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ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

番組内容

おバカなコーナー盛りだくさん!
ラジオの天才!バンバンが繰り広げるショータイムです!

放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。

ブログの更新は終了しました。ご愛読いただき、ありがとうございました。

  • 2017年6月28日(水) 16時32分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『お熱いのがお好き』

    今日紹介した 映画 は…

     お熱いのがお好き 

    でした!

    監督
     ビリー・ワイルダー

    主演
     マリリン・モンロー
     トニー・カーティス
     ジャック・レモン 
     ジョージ・ラフト

    禁酒法時代のアメリカ、シカゴ。
    霊柩車を、パトカーの警官が銃撃。柩の蓋を開けてみれば中には、酒瓶がぎっしり。
    葬儀社の奥の扉を開けると、立派な専属バンドが入ったもぐり酒場。葬儀社を隠れ蓑に、ギャングはやりたい放題。

    そこのバンドのベース奏者ジェリー(ジャック・レモン)とサックス奏者ジョー(トニー・カーチス)は偶然、ギャングの血の粛清の現場を見てしまい、命を狙われることとなり、遠くに逃げねば・・・ともぐり込んだのが、フロリダに行くというバンド

    ところがこのバンド、メンバーは女性のみということで、二人は女装してダフネとジョセフィンと名乗り、集合場所へ。
    そこで出会ったのが、ウクレレ奏者で歌手のシュガー(マリリン・モンロー)
    フェロモンいっぱいの彼女に、即メロメロの二人

    行きの寝台列車から即お酒も入り、盛り上がりまくりの女子会。女同士の気安さから、サックス奏者なら誰にでも心惹かれちゃうというシュガーの恋バナに、胸躍るジョー。
    フロリダのビーチでの、大富豪に化けてのアプローチは成功するのか?

    一方、本物の大富豪オズグッドⅢ世(ジョー・E ・ブラウン)に惚れられてしまったダフネことジェリー。
    そんな時、あろうことかボス(ジョージ・ラフト)をはじめギャング達が“イタリアオペラ愛好会”を隠れ蓑に、会議をする為、楽団が滞在し仕事をしているホテルへ。
    身の危険を察知した二人は、オズグッドⅢ世の力を借りてシュガーも共に逃げ出そうとする・・・・・。

    このドタバタ劇を締めくくるのが“NOBODY‘S PERFECT”という例のセリフ
    ダフネにご執心のオズグッドⅢ世からの求婚に、結婚できない理由を述べるも動じず、遂にウイッグを取り“男だからだ!”と告白した時に、満面の笑みを浮かべた富豪が言うセリフ!
    ビリー・ワイルダー監督もお気に入りのフレーズだったようで、彼の墓碑銘にも使われています。
    曰く“I’M A WRITER BUT THEN  NOBODY’S PERFECT”

    ジャック・レモンとトニー・カーチスの女装がグロテスクにならないようにとモノクロで撮られたこの作品。
    マリリン・モンローはカラーじゃないと、大いに怒ったそうですが、彼女は十分チャーミングだし、二人の女装もそこそこだし、何より逆にいつ観ても古く感じられないのが、素晴らしい映画で~す!

     

     おたか 

  • 2017年6月21日(水) 16時15分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『ニゲロン』

    今日紹介した 映画 は…

     大災獣 ニゲロン 

    でした!

    監督
     岡誠

    出演
     岡本拓朗   橋爪未萠里
     山口尋美   土性正照
     原敏一    下村和寿
     掛江つばさ  酒井渚羽
     藤井祥平   SOEZIMAX
     梶田一成   吉岡幹夫

     

    6月24日(土)~30日(金)、ハーバーランドにある映画館“OSシネマズ神戸ハーバーランド”での上映が決まった!すごい!
    映画を作りたいとか、映画に出たいとか思う人々にとって、その作品が期間限定とはいえ、大手の有名映画館で、上映されるということは、正に夢のようなお話。
    間もなく、あのジャック・スパロウが帰って来る同じスクリーンで、ロビーには、ミニオンと並んでニゲロンが飾られているらしい、そんな劇場での上映。
    1日2回なので、是非お見逃しなく!

    300年に一度、カンベ市に現れるという災獣ニゲロン。今、まさに海から上陸しようとするニゲロン、町は、人々は大丈夫なのか?

