対馬・壱岐旅レポートもいよいよ最終回。壱岐島観光で最後に壱岐の蔵酒造を訪ねました。

麦焼酎発祥の地である壱岐の島には現在7つの蔵元があり、一時途切れていた壱岐産大麦の栽培を7蔵共同で推進するなどして年々生産量を増やしているそうです。

蔵内を案内してもらいました。

壱岐焼酎は伝統的に米麴と大麦から製造され、その原料は1:2の比率だそう。この比率は昔も今も変わらない伝統的なものだそうです。

仕込み水は地下130mから汲み上げた地下水を使用。米麹と酵母と水で仕込むのが一次仕込み。一週間発酵したもろみに蒸した大麦と仕込み水を加えるのが二次仕込み。

この一次仕込み、二次仕込みの三週間がもろみの発酵期間。

このあともろみを蒸留して焼酎の原酒が出来上がるそうです。

蔵の中には麦のやや甘い香りが漂っていました。

ブランデー同様にシェリー酒樽を使って熟成している焼酎もあるのです。同じ原材料でも熟成方法の違いで味も変わるのですね。

昨年クラフトジンが限定販売されるようになったそうです。えらい人気だそう。

私は数ある商品の中から産地限定の「酔宴」と長期熟成させた琥珀色した高いアルコール度数の「二千年の夢」と

天然ゆず果汁を使った「ゆずりきゅーる」を購入。公式通販でも購入出来るようです。また蔵見学も事前予約すれば可能です。壱岐の蔵酒造公式サイトはこちら

そしていよいよ帰路に。ジェットフォイルに乗る前に小腹が空いたので港近くのスーパーへ。ここで売られていたのが「壱岐牛カレーパン」

買っちゃいました。

揚げたてで中には大きな牛肉がゴロゴロ

ちなみにお値段1個800円(税込)と高価ではありましたが、肉の大きさと量に納得した次第。確かに美味しかったです。

郷ノ浦港からはジェットフォイルで博多港へ。

1時間10分で博多港に到着。迎えのバスで博多駅に移動。相変わらず小雨が降り続いていました。

博多からは新幹線のぞみで新神戸へ戻りました。

2泊3日の対馬・壱岐旅レポートお読みいただきありがとうございました。歴史が好き、自然が好き、神社巡り好き、また釣りや野鳥好きの人におすすめの島です。距離的なことから韓国からの来訪者が多いということですが、ぜひ本土からも多くの人に足を運んでほしいと感じました。次に対馬に行くときには今回いけなかった国の特別史跡指定「金田城跡」に登ってみたいものです。
対馬・壱岐旅レポートおわり
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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昼食後はまず壱岐市東部の八幡浦にある「はらほげ地蔵」へ

胸に丸い穴の開いた6体あるお地蔵さま。遭難した海女さんや鯨の供養のために建立されたそう。「はらほげ」とは地元の方言でお腹に穴が開いていることの意とか。

満潮時は海中に隠れてしまうそうですが、この日は小雨降る中拝めました。

そしてさらに八幡半島の先端の「左京鼻(さきょうばな)へ
玄界灘を望む絶景ポイントですがあいにくの雨模様

足元には青々とした芝が広がっています

かとおもえば断崖絶壁

先端には「左京鼻龍神」を祀る鳥居と祠がありました。

「左京鼻」という名は江戸時代前期に干ばつが続いた際に、陰陽師の後藤左京という人が雨乞いを行い祈祷したものの雨は降らず。そこでこの断崖から身を投じたところ雨が降りだし村人たちが助かったという伝説から名づけられたそうです。

そしてこのあと「小島神社」へ向かいますが、途中狭い道を通ります。バスと軽自動車がギリギリすれ違える道でした。

バスを降りて徒歩で島に向かいます。

普段は海に浮かぶ小島ですが、干潮時の数時間は参道が現れます。ゆえに「壱岐のモンサンミッシェル」といわれている人気スポット。

雨は降り続いていましたが、参道を通り近くで参拝することが出来ました。今回のツアーでいくつか神社を巡りましたが、島のいたるところに点在する神社は登録されているだけでも150社あるそうで、そのほかの神社や自然神を祭祀する祠まで含めると1000社ある神道発祥の地ともいわれています。

サギもお出迎えしてくれました

このあとは「原の辻(はるのつじ)遺跡」へ

ここは魏志倭人伝に記された「一支国いきこく)」の王都に特定された遺跡で、弥生時代から古墳時代の初めの紀元前に形成された大規模な集落跡です。

広大な敷地に数々の建物が発掘調査に基づき17棟の建物が復元されています。そのうちの一つ「王の居館(おうのきょかん)」

祭儀場に一番近い建物であることから、一支国(いきこく)を治める王が住む家と想定されています。中には王を象徴する什物(じゅうぶつ)が並べられていたであろうとのこと。

祭祀用食材倉庫。祭儀で使う器や調理器具、食材などが保管されていたであろう建物

この遺跡公園は何せ広い!東西南北約1km四方に広がっていて、日本最古の船着き場跡などもみられる貴重な遺跡で、晴れた日に来たかったです。

事前学習が出来る「原の辻ガイダンス」という施設がありました。公園の案内所で入館無料です。

このガイダンス前には綺麗なれんげ畑が広がっていました。しかし雨は止まず・・・

このあとは最後の観光訪問地「壱岐といえば」の場所に向かいますが、途中バナナ農園前を通りました。
皮ごと食べられるあのバナナは壱岐産だったのですね!
対馬・壱岐レポートつづく・・・ -
今日5月11日、神戸-大阪間に鉄道が開業して150周年を迎えました。JR神戸駅周辺では様々な記念イベントが予定されています。
すでに行われているのが150年の歴史を振り返るパネル展示。

