「ウエストエクスプレス銀河 紀南の旅」。復路は新宮駅から京都に向かいます。
新宮駅は和歌山県と三重県の境になる駅です。熊野川を越えた鵜殿駅は三重県になります。
列車は9時50分発の昼行です。
受付を済ませて改札からホームへ
「銀河」にまつわるものが色々
ここにもペットボトル飲料のキャップを使った銀河絵がありました。
ホーム上にある乗車位置表示。「銀河」のものはありませんでした。
ホーム脇に椿ではなく山茶花が咲いていました。
ホームから「銀河」発見!
車両基地を出発し鵜殿方面に動き出します。
スイッチバックしホームに入線
車両左隅に書かれた「近キト」表示。JR西日本近畿統括本部吹田総合車両所京都支所所属の車両であることを示しています。
復路は5号車に乗車
復路は新宮、紀伊勝浦、太地、古座、串本、周参見の各駅からの乗車が可能
5号車へ
5号車は普通車指定席。ノビノビ座席「クシェット」と呼ばれるかつての簡易寝台のように横になれるタイプ。1名から4名で利用。
夜行の場合はブランケットなどが用意されます(昼行はなし)
4号車のフリースペースへ
車内の行き先表示(自分が映り込んでしまいました笑)
出発から10分ほどして海岸線が見えてきました。
次は紀伊勝浦
紀伊勝浦はおもてなし停車駅。
つづく・・・
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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日本クルーズ客船が運航するクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」(26,594㌧)が来年1月で営業航海を終了することになり、神戸港では最後の航海に際し出港セレモニーが行われました。
「ぱしふぃっくびいなす」は1998年の就航以来、神戸港へ約680回と最も寄港回数の多いクルーズ客船でした。しかし新型コロナウイルス禍で2年間運航を休止。今年3月に本格再開しましたが客足が戻らず事業継続が難しいとの判断から来年1月に事業終了を決めました。
船首部分には乗組員による手書きでしょうか「Thank you 24 years」と書かれていました。
最終航海の出発に際し午後4時半から神戸ポートターミナルで船長や神戸市の関係者が出席して最終航海出港セレモニーが行われました。
最後のクルーズは「びいなすニューイヤークルーズ」で、石垣島・沖縄本島・奄美大島を巡る9日間の旅です。アンテナの先には松飾りが取り付けられていました。
神戸ポートターミナルのデッキには多くの人が見送りに訪れていました。
午後5時にドラが鳴らされ、神戸市消防音楽隊の演奏が流れる中ゆっくりと離岸。
乗客も手を船のデッキから振っていました。
こうした光景が最後になってしまうのは寂しいことです。
見送りに来ていた人は旗やペンライトを振り続けていました。
神戸港では150発のサプライズ花火が打ち上げられたり、遊覧船「boh boh KOBE」に乗っての海上からの見送りもありました。
航海を終えて1月4日(水)の午後3時に最後の入港する際には神戸市消防艇によるカラー放水や須磨翔風高校和太鼓部による演奏など入港歓迎行事が予定されています。
そして最後の出港となるのが1月6日(金)午後5時。この日は神戸市消防音楽隊による出港歓送演奏、離岸時にはバルーンリリースが行われます。 -
旅も3日目。ホテル出迎えた紀伊勝浦の朝。
晴れました!
午前6時40分から朝食バイキングタイム。さっと済ませて出発準備です。
復路の「ウエストエクスプレス銀河」は9時50分発。本数の少ない紀伊勝浦発のバスに乗るため7時30分発の送迎船「浦島丸」に乗ります。
ホテル浦島を後にします。
大きな漁船も停泊
10分ほどで勝浦港の桟橋に到着
漁師町らしい光景
無料の足湯施設がありました。
ビン玉ツリー
はえ縄漁の浮きとして使われるビン玉を使ったツリー。日によって青や白に点灯するようです。
港にはまぐろが味わえるにぎわい市場があり、次回はゆっくりと訪れたいと思いました。
まぐろの町らしい通り
紀伊勝浦駅8時00分発のバスに乗車
終点の新宮駅に向かいます
乗車時間は約40分
ーバスの車窓から見えた光景ー
「地球防衛軍」というコレクターズショップ
那智駅にある「道の駅なち」と「熊野那智世界遺産情報センター」
広大なショッピングセンターが連なる横を通過
JR宇久井駅前
日本神話に出てくる神武東征(じんむとうせい)上陸地を示す看板
天気も良く少し時間があるのでひとつ手前の速玉大社前で下車
再び熊野速玉大社へお詣りしました。晴れた朝の神社は気持ちが良いです。
熊野川に架かる熊野大橋
橋の向こうは三重県です
大きな川です
駅まで歩き9時15分過ぎに新宮駅に到着
さあ復路の銀河旅が始まります!
