「ウエストエクスプレス銀河」は最後のおもてなし停車駅の海南駅を出発。次の停車駅はきのくに線(紀勢線)の終着駅である和歌山駅。

ここでは夕食用の弁当の積み込み作業のため10分ほど停車。その間に往路で買えなかった「懐鉄入場券」を購入しようと窓口に行ったのですが、なんと「午後3時で販売は終了しました」とのこと。この駅には販売時間があるようで入手は果たせませんでした(泣)

駅員の方々に見送られて出発

また改めて訪れることにします。

車内で配られた夕食弁当

ホテルグランヴィア和歌山の特製「紀州味づくし みくまの弁当」

「みくまの」とは紀南地方および熊野三山表わす言葉だそう。特急銀河で訪れた想い出の地を弁当と共に振り返り、帰りの車内でも存分に和歌山の旅を愉しんでくださいとの思いが込められています。

和歌山からは阪和線を走行。関西空港への玄関口「日根野」に到着

時間調整で停車中に和歌山行きの「パンダくろしお」が入線

天王寺から環状線を走り西九条で一時停車

そして東海道線の支線を通り一気に新大阪駅へ向かいます

工事中のうめきた(大阪駅北地区)脇を走行。

今年の2月にはこの路線は地下化され新駅が開業予定。この景色が車窓から見られるのもあとわずかです。

そして新大阪駅に到着

京都まで行きたかったのですが翌早朝からの仕事のこともあり新大阪駅で下車。

京都線内で線路に人が入ったとかでダイヤが乱れ7分遅れの到着となりました。

ダイヤの乱れといえば、この日は東海道新幹線で架線トラブルがあった日。特急券の払い戻しを受けたりする人で窓口には行列が出来ていました。

8番ホームに移動して新快速で神戸へ向かいます。

到着が遅れてはいましたが新大阪以西は通常の速度で走行。約半日ゆっくりしたスピードで銀河に揺られていたので新快速電車の速度に「めっちゃ早い!」と感じました(笑)
3日間の「ウエストエクスプレス銀河で行く紀南への旅」。15回にわたるレポートにお付き合いいただきありがとうございました。
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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印南駅を出発して最後のおもてなし駅になる海南駅に向かいます。途中丘陵地帯に風力発電施設が見えました。

風の通り道になっているのでしょう。

1時間15分ほど走って17時15分に海南駅に到着。

ウエルカムボードがありました。

英語バーションも!

この日は12月18日。クリスマスも近いということもあって海南市のPRキャラクター「海ニャン」はサンタ衣裳でお出迎えしてくれました。

海南市は「みかん・お菓子発祥の地」だそうで、お菓子と「たちばなとお菓子のものがたり」の冊子がプレゼントされました。

駅構内にはお酒をはじめ特産品などの販売ブースがありました。気になったのがたわし。

2022年に創業100周年を迎えた中西富一工房製

手で握ってめちゃくちゃ感触が良いので思わず購入。癒やし用にもなりそう。ただ身体用ではなく、あくまでごぼうや大根などの根菜洗い用にと買いました。

そして銀河乗車の記念にと紀州材ヒノキを使ったオリジナルコースターを購入。1つ1650円!値段を確かめずにレジに持っていって思わず「えっ、」と声が出てしましました(汗)

発車まで少し時間があったので駅前へ出てみました。

すると駅前にはド派手な車が3台展示されていました。

和歌山で活動する小西ステッカー工房制作の「和歌山仕様痛車」展示で、痛車制作やカッティングステッカー制作、痛車コスプレイベントや痛車オフ会などをやっている団体だそう。

ウエストエクスプレズ銀河の停車にあわせて展示されていたようです。

陽も沈みすっかり夜になった18時13分に海南駅を出発

このあとは和歌山駅に停車予定。つづく・・・ -
紀伊田辺駅を出発。

冬の陽射しを浴びながら海岸部を走行

印南駅に到着

かえるの顔形をした橋が見えました!

