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三上公也の朝は恋人

番組内容

懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。

  • 2024年7月31日(水) 03時11分 芸能文化

    奄美大島旅レポート~大島紬村へ

    奄美大島の伝統工芸品といえば「大島紬」もそのひとつ。紬の製造工程を学びに大島紬村へ行きました。

    入口にどこかで見た狸がいました

    まずは泥染め技術保存館へ

    染織工房

    シャリンバイ(車輪梅)の木を細かくチップ状にしたものを大きな釜で約12時間に出した染料で白い絹糸を染めていきます。

    白絹糸を20回から80回染めていくことで、シャリンバイに含まれるタンニンで茶褐色に染まっていきます

    泥田の中でシャリンバイ染めをした絹糸をもみ込んで染めていきます。

    この工程によって鉄分を含む粒子が絹糸をしなやかに、かつ艶のある大島紬特有の黒色に仕上がるのです。

    締機(しめばた)という技術で絣(かすり)模様を図案通りに絹糸を締めて絣莚(かすりむしろ)をつくります。

    泥染をしたかすりむしろに締め込んで染まらなかった部分に摺り込み染織を施します

    染織を終えたらかすりむしろを解いて手織りの機に糸をかけるまでの作業を行います。

    染め上げて加工を施した絹糸を高機(たかばた)で織り上げていきます。柄模様を構成する縦糸と横糸の数百万~一千万個にも及ぶ細かい点と点ひとつひとつ結び合わせて織り上げていくという、気の遠くなるような工程を繰り返しながら美しい模様を織り出していくのです。

    精巧で緻密な手作業工程を経て仕上がるのですね。

    展示販売サロンがある建物の屋根には紬柄の模様がありました。

    大島紬村は亜熱帯植物庭園にもなっています。

    ハイビスカス

    アリアケカズラ

    モミジバヒルガオ

    他にもいろいろな木々がありました。
    大島紬村の公式サイトはこちら
    このあとは奄美パークと田中一村記念美術館へ向かいます。
    奄美大島旅レポートつづく・・・

  • 2024年7月28日(日) 10時55分

    奄美大島旅レポート~島の中部・南部の海岸や滝めぐり

    奄美大島2日目は島の南部を中心に観光。名瀬港近くのホテルを出発し、まずは東シナ海に面した大浜海浜公園へ。

    目の前に広がる海岸。うっすらと横当島が見えました。

    ウミガメの産卵場所でもある大浜ビーチ

    沖を行く奄美アイランドラインのフェリー。東シナ海に沈む夕陽が見られる絶景スポットだそう。

    浜に漂着し積もったサンゴの欠片

    広々とした園内にはソテツやヤシなど南国特有の木々がありました。

    大きな「ガジュマル」

    奄美ではケンムンという妖精が住むといわれているそう

    「アダン」。パイナップルのような形の実は食べられないことはないそうですが、ほとんどが繊維質で食には向かないとのこと。

    花が鳥の頭のように見える「ゴクラクチョウカ」

    ハイビスカス(ブッソウゲ)

    海辺に咲く「ハマユウ」も咲いていました

    再び国道58号線に戻り太平洋側へ

    奄美大島のほぼ中央にあるマングローブ原生林。国内では西表島仲間川に次ぐ2番目に広いマングローブ林。

    カヌー体験なども出来るそうですよ

    マングローブ原生林にほど近い場所にある「奄美大島世界遺産センター」へ。一昨年の7月にオープンした施設。

    奄美大島の世界自然遺産の森とそこに棲む生き物を実際にフィールドを歩いているように体感・観察できる施設

    奄美・沖縄世界自然遺産登録から3年を迎えた26日には記念イベントが開かれたようです

    館内にこんなガチャがありました。物珍しさはありましたが流石に買わず

    昼食はすぐ隣にある島の交流拠点でもある「道の駅奄美大島住用(すみよう)」へ

    ランチは生マグロ丼と

    もずくのかき揚げ

    奄美大島を縦断する国道58号線ですが、起点はか鹿児島県鹿児島市内で、種子島、奄美大島を経由して沖縄県那覇市に至る一般国道です。フェリーで結ばれている海上航路も国道扱いになっていて、総延長は881.9㎞ある長さ日本一の国道です。その途中にあるのが道の駅で他の硬券タイプの道の駅きっぷと違いこんな記念指定券が売られていました。

