礼文町の船泊地区にある高山植物園へ

5月から9月にかけて開園している施設で、約50種類の高山植物が季節ごとに見ることが出来る施設です

礼文島で花といえば「レブンアツモリソウ」

訪れた時には花は終わっていましたが植物園には鉢植えがありました

「レブンアツモリソウ」はラン科の女王ともいわれる礼文島の固有種です。5月下旬から6月中旬にかけて咲く花ですが、今年は咲いても花が小さかったそう。温暖化の影響が出ているのでしょうか

花が瓶の中で保管展示されていました

起伏のある園内を散策

「オニユリ」にとまるキアゲハ

「ツリガネニンジン」

「アサギリソウ」

「タカネナデシコ」

「ヒレハリソウ」

「エゾカワラナデシコ」にとまるキアゲハ

「レブンソウ」

「ネジバナ」

「チシマワレモコウ」

「ハマナス」

「ヤナギラン」

「ウドの花」

「ヒヨドリバナ」

「ハナイカリ」

礼文町のマスコットキャラクター「あつもん」がいました

このあと昼食を食べにフェリーターミナルのある香深に戻ります。途中道道40号沿いの丘の上に小さな神社がありました。

島内にはいくつかの神社がありますが、昔船泊の村は一区から六区に分かれたそうで一区にあるので一区神社のようです。
ところで礼文島内では約3500年前の縄文遺跡が次々と発掘されています。道道40号線沿いにも発掘現場がありました。人骨なども見つかっているそうですよ

フェリーターミナルのある香深に戻り昼食。稚内からのフェリーが入港してきていました

地元の漁協が運営する海鮮処「かふか」。土産物や生活用品を売るショップ(マリンストア)も併設されています

2回のレストランへ。うに丼食べました!

エゾバフンウニとキタムラサキウニの相盛!ちなみにバフンウニは餌として昆布しか食べないそうでその旨みがウニの身に付いて濃厚な味わいになっているのですね。近年ウニは海水温の上昇などでウニ自体の個体数や実入りが減っているそう。ウニ漁に出られる回数もシケなどによって減っているとか。高価な食材になっているのも仕方ありません。あ、値段はご想像にお任せします!

※追記
リスナーの方々から「値段が気になる・・・」というメッセージをいただきました。メニュー表写真載せます

1階に物販のお店がありました

ウニ採取などに欠かせない水中透視器

木製のものもありました。ウニもですが道具も高価です

コンビニ&スーパー的なお店ですが営業時間は意外に短いのですね

礼文町のマンホール蓋。ラン科の女王といわれる「レブンアツモリソウ」がデザインされています

予報通り午後にザーッと雨が降りました。ちょうど食事中でした。このあとは礼文島南部の桃岩展望台からキンパイの谷までトレイルコースを歩きます。雨だけが気がかりです
利尻・礼文旅レポートつづく・・・
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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アメリカのヴィラ・ヴィ・レジデンスが運航するクルーズ客船「ヴィラ・ヴィ・オデッセイ」が神戸初入港!

昨日の朝8時にポートターミナル(第4突堤)やってきました

総トン数24,344㌧、全長195.82m、乗客定員650人の長期滞在型のクルーズ船です

大きさからすると小型のクルーズ船です

現在はバハマ船籍ですが、もともとは1993年に建造された「クラウン・ダイナスティ」と呼ばれていた船で、運航会社が変わるごとに様々な船名で呼ばれていました。2023年にヴィラ・ヴィ・レジデンスが購入し、大規模改修が行われたあと去年から「ヴィラ・ヴィ・オデッセイ」として運航されています

今回のクルーズは日本・フィリピン海をめぐる95日間の旅で、8月7日に函館を出港し11月9日のケアンズまで31の港に立ち寄るクルーズとのこと。
明日の夜8時に次の寄港地である高知に向けて出港予定です

お時間のある方は出港の見送りにお出掛けください

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礼文島香深港に到着後、最北の岬であるスコトン岬へ。礼文島は利尻島のようにぐるりと周回する道がなく、車が通行できる道は島の東側の南北の道道40号線だけです。その道の途中に日食観測記念モニュメントが建っています。1948年5月9日に礼文島でわずか1秒だけ金環日食が観測されたそうで、その際アメリカと日本の科学者が合同で調査したという記念碑とのこと

