JR九州の新型ハイブリッド気動車YC1系デビュー!
今月14日のダイヤ改正に合わせて登場したJR九州の新型車両YC1系(左)。右は近郊型電車クハ411-1500番台。
クハ817系と並んだYC1系
YC1系は蓄電池を搭載したディーゼルエレクトリック方式によるハイブリッド気動車。
「やさしくて力持ち」をコンセプトに開発されました。「YC」はその頭文字。
これまでの気動車はディーゼルエンジンを動力に走行していますが、YC1系はディーゼルエンジンで発電機を回し、そこで得られた電気を蓄えながらモーターを動かして走行します。
実はこの車両はメイドイン神戸。川崎重工業兵庫工場で造られました。
ワンマン対応の運転室
シートはロングシート
一部クロスシートも
つり革
車椅子対応のトイレ
スペースは広く取られています。
車両の乗降口は片側3カ所あり乗り降りしやすいように段差が解消されています。
床の模様はQRコード風。試しにスマホのアプリで読み取れるかかざしてみましたが反応はありませんでした(笑)
ドアの開閉は新しい半自動式ドアになっていますが、コロナウイルスの感染拡大防止の観点から現在運用を見送り、これまで通り乗務員による開閉が行われています。
長崎駅から大村駅まで乗車しましたが、加速よく静かで滑らかな走りで乗り心地は電車と変わりません。時々発電の際のディーゼル音が聞こえるので「あ、気動車か」と気づかされます。今後は国鉄時代のキハ66・67系に代わって路線の主力として運行されるそうです。