印南町のシンボル「かえる橋」だそう。

5つの”かえる“にひっかけてネーミングされているのですね。

駅に停車中の銀河

印南町内には熊野王子が4ヶ所に鎮座しているそうですよ。

印南駅舎

ローカル駅舎らしい建物です

駅の待合室にはピアノがありその上にもかえるがいました。

大きなかえるです

平面や立体、パフォーマンスなどジャンルを問わず様々な表現活動をしているアーティストの松下太紀さんの作品。説明文によると「かえる橋に『長ぐつを持った女の子の銅像』があります。今印南駅にお邪魔しているカエルくん2体は、その女の子に『靴のお返しを届けてあげたい』と思って作った作品」だそう。優しさのこもった作品でした。

出発時刻が近づき列車に戻ります。

4号車のフリースペース「遊星」では観光PRコーナーが設けられ「さばコロッケ」なるものを試食させてもらいました。

和歌山県日高町で水揚げされたさばと北海道産のじゃがいもを使用

さばを紀州南高梅の梅酢としょうがを混ぜて南蛮漬けにし、北海道産のじゃがいもと合わせてコロッケにしたもの。

町内では学校給食やスーパーなどで流通しているそうです。

しっかりした味付けで何も付けずとも美味しく、魚の臭みなども無いので魚嫌いな子供でも食べられる美味しいコロッケでした。大人はビールのアテに良いなぁと思いました(^^)

そうこうしているうちに列車は出発。車窓からかえる橋にバイバイ!

このあとはおもてなし停車駅の海南駅に向かいます。1時間ちょっとの移動。つづく・・・ -
「ウエストエクスプレス銀河」で紀南の旅レポート。少し日にちが空きましたが第12回は周参見を出発して紀伊田辺までの旅日記。

14時00分に周参見駅を出発。出発から30分ほどして白浜に到着。

改札口には密状態のパンダが!よく見るとカモノハシのイコちゃんも(笑)

白浜といえばアドベンチャーワールドですね。

停車の間に「懐鉄入場券」を購入。和歌山県内では白浜駅と和歌山駅で扱っています。

車内に戻り車窓をみると特急「くろしお」が入線中。

その向こうに停まっていたのは親子パンダ列車

新宮方面に向けて出発していきました。

銀河も出発。

15時01分に紀伊田辺に到着。

25分ほどの停車時間があり駅前を散策

駅前商店街の通り

駅前には大きな弁慶像がありました。

武蔵坊弁慶は田辺生まれだったのですね。

立派な彫刻像です。

運賃表を見ると紀伊勝浦までと和歌山までがともに1690円。紀伊田辺はちょうど中間になるのですね。

車内でみかんをいただきました。和歌山はみかんの里ですから。

15時25分に紀伊田辺駅を出発。次のおもてなし停車駅は海南駅ですが、その前に面白い構造物がある駅に停車。それは次回に。 -
きのくに線(紀勢本線)周参見駅とすさみ海水浴場の間にある観光案内所。元々は警察署の建物だったそう。

奥には留置場がそのまま残っています

中に入ることが出来ます

入場可能な場所になっています。

あえてこうした衣裳?も掛けてありました(笑)

取調室だった部屋でしょうか

ここはコワーキングスペースとして貸し出されています

この案内所は旅行に訪れた人の最初に立ち寄る場所としての機能を果たすこと、そして元警察署だったことから「FRONT 110(ふろんとイチイチマル)」と名付けられています。海レジャーやキャンプ、バーベキューなどの利用案内もここで行われています。

建物2階には休憩も出来るフリースペースや

屋上デッキも整備されています。

周参見駅外観

「周参見」と書いて「すさみ」と読むのですね。

近畿の駅百選にも選ばれています。

ホームは改札口のある単式+島式で1番線から3番線まであります。

ホームの改札口近くに温度計がありました。

「寒さ料お返しします」との表示。なんでも泊まった日の朝7時の気温が1度未満なら次回宿泊を半額に割り引くというすさみ町観光協会の恒例企画だそう。

懐かしの液体温度計。残念ながらこの日(12月18日)の気温は10度に届かない程度で割と温かでした。

緊急時に役立てられるラジオ

ここにはレンタサイクルもあります。

駅構内には物販コーナーが設けられ「レタスの美味たれ」なるドレッシングが売られていました。すさみ町はレタス栽培発祥の地だそうです。

そして「銀河オリジナルブレンド」なる珈琲が販売されていました。

ドリップ式5袋入りを購入

銀河デザインとなるとつい手が出てしまいます。

きのくに線には自転車を積んで乗れる列車「サイクルトレイン」が走っています。ホーム階段には自転車用のレールも敷かれています。

3番線に停車中の銀河

その後方のにはバネ式のスプリングポイントがありました。

バネの力で常に一定の方向に固定されていますが、通過の際に列車の車輪で押しつけることでどちらの方向からでもスムーズに切り替わる構造のもの。反対側に押しつけられても通過後はバネの力でまた元の位置に戻るようになっています。

駅名表示板。潮風に当たっている分、腐食も進んでいました。

そして14時00分に出発

地元の方々に見送られて出発

次の停車駅は紀伊田辺。1時間ほどの移動です。
後日につづく・・・