    奄美大島住用の九州沖縄ブロック「道の駅」連絡船記念指定券がこれ。九州沖縄ブロックだけで152駅あるそうです。

    島内には鉄道はなく路線バスが走っていますが、バス停標識が本土に比べて低いのです。台風襲来が多いための対応でしょうか。

    住用町からさらに南下しホノホシ海岸へ。山に囲まれた公園のような広場を海に向かって歩きます。

    太平洋に面した海岸

    「ホノホシ」とは昔漁師が大島海峡と外海のこの地を船を担いで移動したことから「船越し」といわれ、それがなまったといわれているそうです。

    誰が並べたのか「♡AMAMI」の文字

    この海岸の特徴は砂浜ではなく石がゴロゴロと転がっていることです

    太平洋の荒波に削られて出来た丸石が敷き詰められています。つい持って帰りたくなりますが玉石の無断持ち出しは出来ません。

    すぐそばにエメラルドグリーンの池がありたくさんの電柱が建っていました。どうやら海老の養殖場跡のようです。

    このあとは大島海峡が見渡せる油井岳展望台へ

    大島本島と加計呂麻島の間に横たわる大島海峡

    美しいリアス式海岸。請島(うけじま)とその奥に徳之島も見えました

    目の前に広がる太平洋

    周囲の木々からアカショウビンの鳴き声が聞こえました。このあたりは希少な生き物や植物が分布していますが無断で採取したりしてはいけません。

    ハブにも注意です

    夜は特にアマミノクロウサギにも注意が必要で、車での事故が無いよう注意を呼び掛けています。

    そしてこの日最後に訪れたのは「アランガチの滝」

    宇検村(うけんむら)にある落差30mの滝

    二筋に分かれて流れる滝で涼しげですが実は暑かった(>_<)

    滝へに道の途中でこんな花を見かけました。「フウリンブッソウゲ」だそう。

    南の島ならではの花も見られました。
    奄美大島旅レポートつづく・・・

  • 2024年7月27日(土) 07時51分 カメラ

    奄美大島旅レポート~奄美にいる動物たちに会いにナイトツアーに参加

    奄美大島旅初日の夜は晩御飯を済ませてナイトツアーに参加。奄美固有の動物やたちに会えるというもので窓や屋根のないジープに乗って山に入っていきます。

    街灯の無い真っ暗な道を進んで行くドキドキワクワク感が堪りません。

    早速出会えたのが「アマミノクロウサギ」。丸々として可愛らしい奄美大島と徳之島だけに生息するウサギ。

    道端に出て用を足したりするので交通事故に遭うケースも多いそう。

    目を向けるのは地面ばかりではありません。電線にいたのが「ルリカケス」

    何羽か見かけましたがその名の通り羽が瑠璃色していて綺麗な鳥

    「リュウキュウコノハズク」

    フクロウの仲間で夜行性ゆえ目がパッチリ!

    「ケナガネズミ」も一瞬捉えました!細い電線の上をバランスよく駆け抜けていきました。

    写真ではよくわかりませんが、翌日訪れた奄美大島世界遺産センターに剥製がありました。長い尻尾が特徴のネズミです。

    この日は満月前日で月明かりが森を照らしていました。動物たちの撮影の際はフラッシュ撮影禁止で、ガイドが照らす懐中電灯の明かりの方向に向けてシャッターを切るというルールがあります。

    これはホタルの光跡

    このほかアマミヤマシギが飛び立つのを見かけたりアマミトゲネズミも一瞬見かけましたが写真は撮れず。ハブにも出会いませんでした。

    そして植物では「サガリバナ」を見ることが出来ました。陽が落ちる頃に花を開き、夜明けには散ってしまう一夜限りの「幻の花」とも呼ばれています。

    こんなワイルドな道も通りましたが奄美にはクマはいないとのこと。「リュウキュウイノシシ」はいるそうです。

    このほどお世話になったガイドの久保富二さん。「奄美ラビット&トミー」の代表で長年プロのエコツアーガイドをされている方。
    ハンドルを握りながら生き物を見つけてはライトを当てて詳細な説明をしてくれます。費用は3歳以上ひとり7,000円(税込)で、ツアー中(70分程度)は車から降りることはなく軽装で参加OK。久保さんはナイトツアーに限らず様々な現地ガイドをされています。
    詳しくは「奄美ラビット&トミー」の公式サイトをご覧ください。

  • 2024年7月9日(火) 03時24分 カメラ

    新長田合同庁舎内にある展示ギャラリーへ~36年前日本国内を走ったオリエント急行の写真展示

    昨日から神戸市長田区の新長田合同庁舎1階展示ギャラリーで開かれている写真展に行ってきました。

    「龍」を四つ組み合わせた漢字を書く「『テツ』をたのしむ会 写真展」

    「龍」四つを組み合わせた漢字は「語らいを楽しむ」という意味があるそうです。

    1988年秋、ヨーロッパを走る「オリエント急行」を日本まで走らせる企画があり、実際に日本各地を巡ったのでした。

    そのうち関西を走行した際の写真10枚が展示されています。

    撮影したのは池田貞暁さん。36年前にプリントしてそのまま保存されていた写真です。EF65やEF81電気機関車がオリエント急行の客車をけん引し、淀川を渡る姿などが見られます。

    このほか会のメンバーがフィルムカメラで写した日本の風景写真も展示されています。

    入場無料で会期は7月14日(日)まで、午前10時~午後6時開場

    新長田合同庁舎へはJR・神戸市営地下鉄新長田駅から南へ徒歩10分、または神戸市営地下鉄海岸線駒ヶ林駅から北へ徒歩2分

    興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。

  • 2024年7月6日(土) 07時06分 バス

    兵庫県稲美町の特産品に触れる「産地体験ツア」ーに参加してきました!