    実は古来より、ニゲロンを鎮める役目を持った一家がいて、今やお決まりの親子の確執、コミュニケーション不足でバラバラのこの一家、けれど、何故か蛙のかぶり物をかぶると、パワー全開!
    これは、蛙と蛇となめくじの三すくみからくるキャラクター設定なのかと思いきや、プロデューサーの岡田誠司さんによると、“にげろ にげろ”→“ゲロゲロ”で、蛙になったそう。
    浮世絵や歌舞伎などでもおなじみの大ガマガエルに乗った「児雷也」の話は映画にもなり、1921年公開の牧野省三監督の映画「豪傑児雷也」は、日本初の特撮映画と言われていて、主演の尾上松之助の代表作としても知られています。
    出自は違えど、同じ怪獣特撮映画。人情派怪獣映画「大災獣ニゲロン」も日本初の人情派怪獣映画として人々の記憶に残ってほしいものです。
    にこいちの歌う“君をつれて”が流れるエンドタイトルはまるでハリウッド映画?って感じの出来!

    知ってる人や、知ってる場所がいっぱい出てくるし、楽しかったんだけど、一番楽しんでいるのはこれにかかわった人たちだと思うので、続編を製作する時は、是非参加させて下さ~い!

    それにしても、レポーターの斉藤さん役の内藤さん、すごい名(迷じゃなく)演技ですよ~!

     おたか 

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    リスナーの方から2名の方にニゲロンTシャツをプレゼント!

  • 2017年6月14日(水) 14時11分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『怪物はささやく』

    今日紹介した 映画 は…

     怪物はささやく 

    でした!

    監督
     J・A・バヨナ

    主演
     ルイス・マクドゥーガル
     フェリシティ・ジョーンズ
     シガニー・ウィーバー
     トビー・ケベル
     リーアム・ニーソン

    秀逸なのは、このタイトル。
    怪物が“吠える”でもなく、“叫ぶ”でもなく“ささやく”。
    原題は“A Monster Calls” なので、そのまま訳せば ”怪物が呼ぶ“・・・なのに、ささやく。

    怪物がささやくのは、3つの物語。
    ①黒の王妃と若き王子 ②薬師の秘薬 ③透明人間の男
    物語はアニメーションで描かれ、全てが意表を突く展開。

    重い病気の母親(フェリシティ・ジョーンズ)と二人で暮らす13歳の男の子コナー・オマリー(ルイス・マクドゥーガル)。
    周りの人すべてが“かわいそうな子”として、腫れ物に触るように扱い、クラスメートにはいじめられ、どこにも居場所がなく、孤独感を深めていくコナー。
    そんな彼の元へ、ある夜、イチイの木の姿をした怪物がやって来る。そして言う。
    「私が3つの物語を語り終えたら、4つ目の物語を、お前が話せ。」
    「お前は、真実を話すのだ。ただの真実ではなく、お前の真実を。お前がひた隠しにしている、お前が最も恐れている筈の真実を。」

    母の病気が悪化し、祖母(シガニー・ウィーバー)がコナーの面倒を見るためやって来たり、アメリカから別れた父(トビー・ケベル)もやって来る。

    大人への階段を上りかけた少年は、そんな家族との関わりの中で、身近な肉親の喪失にどう立ち向かい、どう乗り越えていくのか?

    怪物はコナーのメンター(指導者・助言者)なのではないかというのは、怪物の声を担当し、自らモーションキャプチャーをつけて、その動きも担当したリーアム・ニーソン。

    実は、この作品には著者が2人いる。構想のメモを残し世を去ったシヴォーン・ダウトと、その世界観を忠実に守りながら自由な発想で肉付けし、物語を完成させたパトリック・ネス。

    今回パトリック・ネスが脚本も担当し、ラストに原作にはない後日談を用意したのは、正に原作者ならではの素敵なプレゼント
    その他にも、映画ならではの演出、原作との違いを楽しめるのは、監督のJ・A・バヨナの腕の見せ所!
    ご堪能あれ!

     おたか 

  • 2017年6月7日(水) 16時02分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『 昼顔 』

    今日紹介した 映画 は…

     昼顔 

    でした!

