特別番組「多可町酒談義」収録
きのうの午後、兵庫県多可町の新庁舎内の大会議室で特別番組「多可町酒談義~山田錦の里で乾杯~」の収録がありました。そもそもは去年9月30日に公開の形で行われることになっていましたが台風のため順延されました。
「酒米の王者」といわれる山田錦ですが、兵庫県の生産シェアは全国の6割を占めていて兵庫県多可町は「山田錦発祥のまち」といわれます。歌手の加藤登紀子さんは多可町に縁が深く、毎年秋に町内のベルディホールで「日本酒の日コンサート」を開かれています。このほど「山田錦PR大使」にも任命され、名刺が吉田一四町長から加藤さんに手渡されました。加藤さんは26年にわたって多可町でコンサートを開き、多可町産の山田錦米で「登紀子の酒」も造られています。ご自身で「山田錦専属歌手」と宣言されています。特別町民栄誉賞も受賞されているんですよ。収録では加藤登紀子さんをはじめ、多可町の吉田一四町長、多可町文化会館顧問の奥村和恵さん(写真中央)中町山田錦部会会長の吉田継夫さん(写真右端)にご出演いただきました。行政や生産者の視点から見た山田錦の魅力や取組み、また日本酒の楽しみ方などについて話が進みました。ことお酒の話ゆえ終始和やかに。奥村さんは加藤さんとの出会いで日本酒を呑むようになったそうです。この特別番組は2月17日(日)午後4時30分から30分番組として放送します。ことしの登紀子の酒「乾杯!」にあわせて作られた新曲「乾杯!山田錦にささげる歌」も紹介する予定です。そしてきょう2月3日(日)午後2時からベルディーホールで「第26回日本酒の日コンサート」が行われます。本来なら去年の9月30日に行われる筈だったコンサートゆえに「順延バージョン」と銘打ってのコンサートです。ゲストに杉田二郎さんを迎えてのコンサートで、今回も地元で結成された「ドリームボーイズ」がコーラスで登場します!当日券もありますよ。ホールロビーには北はりま産の山田錦銘柄の酒が展示されています。登紀子の酒「乾杯!」も本数限定で販売されます。そして「多可町」といえばマイスター工房八千代の巻き寿司が有名。せっかく多可町に来たのだからと雑用係りのお手伝い。毎年2月3日の節分に向けて前日から徹夜で仕込み作業が行われています。各自の持ち場で地元の90人ほどが携わって流れ作業が進められています。具材は卵焼き、干瓢、椎茸、高野豆腐、そして縦半分に切られた大きな胡瓜。今年の製造本数はなんと1万8000本!半端ないっ!私は朝まで手伝うことが叶わず午後10時頃に帰路につきましたが、作業は夜通し続けられています。そして未明からお店の前には人の波が出来るそうです。それにしても寒い中での凄い作業を垣間見ました。
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