CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く

ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

番組内容

おバカなコーナー盛りだくさん!
ラジオの天才!バンバンが繰り広げるショータイムです!

放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。

ブログの更新は終了しました。ご愛読いただき、ありがとうございました。

  • 2017年5月24日(水) 16時03分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『ちょっと今から仕事やめてくる』

    今日紹介した 映画 は…

     ちょっと今から仕事やめてくる 

    でした!

    監督
     成島出

    主演
    福士蒼汰
    工藤阿須加
    黒木華
    森口瑤子
    池田成志

    どう考えてもちゃらけたというか軽いタイトル。
    でも内容は、かなりシビアで重い。

    結果を出せ!と常に上司(吉田鋼太郎)に怒鳴り散らされ、
    どう頑張ってもその過酷なパワハラから逃れようがないサラリーマンの青山隆(工藤阿須加)は、
    優しい先輩五十嵐美紀(黒木華)が気遣ってくれても、もう、生きる気力もない。

    ある日、ホームの端からあわや転落というところを間一髪、
    昔の同級生だったというヤマモト(福士蒼汰)に救われる。
    懐かしげに昔話をするヤマモトのことを思い出せない隆。
    アロハシャツに大阪弁、そして爽やかな笑顔を振りまくなんとも自由人のヤマモトは、一体 誰?

    彼のパワーに感化されて本来の明るさを取り戻していく隆。
    そんなある日、思いつめた顔で、霊園行のバスに乗るヤマモトを見かけた隆は、彼の謎を探ろうとする・・・。

    原作は北川恵海の60万部を超えるベストセラー。監督・脚本は「不思議な岬の物語」「ソロモンの偽証」などの、成島出。

    最初、脚本だけの担当の筈が、かつて2人の友人を自殺で亡くしたという悲しい思いから、この原作に深く共感して、監督もすることになったいう、強い思いが伝わってくる演出ぶり。

    コブクロが書き下した主題歌「心」。
    “心と生きること それが、自分の人生を変えるということを、この曲を通して感じてほしい“というコブクロからのメッセージが、心に響きます!

     おたか 

  • 2017年5月17日(水) 16時13分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『夜に生きる』

    今日紹介した 映画 は…

     夜に生きる 

    でした!

    監督
     ベン・アフレック

    主演
    ベン・アフレック
    エル・ファニング
    ゾーイ・サルダナ
    クリス・メッシーナ
    シエナ・ミラー

    デニス・ルヘインの、アメリカ探偵作家クラブのエドガー賞を受賞したベストセラー小説が原作。
    これまでに13冊の著書があり、「ミスティック・リバー」「シャッター・アイランド」は映画化され、「愛しき者はすべて去りゆく」は、2007年に「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のタイトルで映画になり、これはベン・アフレックの監督デビュー作

    ベン・アフレックといえばその後、2012年の「アルゴ」で、監督・製作・主演を務めアカデミー賞作品賞などに輝いたのはご存知の通りですが、監督として、俳優として大活躍のベン・アフレックが再びルヘインの小説を取り上げたのが、この「夜に生きる」。
    今回も、製作・監督・脚本・主演とベン・アフレックは大活躍ですが、監督をするのは5年ぶり!

    1920年~30年代、禁酒法時代のボストン。
    警察幹部の父に反発し、一匹狼として生きていこうと、幼馴染の仲間と銀行強盗をくりかえすジョー(ベン・アフレック)。

