神戸の街に生演奏が流れる~弦楽四重奏、そして旧居留地にスタンウェイピアノが登場!
神戸市立博物館(神戸市中央区)できのう、週末の夜間開館が再開されたことを記念して1階ホールで神戸市室内管弦楽団の団員による弦楽四重奏コンサートが開かれました。神戸市立博物館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため全館臨時休館し、先月19日から1階の神戸の歴史展示室と2階のコレクション展示室について再開していましたが、県をまたぐ移動自粛が全面解除されたことを受けてさらに金曜(午後8時まで)・土曜(午後9時まで)の夜間開館も再開されました。
神戸市室内管弦楽団の井上隆平さん、萩原合歓さんのバイオリン、横井和美さんのビオラ、そして田中次郎さんのチェロによる演奏で、モーツアルトのアイネクライネナハトムジークをはじめ、ムーンリバーや踊り明かそうなどの映画音楽を披露。午後6時から美しい音色が40分ほどホールに響き渡りました。久々の人前での演奏からか団員の井上さんは演奏を終えたあと涙ぐんでいた様子でした。
今月21日まで開催を予定していた「コートールド美術館展」は残念ながら中止に。また10月24日から開催を予定していた「ボストン美術館展」も中止が決まっています。大きな美術館展はなくなりましたが様々な展覧イベントが予定されていて、こうした音楽イベントも毎月開催していく予定だということです。詳しくは神戸市立博物館のサイトをご覧ください。
そしてこれより前の午後5時から、旧居留地の三井住友銀行神戸本部前に設置された誰もが自由に演奏できるストリートピアノを使ったミニコンサートが開かれました。神戸市混声合唱団所属ピアニストの中村圭介さんと神戸市室内管弦楽団の井上隆平さんのバイオリンによる演奏が披露されました。
ここに置かれているピアノはコンサート用のグランドピアノ。しかもあの名器といわれるスタンウェイ&サンズなのです!
「なんで屋外のこんなところに?」と思われるかもしれませんが、実はこのピアノ、神戸市内のホールを転々とし舞台袖で行き場を無くしていたのです。そこでそれならばストリートピアノとしてみんなに弾いてもらおうと今年の2月に設置されました。しかしその後新型コロナウイルス感染防止のために使用自粛となっていました。
スタンウェイピアノ、あなたも弾いてみては如何?あ、マナーとして手の消毒は忘れずに!
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