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三上公也の朝は恋人

  • 2020年5月26日(火) 09時00分 コープ・スコープ

    「つけない、増やさない、やっつける」で家庭でできる食中毒予防

    今回はコープこうべ商品検査センター 井川正光さんに、家庭でできる食中毒予防のお話を伺いました。

    食中毒予防では、「つけない、増やさない、やっつける」の3つがよく言われます。
    お店で購入してから、ご家庭で保存、下準備、調理、食事、そして残った場合の食品を食べるときまで、6つのポイントでお話します。

    ①お店では、しっかりと消費期限を確かめて、その商品をいつ使うのか、をイメージして購入しましょう。

    ②購入した後は、自宅に早く持ち帰り、すぐに冷蔵庫や冷凍庫で 保管できるようにしましょう。
    冷蔵庫は詰めすぎると冷えないので7割程度にして、菌が増えるのを遅らせるために、冷蔵は10度以下、冷凍は-15度以下で保存できれば良いでしょう。

    ③下準備の際は、生で食べるもの、加熱して食べるものを分けて下準備することがたいせつです。
    生のお肉はそのまま加熱する、そして生で食べるものは調理器具を別にする、もしくは、調理した器具は洗って消毒してから使いましょう。

    ④調理の際は、やはり火をしっかりと通すことがたいせつです。
    大半の食中毒菌は75度の加熱で死滅しますから、75度、1分以上、中まで火を通す、ことを意識しましょう。

    ⑤生のものは早めに食べるなど、長時間、室温に放置しないようにしましょう。

    ⑥残った食品は正しく保存して、次回食べるときによく加熱することがポイントです。
    保存する容器は清潔なものを使用する、早く冷えるように小分けするなど工夫して保存しましょう。
    加熱が不十分だと、ウエルシュ菌が残り、下痢などの食中毒症状を起こす場合があるので、しっかりと加熱しましょう。

    家庭で過ごす日々が多いときも、うまく食品を活用して、家庭で食中毒を起こさないよう「つけない、増やさない、やっつける」がたいせつですね。

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