礼文島は日本海に位置する最北の離島で北海道稚内市から西へ約60㎞に位置しています

この日はあいにくの曇り空。うっすら本土が見えたような・・・

「花の浮島」とも呼ばれる礼文島ですが、地名はアイヌ語の「レプン・シリ」、沖の島という意味からきているそう

北部には背の高い樹木などはなく草原の光景が広がっていました

スコトン漁港

香深港フェリーターミナルから車で約40分でスコトン岬に到着。スコトンは漢字表記では「須古頓」と書きますが、アイヌ語で「シコトン・トマリ」、「大きな谷にある入江」という意味だそう

岬の先にトド島という無人島が見えます

岬の先端まで下りました。晴れた日にはサハリンまで見えるそうですがこの日は見えずでした

最北限の岬で記念撮影。強い風が吹いていました

岩礁には沢山の海鳥がいました

礼文島の最北ですが、緯度では稚内の方がわずかに最北地となるようです

そんな最北の島の先端近くに民宿もあるのです。期間限定営業の調理場付き素泊まり宿とか・・・

岬の先端までは歩道が整備されています

その途中でみかけた「キタノコギリソウ」

「ツリガネニンジン」

「エゾカワラナデシコ」

キアゲハもいました

この日はそれほどでもありませんでしたが常に強い風が吹いている場所なのです

礼文島は太古の昔に大陸から切り離された島とのことで奇跡的な自然が残されている貴重な島なのです。国立公園であると同時に「低潮線保全区域」が指定されています

礼文島の北部は角のような2つの岬がありますが、西側の金田ノ岬方面が見えました

売店脇にはこんな展望デッキも
最北限のトイレ。最北端は稚内市ゆえ礼文島は最北限という表記を使っています

売店では土産物などが売られているほか食事も出来る施設になっていました
利尻といえば昆布。店内では「昆布ソフト」なるソフトクリームもありましたが、私が買ったのは「昆布もち」

甘しょっぱい、昆布の風味もある餅で美味しい!オブラートに包まれているので食べやすいのですが、やや歯にひっつくので入れ歯の方はご注意を!
オススメの一品です!

島内を走る路線バス。去年(2024年)に利尻礼文サロベツ国立公園指定50周年を迎えラッピングバスが走っています

スコトン岬から車で10分ほど南下したところに澄海(すかい)岬があります

駐車場から歩いて3分ほどのところにある岬です

澄んだ青い海が見られる西海岸の観光スポット

断崖絶壁の景観

火成岩で岩が冷え収縮して形成される柱状節理ですが、ここでは縦にも横にもある姿が見えました

澄海岬からの眺め

海岸線の岩場には海鳥たちがいました

礼文島北部の地図

駐車場には売店や

トイレもあります

ここは西上泊漁港のあるところ

看板にはレブンアツモリソウがデザインされていました

澄海岬までの道にも草花が咲いていました
「ツリガネニンジン」「ハクサンシャジン」とも呼ばれています

「チシマリンドウ」

そしてこんなベンチもありました。リボンシトロンの瓶ケースに木工ボードで造られたチェア

そういえば澄海岬を訪れた時間がちょうど正午で、サウンドオブミュージックの映画でもおなじみの「エーデルワイス」の曲が拡声スピーカーから流れていました。礼文島ではエーデルワイスの仲間である「レブンウスユキソウ」が咲いているそうですが生の花を見られるでしょうか。
このあとは北部東側に移動して高山植物園に立ち寄ります!
利尻・礼文旅レポートつづく・・・ -
宿泊は利尻島で一番栄えた鴛泊(おしどまり)地区にあるホテルに宿泊。この日はちょうど地区の夏まつりの日でした!

島中の人が集まっているのではないかと思うほどの人人人!

ステージでは子供たち向けの抽選会、会場テントではウニ丼や魚介類の焼き物屋台、特産物の格安販売などが行われていました

この時期は島内それぞれの地区で夏まつりが開かれたようです。道路に横断幕が掲げられていました

街中の街灯は黄色い花の形をしています。利尻島の固有種である「リシリヒナゲシ」の花をモチーフにしたもの

下水道マンホール蓋。利尻山にリシリヒナゲシがデザインされています

この時期アジサイも咲いていました!