神戸駅南通路では「鉄道とまちの歴史パネル展」

ハーバーランドのことも出ています。今は歩道になっていますが、元々は「運河のまち」をイメージして歩道脇に水が流れていました。

駅構内の足元に案内表示があります

また山側バスターミナルのサンポルタ広場では投稿募集で集まった「思い出の神戸駅」の写真パネル展が開かれています。

2030年の神戸駅前広場リノベーション後の予想図も絵で紹介

また駅構内改札横のスペースには近くの湊小学校3年生の子どもたちから寄せられたメッセージカードが展示されています。

128枚のカードが掲載されています

湊小学校はかつての神戸駅構内にあるのですね。

幟が目印

神戸駅舎ですが窓が白っぽく見えました。

中を見ると白いボードが取り付けられていました。

ドアのガラスにも

これは今日11日と明日12日の2日間行われる「KOBE-OSAKA150年クロニクル 神戸駅プロジェクションマッピング」のためのもの。
両日とも午後8時から9時半まで15分間隔で街と鉄道の歴史が投影されるそうです。また神戸駅の南東側にあるD51広場では今日正午から「芝生でごろんの日」という催しがあります(11日のみ)

D51×モトコー「7つの駅の秘密」なる催しも(12日まで)

なお神戸駅では今日午前10時10分から記念式典が行われ、式典の後に記念列車が出発するそうですよ。 -
朝食後、壱岐島内の観光に出発。まずは郷ノ浦港の東に位置する壱岐最高峰の地「岳の辻」へ。

標高212.8mの山頂にはTV局の中継アンテナなどが建っていました。

ここには展望台があり島を見渡せる絶景スポットとなっています

しかしあいにくの天気

島の周囲は霞んでいました。

晴れたら九州や対馬なども見え、夜には満天の星空が見られるそう。

展望台のすぐ下にはパワースポットとして注目されている「龍光大神(りゅうこうおおかみ)」という神社がありました。

七本爪の龍神さまと呼ばれ願いを天に届けてくれるそうです。

木の上で鳴く鳥がいました。ホオジロでしょうか。

東洋一といわれた黒崎砲台跡へ

対馬海峡を通る艦船を攻撃するために造られた口径41㎝のカノン砲2門を備えた砲台で、砲身長18m、最大射程距離は35㎞という東洋一の射程距離と破壊力を保っていたそうですが実戦では使われることはなかったそう。

こうして砲弾の大きさを比べると、46㎝砲の戦艦大和の砲弾は大きかったことがわかります。それでも弾丸の重さは1㌧あったそう。

昭和8年に完成した当時の絵がありました。

砲台内部は入口付近のみ見学可能。天井や壁にひび割れが起きているため奥までは入れません。

壱岐対馬国定公園の黒崎園地は人気の観光スポット

壱岐のシンボル「猿岩」

一目見て猿の横顔とわかりますが、正面から見るとただの岩(笑)自然の造形美です。

島内観光で乗った玄海交通のバス

車体の両側に壱岐の観光地がラッピングされていました。

このあとは壱岐島荘へ戻り昼食。


ご飯はウニ飯

サザエのお造りも

宿の人たちがバスが見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。

昼食後は島の中央部にある「月讀(つきよみ)神社」へ

少々急な石段を上がった先の奥に神社があります。祭神は月讀尊(つくよみのみこと)で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)によって天照大神の次に生まれたとされています。

境内には茅の輪や

招福の鼓

山の神と記された鳥居の下にあるパワーストーン

手をかざし温かく感じられるとパワーがもらえるとか。

ここは全国に点在する月讀神社の総本社だそう。

この後は島の東部にある絶景スポット「左京鼻」へ向かいます。
対馬・壱岐旅レポートつづく・・・ -
2日目の宿泊先は国民宿舎「壱岐島荘」

郷ノ浦港からは車で40分ほどの距離にある島中央西側の海辺の高台にあります。部屋からの眺め。

昭和44年9月10日に皇太子ご夫妻、今の上皇ご夫妻が泊られた宿です。館内には当時の写真や使われた食器などが飾られていました。

この日の晩御飯メニュー

お造りは5種

サザエ

アワビの踊り焼き

壱岐牛陶板焼き

お酒のアテに美味しかったのが酢の物のレモンクラゲ

具だくさんの茶碗蒸し

そうめんの潮汁

ご飯は鯛めしでした。

宿の風呂は温泉。朝湯も気持ちよく浸かりました。

壱岐は麦焼酎発祥の地。ロビーでは試飲ができる販売コーナーが設けられていました。

翌朝には個数限定ながら烏賊の一夜干しとあじのみりん干しが売られていました。

帰路時に購入し食しましたが特に烏賊が美味しかったです。

翌朝一旦雨があがり周囲を散策

遊具のある公園がありウグイスの鳴き声も聞こえていました。

朝食

地元の納豆が添えられていました。

玄関先の床にこんな絵が!

観光バスの後部にも同じような絵が描かれていました。

これは「鬼凧(おんだこ)」と呼ばれる壱岐島の伝統工芸品です。鬼を退治しようと立ち向かった武者と、鬼の首がその兜に嚙みついた様子が描かれていて、家内安全・無病息災の魔除けになる縁起ものだそう。
出発準備を整えて壱岐観光に出発です。
対馬・壱岐旅レポートつづく・・・