この続きは後日! -
午前中の熊野速玉大社ガイドツアーを終えて一旦新宮駅に戻り那智の滝へ行こうと観光案内所に立ち寄りました。新宮駅から直接那智の滝に行くバスはなく、那智駅で乗り換えが必要とのこと。そこで正午過ぎの紀伊勝浦行きに乗り出発。
那智駅でバスを乗り継ぎ約45分ほどで那智の滝前に到着。
ずっと雨が降り続く中、ここからはひたすら歩きです。
鳥居をくぐり石段の道を進みます
滝が見えてきました。
落差133mの立派な滝です
「飛龍」と書いて「ひろう」と読みます
もう少し奥に進みます
飛龍神社拝所からの滝
滝を後にして青岸渡寺に向かいます
途中の石段には色づいたもみじの葉が落ちていました。
那智山青岸渡寺。西国三十三所観音霊場の第一番札所です。
すぐ近くに熊野那智大社礼殿があります。
宝物殿横にある干支の絵は既に兎になっていました。
雨に煙る山々
参道にはまだ色づいた木々が葉を付けていました。
そういえば昼飯を食べずにいたことを思いだし、バス待ちの間に和か屋本店内の喫茶でお滝もちセットを注文。
那智山からバスに乗車し紀伊勝浦駅に到着
那智といえば黒あめですね。
駅前の通りを海に向かって進みます。
紀伊勝浦といえば生まぐろ。道の両側にはまぐろを食べさせる店が並んでいました。
数分で船着き場に到着
鯨の形をした遊覧船「くじら号」
私が乗るのはこちら
亀の形をしたその名も「浦島丸」
そう、この日の宿泊先である「ホテル浦島」まで連れて行ってくれるのです。竜宮城行きではありません(笑)
10分ほどでホテルに到着
ホテルの敷地は東京ドーム3.5個分の広さとか!
チェックインしてから部屋までが遠い!これまた距離があるのです・・・
天気はあいにくでしたが目の前は海!
日昇館の部屋はこんな感じ
天然の洞窟風呂などいろんな湯めぐりが楽しめるホテルでした。早速浴衣に着替えて湯に浸かり夜はホテルの和洋中バイキングを食べて就寝。翌朝に備えました。
つづく・・・ -
「ウエストエクスプレス銀河」の紀南の旅。
串本駅出発前の運転席。ほぼ以前の117系のまま。
午前8時00分に出発。車窓から先ほど訪れた橋杭岩が見えました。
パラパラと雨が降る空
ここからの区間が紀南ならではの車窓の楽しみなのですがあいにくの空模様。
それでも海岸部を走る車窓からの眺めは良いものです。
1時間ほどして紀伊勝浦に到着。町の方々が横断幕を持って出迎え
駅では5分ほど停車
再び海岸線を走り続け
定刻の午前9時37分に新宮駅に到着
終点で全員が下車しここからはフリータイム
初めて降り立った新宮駅
新宮鐵道100周年の記念碑がありました。
1912年(大正元年)に勝浦と新宮の間に熊野地方としては初めての鉄道が地元経済界の出資で建設され、木材輸送や観光で紀南の産業文化発展に大きく寄与したそうです。1934年(昭和9年)に国有化されて現在の紀勢本線の一部となったとのことで、今年は開業から110年になります。
現在の上り列車の時刻表。特急は9本、普通は平日で11本、土曜休日は9本。隣の駅への移動はバス利用が便利なようです。
そしてここからは熊野速玉大社無料ガイドツアーに参加。地元新宮市観光協会登録ガイドの吉川安子さんに市内の見どころを案内してもらいました。
旧西村家住宅。文化学院の創設者の西村伊作が設計した大正・昭和期の洋風モダン住宅。
1914年(大正3年)に建てられた邸宅で歌人・作家の与謝野晶子など多くの文化人が集うサロンとなっていたそう。現在は記念館として運営されていて内部が公開されています。
その向かいにある、これも西村伊作設計の旧チャップマン邸。アメリカ人宣教師のチャップマンの邸宅として1926年(大正15年)に建築されたもの。和歌山県内で西村伊作の手掛けた建物はこの2軒のみだそうで国の登録有形文化財に登録されています。
新宮城跡の石垣
新宮市仲之町商店街。市内唯一のアーケードのある商店街。近年は郊外にある駐車場を備えた大きな商業施設を利用する人が増え、人通りはほとんどありませんでした。
途中、新宮市のマンホール蓋を見つけました。市の花「ハマユウ」がデザインされています。夏に咲く熊野灘を代表する花だそう。
アーケードを抜けていよいよ熊野速玉大社へ向かいます。交通量の多い国道42号線。熊野川に架かる橋の向こうは三重県です。
熊野速玉大社に到着
熊野本宮大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成する大社です。
主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。
境内には平重盛が植えたという国指定天然記念物の御神木、樹齢1000年のナギの大木があります。
ナギは漢字で書くと木偏に那智の那「梛」と書くのですね。
葉が左右対称の形をしていて、葉の繊維の構造が他の葉と違い容易にはちぎれないことから夫婦円満、愛のお守りとして大切にされてきたそうです。
お詣りを終えて一旦新宮駅に戻ります。そしてこのあと那智の滝を目指します。
紀南旅レポートつづく・・・