山形県米沢市にある上杉神社にお詣り
戦国時代の武将・上杉謙信を祀る神社で多くの人が参拝に訪れていました。
米沢城本丸跡に建てられたこともあって周囲は堀に囲まれています。
その堀に架かる「舞鶴橋」。欄干までもが石で造られたアーチ橋で橋の長さは5mほど。
欄干の親柱も自然の石(奇岩)が使われています。
国の登録有形文化財になっているのです
堀にはたくさんの鯉がいました。
上杉謙信像
そしてもう一人、像で目立っていたのが上杉鷹山(うえすぎようざん)
上杉鷹山は米沢藩9代藩主で、米沢織や米沢鯉、深山和紙などの産業を興すなどし、藩の窮乏を救った米沢藩中興の名君といわれている人です。横には「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」と書かれた碑がありました。鷹山が家臣に教訓として与えたとされる言葉で「何事も努力すれば実現する。実現しないのは努力しないからだ」という意味ですね。
当初は上杉神社合祀されていたそうですが、分祀され松岬(まつがさき)神社に初代藩主らとともに祀られています。
境内には「伊達政宗公生誕の地」の碑がありました。独眼竜正宗の出身は米沢だったのですね。
神社周辺は公園整備され「伝国の社 米沢市上杉博物館」がありましたが時間なく見学できませんでした。
上杉鷹山が推奨したとされる「うこぎの垣根」
売店横にありました
ウコギは「トゲがあるので防犯にもなり、非常食としても利用できる」と上杉鷹山が垣根として推奨したことから植栽が広まったそう。
ビタミンやカルシウム、鉄分などのミネラルを含み天ぷらやおひたしなどにも向いた伝統野菜とのことでソフトクリームにもなっていました。
「米沢牛の恩人」なる碑がありました。イギリス貿易商のチャールズ・ヘンリー・ダラスが米沢に滞在中に食した米沢産の牛肉が非常に美味だったことから、生きた牛を横浜の外国人居留地まで連れて帰り仲間にご馳走したところ、その美味しさが評判となり世間に広まったというお話。しかしいくら美味しいからと生きた牛を連れて帰るとは!やることのスケールが違いますね。
さて、その米沢牛ですが地元の老舗「登起波(ときわ)」で食しました。
牛鍋
肉は柔らかでジューシー
煮込んでも固くなりませんでした。
豆腐や白ネギ、糸こんにゃく、えのきなどの具材に加えてきくらげが入っていました。ちょっと珍しい?
食後は天童市に移動。東根市との境にあるさくらんぼ果樹園へ!
山形のこの季節のフルーツといえばさくらんぼですね。
まずはウエルカムさくらんぼ。二重になった紙コップに冷えたさくらんぼが配られました。
そして園内でさくらんぼ狩りスタート!
おなじみの佐藤錦が30分間食べ放題!
とはいえ、その場で用意された冷えた実の方が甘くて美味しく感じました。ちなみにさくらんぼは目線の高さより上、なるべく上の方の実が甘くて美味しいそう。実の熟し度に差があるようです。数は結構食べました。
果樹園の売店ではこんなゴージャスなパフェも販売されていました。
東北旅レポつづく・・・