JR予讃線の観音寺駅から高松方面の列車に乗って比地大(ひじだい)駅に向かいます
あいにくの雨模様
7200系電車の車内
距離にして6.5㎞、2駅の移動
すぐ駅前にあるのが「Kトレインワールド」
土日祝だけ営業する私設の鉄道ミュージアムパークです
園内にはミニトレインが走るレールが敷かれています
小さな子供たちも遊べる遊具も
そして新幹線0系の前頭部先端のカバーや
無がい車「トラ」の側面
時計や信号関連グッズなどがさりげなく置かれていました
建物内に入ると巨大なジオラマがお出迎え
四国・観音寺のあたりが再現されています
「寛永通宝」の砂絵もありました
場所表示のスイッチも
頭上では蒸気機関車がシュッシュッポッポと音をたてながら汽車が走行
阿佐海岸鉄道のDMVも走っていました
運転台
ジオラマは他にも
小ぶりのNゲージ仕様のジオラマも
東京・銀座のに中心部をギュッと詰め込んだ模型
「キロ28」グリーン車の座席
蒸気機関車のプレート
その手前には実車で使われていた運転台が!
キハ58系気動車で使われていた本物
制帽・制服を身に着けて運転士気取り(笑)
窓越しに予讃線を走る電車が見えました
この「Kトレインワールド」館長の木川泰弘さんは元中学校の体育教師。実は凄い経歴を持つアスリートだったのです!
さりげなく飾られている金メダル!高校時代は陸上棒高跳びの選手として2年次と3年次にインターハイで連覇。1974年のテヘランアジア大会出場し、当時の高校日本記録の5m00を跳んで金メダルを獲得した人なのです。オリンピック参加標準記録も突破していたのですが怪我をしたためにオリンピックの最終選考会を欠場。惜しくもオリンピックの夢は叶わなかったそうです。
それでも大学卒業後は教育者の道を歩み、指導者として多くの優秀な生徒を育成してきたそうです。
そんな木川さんの鉄道好きの原点は初めて親にもらったプラレールだそう(しっかり残しているのが凄い!)
教員生活を終えた後に、それまで収集した鉄道資料を活かして子供から大人まで楽しめる夢のある場所が出来ないかと鉄道ミュージアムの建設を思い立ったそうです。同じ鉄道好きでもここまでやってしまうとは恐れ入りました。
現在館内では「東海道新幹線開通60周年」に寄せて企画展が開かれています。
新幹線模型や懐かしいブリキのおもちゃ
東海道新幹線0系の速度計
座席種別表示器なども展示されています
館内には一匹の猫がいました
駅長の「ニャー」
この日はあいにくの雨でミニトレインに乗ることは出来ませんでした
庫内には所狭しと車両が置かれていました
レールには本物の列車音に近づけリアル感を出すためのこだわりも見受けられました
ところで棒高跳びに使うポールがこんなところにありました。踏切の遮断棒になっていました(笑)
木川さんは同い年ですが体型の違いを痛感。若々しい!
またじっくりゆっくり訪れたい場所、そして出会いでした。
四国旅レポートつづく・・・