かつては本物と同様にイベントなどで走っていたそうですが、現在は整備が行き届かず動かすことが出来ないようです。本物の「D51 892」は現役時代には弘前機関区や東能代機関区などで活躍。現在は弘前市内の城北公園交通広場に展示されています(公園は冬場はお休みで4月1日オープン)
子供たちも鉄道に親しみをもってもらおうとプラレールもありました。
車庫
レールやストラクチャーも
津軽中里駅には転車台がありました!
雪に埋もれて見逃すところでした。歴史的価値のある鉄道遺産を残そうと6年前にクラウドファンディングで資金を募り修理費用を捻出し保存されることになったそうです。全長20.7kmの津軽鉄道の収益は通学利用と観光利用の2本柱。人口減少や少子高齢化、車の普及で厳しい経営を強いられている中、ここにきてようやく海外からの観光客も再び訪れるようになったそうです。
ざっと1時間に1本運行されるダイヤ
15時54分発の津軽五所川原行きに乗車しますが復路は先頭の普通車。金木から先は津軽フリーパスが使えるので金木までの切符を購入し乗り込みます。
次回は復路の車窓からの様子などを掲載します。
津軽旅レポートつづく・・・ -
いよいよ14時48分発の津軽鉄道ストーブ列車に乗車。
この日は客車2両を気動車「走れメロス号」が牽引
後ろの車両に乗車。定刻に津軽五所川原駅を出発!
車内は海外からの団体観光客もいて満席。
ノスタルジィ漂う車内。見上げればこれぞ網棚!
床は木張り
そしてお目当てはこのだるまストーブ。イカの焼ける香ばしい香りが漂っていました。
乗車券は津軽中里までの運賃870円に加えストーブ列車券が必要。片道1370円の旅です。
ワゴンによる車内販売
スルメやビール・酒のほか菓子やジュース・お茶も販売されていました。
青森の地酒「如空(じょくう)」とスルメを購入
スルメは購入後アテンダントの女性が順番に焼いてくれます。
袋を開けて待っているとスルメを取りに来てくれて、焼けたら食べやすいようにちぎって袋に戻してくれます。
噛めば噛むほど旨味が口の中に広がる美味しい日本海のスルメでした。
満足満足(^^)
列車はこんな雪景色の中を走行
15時33分に終着駅の津軽中里駅に到着。私鉄では最北の駅です。
記念撮影
牽引していた気動車の「走れメロス号」2両が入換線を使って前方(津軽五所川原駅方面)に移動
客車に徐々に近づき
ゆっくりと前進そして
連結
客車はオハフ331と
オハ462
本来ならストーブ列車を牽引するのはディーゼル機関車のDD352ですが、整備中のため気動車が牽引し客車4両で運行されていました。
復路は普通車両に乗ります。出発まで津軽中里駅構内を散策。
冬の津軽旅レポートつづく・・・ -
青森空港からは11時25分発の弘前行き弘南バス(空港バス)に乗車。
車窓から見える雪景色
道路沿いに設置された柵はりんごのデザイン。流石青森。
浪岡の跨線橋。JR奥羽本線の鉄路が見えました。
約55分の乗車時間でJR弘前駅に到着
このあと12時40分発のJR五能線深浦行きに乗車します。
乗車券は弘前駅の窓口で「津軽フリーパス」を購入。2100円で2日間津軽エリアの列車やバスが利用出来ます。津軽鉄道も金木まではフリーパスエリアに含まれていて周遊するには便利でお得です(ただし津軽鉄道ストーブ列車の乗車には使えません)
JR五能線を走るGV-E400系(GV-E401形)
JR東日本初の電気式気動車。ディーゼルエンジンと発電機で電力をつくりモーターで走る車両です。
神戸の川崎重工(現川崎車両)製
車内はボックスシートとロングシートの組み合わせ
弘前から川部までは厳密には奥羽本線。ホーム手前で左側に入線。駅に着いたあと進行方向が前後入れ替わり五能線の線路を進みます。いわゆるスイッチバック。
りんご畑の向こうに岩木山が見えます
13時24分に五所川原駅に到着
五所川原駅ホーム
跨線橋の向こうに津軽鉄道の気動車が停車中
乗ってきた深浦行きが出発
津軽鉄道ホーム近くには塗装の剥げた車両や貨車の姿も
JR五所川原駅前
「五所川原」の駅名の由来は岩木川が曲がりくねって五ヶ所に川原が出来たからなのだそう。
こちらは津軽鉄道の津軽五所川原駅。すぐ隣にあるのに駅前の雪の量がJRとでえらい違いです。ロケーションとしては雪がある方が風情ありますね。
駅改札
青森といえば「ねぶた」が有名ですが、五所川原は立佞武多(たちねぶた)で有名。背の高さが最大で約22mあり、7階建てのビルの高さにも相当する巨大な山車が市中を練り歩くのだそう。
今度はまつりの季節に訪れたいものです。
駅の待合室
待合室には帽子をかぶった2代目店頭カエルのケロちゃんがいました
漫画「釣りバカ日誌」81巻で舞台になったのですね
津軽鉄道の季節列車は冬は「ストーブ列車」、夏は「風鈴列車」そして秋は「鈴虫列車」が運行されます。
跨線橋を渡って津軽鉄道のホームへ
さあいよいよ14時48分発のストーブ列車に乗ります!
冬の津軽旅レポートつづく・・・