    当時、街を二分していたのがイタリア系とアイルランド系のギャング組織。でも組織には入らず、我が道を行こうとする彼。
    ところが、アイルランド系のギャングのボスの愛人エマ(シエナ・ミラー)といい仲になったところから消されそうになり、危ないところを警察に逮捕され、刑務所に入れられて、結果、命拾い。
    そして、恋人だったエマが殺されたらしいと聞かされた彼は、出所後、復讐に燃えてイタリア系ギャングの組織に入り、密造酒ビジネスでフロリダ州のタンパへ。
    そこで、ラム酒の原料の糖蜜を仕切るグラシエラ(ゾーイ・サルダナ)と出会い、本当の愛を知ることとなり・・・と、野心と度胸さえあれば権力も金も、全てが手に入るそんな時代を生き抜いた一人の男と彼を取り巻く3人の女。
    ギャングの抗争は、凄惨さを極めるノワール小説だけれど、この3人の女性をちゃんと描いているのが女性ファンにとっては嬉しい

    ただ、アメリカでは思ったほどのヒットとはならなかったようで、莫大な制作費の赤字解消には、今後の世界各国での入りが気になるところ・・・?!


     おたか 

  • 2017年5月10日(水) 16時20分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『カフェ・ソサエティ』

    今日紹介した 映画 は…

     カフェ・ソサエティ 

    でした!

    監督
     ウッディ・アレン

    主演
    ジェシー・アイゼンバーグ
    クリステン・スチュワート
    ブレイク・ライブリー
    スティーブ・カレル
    コリー・ストール

    やっぱり、ウディ・アレンはいいなぁ~。

    大ヒットした「ミッドナイト・イン・パリ」で、1920年代のゴールデンエイジのパリへ、我々を誘ってくれたウディ・アレン監督が、今度は1930年代のアメリカ、ハリウッドとニューヨークを舞台に描く、恋と人生のお話。

    “カフェ・ソサエティ”とは、夜毎、都会のオシャレなレストランやクラブに繰り出して楽しんだセレブ達の社交界のこと。
    第1次世界大戦で崩壊した古き良き時代の貴族的な社交界に代わって、新しい社交界として誕生したこのカフェ・ソサエティの人々は、1929年からの世界大恐慌やナチの手をのがれてヨーロッパからアメリカに渡ってきたアーティストたちを応援し、モダン・アートの花を開かせるのに一役買ったりもしていたらしい。

    そのカフェ・ソサエティにドップリつかり、成熟し洗練され、そして堕落していった人々。

    ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、刺激的な人生に憧れて、ニューヨークから叔父を頼ってハリウッドにやって来る。
    叔父のフィル(スティーブ・カレル)は、大スターも顧客に持つ、成功したエージェント。
    彼の秘書のヴォニーことベロニカ(クリステン・スチュアート)に惹かれたボビーは、猛アタックするも、彼女には別に恋人が。
    実はそれが誰か?というのが結構ミソで、ニューヨークに戻ってもう一人のベロニカ(ブレイク・ライブリー)に出会って結婚し、クラブの経営に勤しみ、成功を収めた彼の元に、ヴォニーが現れ・・・。

    なんだか、「ラ・ラ・ランド」みたいな展開もあり、人生にもし・・・はないのだけれど、もしあの時、ああしていたら・・・とか、こっちを選んでいたら・・・とか思うのも、人の常。

    そんな人間模様を、「地獄の黙示録」などでオスカー受賞の、光の魔術師と言われるヴィットリオ・ストラーロが、初めてデジタルカメラで撮影したというのも、話題の一つ。

    映画がトーキーになって、大スターたちが活躍したハリウッド。
    禁酒法がなくなり、ナイトクラブ全盛のニューヨーク。

    西海岸と東海岸の文化の対比も楽しい、お勧めの作品です!


     おたか 

  • 2017年5月3日(水) 16時19分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『追憶』

    今日紹介した 映画 は…

     追憶 

    でした!

