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三上公也の朝は恋人

  • 2023年3月21日(火) 03時25分

    きのうの港話題~客船&帆船入港、そして潜水艦引き渡し式&出港セレモニー

    昨日の神戸港は賑やかでした。午前7時にアメリカのオーシャニア・クルーズが運航する客船「ノーティカ(30,277トン)」が神戸港中突堤に着岸。

    午前10時には海技教育機構の練習帆船「日本丸」が西向かいの高浜岸壁に着岸

    「浜のE.T.」も久々に仕事モードに

    神戸港クルーズ船「コンチェルト」に加え、間を行き交う神戸ベイクルーズの「ロイヤルプリンセス」や「御座船 安宅丸」の姿も!

    「ノーティカ」のライフボートも浮かんでいました

    そして川崎重工業神戸工場西浜岸壁では建造された潜水艦「はくげい」の防衛省への引渡式が行われました。

    最新鋭のたいげい型潜水艦の2番艦で、戦後川重が建造した潜水艦としては30隻目となります。優れた水中運動性能や推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されています。さらにリチウムイオン電池を搭載し高い潜行性能、高性能ソナー装備、ステルス性能の向上などが図られています。また女性専用の居住区を設け6人までの女性乗組員にも対応した艦船となっています。

    潜水艦の名称は「海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令」で、「海象、水中動物の名、ずい祥動物の名」を付与することとされています。「はくげい」は「白鯨」と書き、白いマッコウクジラを意味するそうです。海上自衛隊でも旧海軍でも過去「はくげい」が使われたことはなく、今回が初の命名となります。

    日本の潜水艦は三菱重工業と川崎重工業の2社が交互に神戸で建造しています。「たいげい」型潜水艦3番艦「じんげい」は去年10月12日に三菱重工業神戸造船所で進水し現在艤装工事が行われていて来年(2024年)3月に引き渡し予定となっています。

    この「はくげい」は広島の海上自衛隊呉基地の第1潜水隊に配備されますが、近年の国際情勢から潜水艦が担う任務と海域が広がっており活躍が期待されています。