    梅雨明けを思わせる青い空の広がった昨日、神戸新聞旅行社が企画する「美味しい旬の夏野菜産地体験ツアー」に参加してきました。

    大型バスに乗り午前8時30分に神戸駅を出発。明石駅を経由して向かった先は兵庫県稲美町。神戸市・明石市と加古川市の間にあるため池の多い町です。太陽光発電施設のある池もありました。

    良質な水が豊富なことから農業も盛んにおこなわれています。最初に訪れたのは「いなみ野メロン」を栽培する井上農園。

    代表の井上孝一さんの案内でハウスへ

    ハウス内の温度が上がらないようにと屋根に日よけシートが張られていました。

    それでもハウス内の温度は50度以上!しかもメロンの木は自己防衛機能として葉や茎にトゲがあるので半袖で木の間を歩く際に肌にあたるとチクチクとしました。この中での長時間作業は大変だろうと思いました。

    ハウス内になった見事なメロン。ここでは美味しさを凝縮させるために一本の木に一果しか実らせないのだそう。苦労が伺えます。

    こんな黄色い花が咲いていました。
    稲美町でメロン栽培が始まったのが約30年前だそうで、試行錯誤を繰り返しながら現在JA兵庫南稲美町メロン部会に所属する12軒農家が栽培に携わっているそう。

    収穫を終えた隣のハウスを覗くと・・・
    日よけシートも無く、入口に立った瞬間に熱波が押し寄せました。あっという間にカメラのレンズが曇りました。まるで高温サウナ!

    ハウス内の見学の後はお待ちかねの試食タイム

    コクのある甘みの「赤肉」

    さっぱりした甘みの「青肉」

    部会ではいずれのメロンも糖度13度以上を推奨しているそう。美味しかったので赤肉の「いなみ野レッド」を購入。1.5kg玉で1,500円でした。贈答用などに用いられるもう二回り大きなメロンもありましたよ。

    「稲美町」はその名の通り稲が美しい町。豊富な水資源と、元々は山を切り開いて造られた町ということでやや小高い場所に位置します。そのため風の通り道となりため池も多いことから体感的には神戸あたりよりも涼しく感じました。

    続いて訪れたのがジェラートのお店「ジェラテリア ビッグ・ママ」

    大村農園が経営する人気のジェラート店です

    自家栽培された季節の野菜や果物をふんだんに使ったこだわりジェラート

    日替わりで10数種類並ぶ中から人気の「いちごパイ」を注文。いちごのフレーバーにサクサクとしたパイ生地が食感として楽しいジェラートでした。

    コーンとカップが選べ、シングルは480円、ダブルは600円

    お店の前では穫れたての果実や野菜の販売も(この日はツアー参加者にお土産としてブルーベリーをいただきました)

    そして稲美町産の野菜や果物、米、加工品などを販売する「にじいろふぁ~みん」へ。地元生産者の名前が記された数多くの産品が並んでいましたが、この時期人気のとうもろこし(シルクスイート)などはすでに売り切れていました。欲しいものは開店すぐに足を運んだ方が良さそうです。

    店内にラジオ関西の番組表を置いていただいております

    にじいろふぁ~みんのすぐ横にある天満大池

    立て看板によると兵庫県で最も古い池とのことですが、江戸時代には「蛸草大池」と呼ばれていたそうです。

    その天満大池では水を抜きバイパスを通す工事が行われていました。

    昼食はこれまた地元で人気の「いな美の里」へ

    ハンバーグ定食

    食べ応えのある大きなハンバーグ!美味しくペロリといただきました。

    最後に訪れたのはイチゴとトマトを栽培する「母里農園」へ

    バスを降りて農道を歩いてハウスへ向かいます。

    案内していただいた母里農園の粂田諒さん

    トマトのハウス内

    黄色い花が咲いていました。

    当初の予定ではここでトマトの収穫体験をするはずが、いまだ赤くならず収穫体験はお預け。

    いくつか色づいてきたものもありましたがごくわずか。ハウスとはいえ天候の影響があるのでしょう。

    ハウス内での管理のポイントは「水」とのこと。土表面は渇いていて、中は力強く握ると土が固まる程度の水やりにしているそう。水は与え過ぎても与えなさ過ぎてもいけないそうです。人間も植物も同じなのでしょう。

    農園では産直販売も行っていて春の苺のシーズンには賑わうそう。またミニトマトの「プチぷよ」という皮が薄くてめちゃくちゃ甘い品種があるそうで、その収穫時期になったら味わいたいものです。

    というわけでトマトの収穫体験は叶いませんでしたが、別の農家さんから分けてもらったというトマトをお土産にいただきました。

    農業の担い手である農家さんたちがいるから私たちは日々安心して野菜や果物を口にすることが出来ます。私たちに出来ることはその生産品を無駄にすることなく消費する支え手になることが明日の農業を支えることになると感じました。今は海外からの産品も売られいつでも欲しい野菜類を手に入れられますが、改めて「旬」の大切さも感じた一日でした。
    このツアーは今月8日(月)にも行われるそうです。