    監督
     降旗康男

    主演
    岡田准一
    小栗旬
    柄本佑
    長澤まさみ
    木村文乃

    このタイトルを聞くと、あの名曲と共に1973年のシドニー・ポラック監督、バーブラ・ストライザンド、ロバート・レッドフォードの、あの「追憶」を思い出してしまうのだけれど、
    これは監督が降旗康男、カメラが木村大作という名コンビの9年ぶり16本目の日本映画。    

    不遇な境遇の少年時代を、喫茶店を営む涼子(安藤サクラ)と常連客の光男(吉岡秀隆)に見守られながら片寄せ合って過ごした3人が、25年後に再会した時、篤(岡田准一)は刑事、
    悟(柄本佑)は殺人事件の被害者、そしてその容疑者として疑われているのが啓太(小栗旬)という関係になっていた。

    3人の過去に一体何があったのか? そして25年の時を経て、交錯するそれぞれの人生。

    「駅 STATION」「居酒屋兆治」「あ・うん」など、高倉健と共に素晴らしい日本映画の歴史を作ってきた降旗・木村コンビが、岡田准一、小栗旬、柄本佑の3人に、
    安藤サクラ、長澤まさみ、木村文乃という絶妙のキャスティングを得て、
    見応えのある作品を生み出した。

    “海に沈む夕陽”を映像のテーマにしたいと、日本海側の海辺の町の中から、富山と能登半島をロケ地に選んだんだとか。
    海、夕陽、カモメ、雪、そして桜・・・、素晴らしい自然が重厚なドラマに彩を添える。

    25年ぶりに出会うことになる3人の男。
    そして、それぞれの家族。 

    かなりヘビーで凄惨な人間ドラマなのに、観終わった後には、何故か心暖かなものが残っている
    1時間39分という長さも、丁度いい。

    本当の映画人たちが、映画に愛を込めて作った、というのがよく分かる1本です!       

     

     おたか 

  • 2017年4月5日(水) 17時02分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』

    今日紹介した 映画 は…

     ジャッキー ファーストレディ 最後の使命 

    でした!

    監督
      パブロ・ラライン

    主演

    ナタリー・ポートマン
     ピーター・サースガード
     グレタ・ガーウィグ
     ビリー・クラダップ
     ジョン・ハート

    ジャッキーに扮したナタリー・ポートマンを観ると、
    今年のアカデミー賞の主演女優賞は、
    彼女にあげてもよかったんじゃないかと思うほどの、堂々の演技。
    勿論、2010年にオスカーに輝いた
    「ブラック・スワン」の時のあの衝撃には及ばないけれど・・・。
    その「ブラック・スワン」を監督した
    ダーレン・アロノフスキーがプロデューサーに回り、
    チリ出身のパブロ・ララインに監督を任せて作ったのがこの作品。

    ロイヤルファミリーの無いアメリカで、
    正にそんな位置付けで愛されているケネディ家。
    その伝説は、妻だったジャッキーによって
    演出されたものと言っても過言ではないのかもしれない。

    1963年11月22日。テキサス州ダラスで凶弾に倒れたケネディ大統領。
    就任してまだわずか2年10か月。
    その彼を、歴代大統領の中でも特別な存在にするには、
    人々の記憶に留めておくにはどうすればいいのか?

    今も、偉大と言われ人々に愛されているリンカーンに倣って、
    荘厳な葬儀で見送ること。
    その信念に基づき、悲しんでいる間もなく周りの忠告も聞かず
    セレモニーの段取りを着々と進めるジャッキー。

    けれど、近親者のみで行われたホワイトハウスの前夜式では、
    子供たちを両脇に、ふっと気を抜いた素の姿を見せ、
    一転、柩を載せた馬車と共に歩を進める葬列では神々しいまでに
    毅然とした姿を見せる。

    アメリカ合衆国第35代大統領、ジョン・F・ケネディの名は、
    妻ジャクリーンという名プロデューサーの手によって
    不滅のレジェンドとなった

    この時の可愛い女の子キャロラインが、後に駐日大使となってやってきたり、
    日本人にとっても馴染み深いケネディ家。
    その名を永遠に留める・・・、こうしてファーストレディのジャッキーは
    その最後の使命を見事に果たしたのだ。

     おたか