夕方の海岸を散策

右手に見える岩山は「ペシ岬」。鴛泊港を象徴する標高90mほどの高さがあります。「灯台山」や「ゴリラ岩」とも呼ばれているそう

この角度で見ると確かにゴリラのよう。ただ電柱が邪魔ですね(笑)

夕食時間になりホテルへ戻ります

色々な海鮮が味わえる夕食メニュー

和食膳メニュー

やはりコレですね!

生ウニの利尻沖海洋深層水流し

蛸しゃぶ

ここでもやはりサッポロクラシックでした

食事を終えて部屋に戻る際のエレベーター内にこんな案内がありました

迷わず屋上へ!

頭上には満天の星!当初の天気予報は雨予報でしたが夜も晴れました!

この日は月齢9.3で半月以上の月明りがありましたが利尻山の上空の星空を見ることが出来ました!

利尻・礼文旅レポートつづく・・・ -
利尻島は丸い形をした周囲約60kmの島。利尻空港から反時計回りで観光。まずは西側にあるカムイテラスへ

海に向かって展望テラスが突き出ています

ここからは荒々しい溶岩で出来た海岸線を間近に見ることが出来ます

ここは絶景の夕陽スポットだそう

小高い丘の上からの見晴らしはよさそう

ここからも利尻富士は見えますが相変わらず頂上は見えず

ここにはこんな建物が建っています

2022年に開設されたカムイウイスキー蒸留所。日本最北のウイスキー蒸留所です。なんでもアメリカの起業家がこの地に惚れ込んで始めたそう。残念ながらこの日は開いていませんでした

「寝熊の岩」利尻・礼文両島とも熊はいませんが熊が寝ているように見える岩があるのです

「北のいつくしま弁天宮」

昔嵐の中で難破しかけていた船が、弁天さまの加護により難を逃れたことを受けて建てられたそうです。四方を向いている珍しい弁天さんです

海抜9mの道路。冬場は雪に覆われるのでしょう。車道と歩道の境を示す矢印が頭上に連なっています

島の南に位置する「オタトマリ沼」へ

沼の周囲約1kmの散策路がある利尻島最大の湖沼

日本最北限のアカエゾマツの原生林が広がっています

多くのカモメがいましたよ

湖畔にある売店

浜焼のホタテがありました

喉の渇きと小腹を満たしました

何度か訪れている人がつぶやいていました。「昔はもっと身が大きかったような・・・」と

漁で獲った昆布を干しているところを通りました

「ひなげしの里」なる看板を発見。昆布の干場に淡い黄色のリシリヒナゲシが咲くことから「ひなげしの里」と呼ばれているのだそう
島の北部の鴛泊(おしどまり)にほど近い「姫沼園地」へ
原生林に囲まれた周囲800mの湖で、海の漁業とは別にヒメマス養殖を行っていたことから「姫沼」と名付けられたそう。現在は養殖漁業は行われていません

様々な花が見られる場所として人気のスポット

国立公園内ゆえに写真は撮っても問題ありませんが、触ったり花や実をを摘んだりすることは犯罪になります

整備された木道を歩きます

「エゾヨモギギク」

三枚葉の「ツタウルシ」 触れたら皮膚がかぶれる危険な植物です

「ヤマハハコ」

「キンミズヒキ」

「エゾゴマナ」

「ヤマブドウ」

「エゾマツのマツボックリ」。細長い形が特徴。ちなみにトドマツのマツボックリは地面に落ちると粉々になってしまうそうです

「クルマバツバクネソウ」

湖畔の光景

原生林の風景も

倒木から新たな芽が出てきています。倒れた木を土台に新しい世代の木が育つことを「倒木更新」というそうです

湖畔にたたずむカワウ

木に穴が開いていました

キツツキの仲間のコゲラが開けた穴だそう

下の方は最近開けられたものだそう

湖畔をちょうど一周したころ、利尻山の頂上の雲が取れました!

標高1,721mの日本最北の国立公園のシンボル

湖面に映り込む姿も美しい光景です

利尻・礼文離島旅レポートつづく・・・



