「甑島(こしきしま)」ってご存じですか?薩摩半島から西へ約30キロの東シナ海に浮かぶ鹿児島県薩摩川内市に所属する島です。上甑島・中甑島・下甑島と3つの島が連なっている島で、空路はなく船舶利用で渡ります。離島ならではの独特な景観や雄大な自然が満喫できる絶景の島とのことで出かけてきました。鹿児島県の種子島や屋久島、奄美大島などの離島へはいずれも鹿児島港から乗船しますが、甑島へは東シナ海に面した串木野新港からの乗船になるので鹿児島空港やJR鹿児島中央駅からはバスや鉄道利用で串木野新港まで移動することになります
6月13日は陽射しもあり夏っぽい雲も出現
離島旅で船を利用するときには「御船印」なるものを旅の記念に集めています
が、フェリーの御船印は売り切れで買えずでした
というのも今年の3月に「結 Line こしき(1,110トン)」が就航。まだ御船印対応が出来ていないようです
切手やクリアファイルは販売されていました
船内は2等船室(椅子席)や座席(寝転がれるタイプ)やバリアフリー席、キッズスペースのほか有料指定席があります
授乳室
ペットルーム
後部のベンチ席
展望デッキ
サイドにも腰掛けられる簡易ベンチがあります。新しい船らしく塗料の香りがしっかり漂っていました。この船はバリアフリー適合船で船内にエレベーターが完備されています
港で神戸船籍の船発見!
神戸の O.M.物流のケミカルタンカー「海眞丸」が停泊していました
串木野から上甑島の里港までの所要時間は1時間15分、下甑島の長浜港までは2時間35分
乗船口と係留ロープが外され出港
午前11時15分離岸
串木野新港旅客ターミナル
東シナ海に出ました
沖ノ島(猿の島)
海の青さが違います
FURUNO製のレーダー
風はありましたがさほど揺れもなく心地よい船旅
船の脇を通り海に顔を突っ込んだと思ったら魚をキャッチ。口にくわえて飛んでいきました!
右手に小さな島々(近島・野島・双子島など)が見えました
そして左手には上甑島が見えてきました
里港内へ
速度を落としゆっくり走行
上甑島の里港に到着
ここで下船
島のターミナルらしいこじんまりとした里港ターミナル
フェリーはこのあと下甑島の長浜港に向け出港
里村集落排水マンホール蓋。水平線の向こうに浮かぶ雲と里(さと)特産の魚と鹿の子百合(カノコユリ)がデザインされています。「トンボロ」とは沿岸流と波の作用で水面上に現れた細長い地形のこと。「陸繁砂州(りくけいさす)」と呼ばれ里村の集落は島と島を繋ぐこの陸地の上にあります。北海道の函館や和歌山の串本とともに日本三大トンボロといわれています
今回宿泊したのは里港の目の前にある「ホテルエリアワン・コシキアイランド」
島リゾート宿です
部屋ベランダからの眺め
とりあえず喉を潤します
館内には島内唯一の天然温泉があります
カラオケルームもありました
フロントに掲示されたボード。日の出時刻は神戸より30分ほど遅いのです。それより明日は雨予報・・・
ホテルの前にはこんな車がありました
四輪バギー
錆びていて走るのかどうか
もう一台
ナンバープレートは付いていないので動くとしても公道用ではないですね
レンタカーは軽の電気自動車が用意されています
宿泊者限定のチョイのりレンタカーサービスとのこと
そして館内レストランで夕食
お膳の真ん中にはお造り
島ならではの美味しい造り盛りでした
この日の夕食メニューは・・・
鹿児島といえば黒豚
黒豚しゃぶしゃぶ
天ぷら
桜エビとタケノコのしんじょう
ご飯はとりめし
飲み物はというとここは鹿児島。やはり焼酎ですね!
レストランからも見えるのが塩田酒造の蔵。江戸時代の天保年間にはじまり、140~160年余りの歴史ある酒蔵とのこと
「六代目百合」なる焼酎を注文。この島にさく可憐な「鹿の子百合」という花にちなんだものだそう
それならばとロックで蔵に向かって乾杯!飲みやすく美味い酒でした!
下甑島にもいくつかの蔵があるようです
明日の島内観光に備えて早めに就寝。甑島旅レポートつづく・・・
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