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三上公也の朝は恋人

  • 2025年6月17日(火) 03時05分 出来事

    鉄路で巡る四国周遊「おせんろ旅」レポート⑧~松山城へ

    この度の「おせんろ旅」は列車に乗ることが目的で観光らしい観光をしていませんでしたが、松山で昼食後に時間がありお城に向かうことに・・・

    東雲口から

    ロープウェイを利用

    並行してリフトも設置されていて同一料金で利用可能

    ロープウェイの所要時間は3分

    リフトで6分ほど。登場道を歩いて上ると約20~30分かかります

    長者が平(ちょうじゃがなる)に到着

    ロープウエイの降車場所から天守入口までは歩いて約10分。
    ここで松山観光ボランティアガイドの増山さんに城内を案内してもらうことに

    標高132mの勝山山頂にそびえる松山城本丸。天守を望む場所に「よしあきくん」がいました。「よしあきくん」とは城を建て最初の城主となった加藤嘉明をモチーフにしたキャラクター

    城の魅力は天守の外観ですが石垣も奥深いものです。城を敵から守るためのものですがアートにも思えます

    綺麗な線を描いた石垣。よく見ると石垣を積み上げている石の面が長いものと短いものが交互に積まれているのがわかります。その時代によって技術の向上から積み方の違いもわかります

    柱の補修跡

    筒井門には再建工事概要が書かれていました。大阪万博の開かれた昭和45年(1970年)に着工され1年ちょっとの工期で完成したようです。その費用は当時の3000万円!大阪万博の出展費用がトータル61億円と考えると、門の再建の額としてはかなりの額かと

    材料は栂の木の一枚もの!高価なものだったのでしょう

    乾門

    松山市内を望む本丸広場からの眺め

    瀬戸内方面の島を望む

    松山城の御城印

    城内の桜の木にさくらんぼの実が成っていました!

    桜の木といえば陽光(ようこう)という、アマギヨシノとカンヒザクラの交配種の木がありました

    この木の生みの親は伯方の塩初代社長の高岡正明氏で、戦時中愛媛県で青年学校の教員をしていて「必ずサクラの下に帰ってこい」と送り出したものの多くの生徒が戦地に散ったそうです。そこで戦後その教え子たちの鎮魂と世界平和を願い各地に桜を送ることを決意。しかしどの土地でも適応する桜の木が無いことから200種類もの品種の中から交配を試し続け、25年かけてようやく生まれたのがこの「陽光」だそうです。

    松山は正岡子規の生まれ故郷。こんな俳句ポストがありました

    岩の形をした俳句ポストでした!

    優秀作品は掲示されるようです

    去年7月に発生した土砂崩れ現場。復旧工事が行われていました

    弘法大師象

    時間の関係で天守には上がりませんでしたが、ガイドをしていただいた増山正則さん。会社勤めの現役時代は転勤族だったそうで、神戸にも住まれていたとのこと。ご縁を感じました

    お城のガイドは案内無料。是非ご利用を!いろいろな気づきを教えていただきました

    松山城からJR松山駅に戻り岡山行の特急に乗車

    瀬戸大橋を渡り岡山経由で神戸に戻ります