今日紹介した 映画 は…
三度目の殺人
でした!
監督
是枝裕和
主演
福山雅治
役所広司
広瀬すず
満島真之介
市川実日子
4年前「そして父になる」で、カンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得した是枝裕和監督、主演福山雅治コンビが再びタッグを組んだのがこの映画。
先日、第74回のヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で正式上映され、大きな拍手を浴びたというので賞取りの期待も膨らんでいます。
ヴェネツィア映画祭は、是枝監督が初監督作品の「幻の光」で金のオゼッラ賞(撮影賞)を獲得した思い出の映画祭。22年ぶりで又、嬉しいニュースが届くか?と、楽しみです!
この映画、今まで“家族”をキーワードに作品を作り続けてきた是枝監督が、以前から挑戦したかったという法廷サスペンス劇。
河川敷で、元雇い主の社長を殺しガソリンをかけて焼いたという、2度目の殺人事件を起こし、逮捕された三隅(役所広司)。
二転三転する供述に手を焼いた弁護士の摂津(吉田鋼太郎)は、同期の切れ者 重盛(福山雅治)に助けを求める。
なんとか死刑を免れ、無期懲役にもっていけないかと、新人の川島(満島真之介)を助手に調査を始めた矢先、三隅は、勝手に週刊誌の取材に応じ、被害者の妻の美津江(斉藤由貴)から保険金目当てに殺してほしいと頼まれたと独占告白。
ところが、調べていくと、妻の美津江より、その娘の咲江(広瀬すず)との接点が浮かび上がってくる。
一体どうなっているのか?
そもそも、本当に三隅が犯人なのか??
動機は何なのか???
『理解、共感なんて弁護する時にはいらないよ。友だちになる訳じゃないから・・・』
『どっちが本当かより、法廷戦術的にどうするかが大事』
今まで、常にクールなスタンスで仕事をこなしてきていた弁護士重盛が、三隅と向き合って、初めて容疑者の心の真実を知りたいと願うようになる・・・。
雪のシーン、初めて日本の映画音楽を担当した、イタリアの巨匠ルドヴィゴ・エイナウディの、心に沁みる旋律。
印象的な名シーン、名セリフが心に残り、そして一つの疑問が頭を巡る・・・
で、三度目の殺人って???
おたか