    監督
     西谷弘

    主演
     上戸彩
     斎藤工
     伊藤歩
     平山浩行
     黒沢あすか


    「昼顔」というと、1967年のルイス・ブニュエル監督、カトリーヌ・ドヌーブが医者の妻というセレブでありながら、昼間に売春をしているセブリーヌという女性を演じた、あの作品を思い出す人も多い筈。

    でも、今日紹介するのは、2014年の夏のTVドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」のその後を描いた映画版。
    社会現象になり、流行語大賞にもノミネートされるほど、大ヒットしたドラマ
    W不倫が明るみに出て無理やり引き裂かれ、夫と離婚してひとり海辺の町にやってきた紗和(上戸彩)。
    高校教師を辞め、絶対離婚したくないと言う妻と共に、遠くの町に引っ越し、生活することになった北野裕一郎(斎藤工)。
    本気で愛し合いながら、二度と会わないという約束をさせられて別れ新たな人生を踏み出した紗和と裕一郎。

    3年の月日が流れ、海辺の町のカフェでバイトしながら静かに暮らしている紗和の住む町に、大学の講師になった北野先生が蛍の研究の講演でやって来る。
    その会場に足を運ぶ紗和。そして再会してしまった二人。

    ふたりの関係はやがて、裕一郎の妻乃里子(伊藤歩)の知るところとなり、紗和に惹かれているカフェのオーナー杉崎(平山浩行)もからんで、運命の歯車は再び回りだし・・・、さ~どうなる?というお話。

    ドラマと同じく、監督が西谷弘、脚本が井上由美子。主題歌は、この映画の為の書き下し、LOVE PSYCHEDELICOの”Place Of Love”。

    世の中には、いろんな形の恋愛があって、ルール違反だけど、純粋な愛というのもあるのかも?
    禁じられると余計燃え上がるし、会えない時間が余計に愛を育むこともあるだろうし、誰に自己を投影して観るかによっても、感じ方が違ってくるだろうし・・・。

    以前「セカンド・バージン」というちょっと過激なドラマがあって、期待された映画版がそれほどでもなくて・・・というケースがあって、必ずしも“大ヒットドラマ=大ヒット映画”とならないのが、難しいところ。

    さて、この映画は???

     

     おたか 

  • 2017年5月31日(水) 09時42分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『 Les Aventuriers 』

    今日紹介した 映画 は…

     Les Aventuriers  冒険者たち 

    でした!

    監督
     ロベール・アンリコ

    主演
     アラン・ドロン
     リノ・バンチュラ
     ジョアンナ・シムカス
     セルジュ・レジアーニ

    高齢者の多い病院の廊下に、大きな模造紙が貼ってあった。
    “覚えていますか?この映画”
    オードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」
    ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの「風と共に去りぬ」
    ソフィア・ローレンの「ひまわり」
    そして、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」などなど・・・。
    これらの映画の記憶が、認知症の予防や治療に役立つのだろうか?

    超美男子、二枚目、ハンサム・・・、イケメンなんて言葉がなかった時代に、美しい男の代表のように言われていた、アラン・ドロン。
    先日、引退を表明。“81歳、もうこの歳だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ。”と語ったらしい。
    過去にも引退を表明しながら撤回したという前科があるので、今回も?とみる向きもあるようだが、今回は現在計画が進んでいる映画と舞台に出た後、本当に引退するつもりらしい。

    本当に日本でのモテぶりは、すさまじかった!
    勿論、美男子だということに間違いはないけど、どちらかというと芸術的、社会派の映画に出ていて、どこか影があり、どこか悪のイメージもあって、単なる美男子だけが魅力じゃないというのが、日本以外の国での、彼の受け取られ方だったので、日本でのミーハー的な人気は、外国からは不思議に思われていたようだ。

    彼の代表作といえば、世界的に「太陽がいっぱい」と言っていいと思うけれど、一番好きな映画は?って訊くと様々な作品名が挙がって来る。

    1967年のロベール・アンリコ監督の「冒険者たち」
    これは私のイチ押しの作品。

    パリ郊外の飛行クラブで教官を務めるマヌー(アラン・ドロン) レーシングカーのエンジン開発に勤しむローラン(リノ・ヴァンチュラ) そして前衛彫刻家レティシア(ジョアンナ・シムカス)の微妙な関係と、コンゴ動乱の時に海底に沈んだ財宝を見つける彼らの冒険の旅を詩情豊かに、フランソワ・ド・ルーベの音楽にのせて描くロマンあふれる青春レクイエム。

    現実逃避したくなったら、是非お勧めの一本です

     

     おたか