「くにうみの日」の9月23日は毎年淡路島にある伊弉諾神宮で神楽祭が行われます。

三大神話の淡路・高千穂・出雲の神楽が集結し境内の特設舞台で演じられるというもので今回は16回目。今年も行ってきました。

午後4時に国生み太鼓、四方祓、淡路神楽でスタート

つづいて淡路のエンターテイメントグループが演じる「西海神楽」

そして午後5時過ぎからはお待ちかねの「出雲神楽」

演目はもちろん「八岐大蛇(やまたのおろち)」

天照大御神の弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が大蛇を退治するというもの

大蛇に捕らわれた女神櫛名田比売(くしなだひめ)を助ける素戔嗚尊

大蛇に絡まれても果敢に戦って

大蛇を見事に退治しめでたく結ばれるという神話です。

境内は陽も落ちて夜に。午後7時前には神職によってかがり火が灯されました。

不思議なことにこの「神楽祭」は過去雨に降られたことが無いという催しです。昨日も未明に雨が降っていましたが晴れ間も出て白っぽい月が出ていました。

続いては「高千穂の夜神楽」

「手力雄の舞(たちからおのまい)」

「鈿女の舞(うずめのまい)」

「戸取りの舞(ととりのまい)」

「御神躰の舞(ごしんたいのまい)

イザナギ・イザナミの二神が酒を作り、お互い仲良く飲んで抱擁し合い、夫婦円満を象徴している舞で、客席に降りる場面も。このあと舞台に戻り二神はとある行為に及ぶというちょっとアダルトな、子孫繁栄の舞でした。

そして最後は淡路の「國生み創生神楽」

イザナギ・イザナミの二神によって海原の中におのころ島を生み出され、最初に淡路島が誕生。子役は安達海君。

淡路島に続き四国、対馬、佐渡島、本州が生まれます。

そして最後は国生みの日之大神を生み出すまでの勇壮な舞

地元淡路の演者(配役・奏楽・裏方)によって受け継がれています。

「神楽祭」は今年も見ごたえのある5時間でした。
なお「國生み創生神楽」は毎月22日に夜神楽を奉納しているそうです。詳しくは公式サイトをご覧下さい。
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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倉吉旅での宿泊先は三朝温泉。

斉木別館に泊まり夜と朝にのんびり湯に浸かりました。温泉の関係者に伺うと三朝温泉は外国人観光客は意外と少なく、関西を中心に国内の観光客利用が殆どだそう。

朝、ホテルロビーはロボットが清掃中

朝食後、温泉地を散策

サギでしょうか。草むらから飛び立っていきました。

暑さ厳しい中でも咲くコスモス

温泉地の中心を流れる三徳川

お盆の頃に襲来した台風7号の影響で川が増水し露天風呂「河原風呂」が水没する被害を受けましたがすでに復旧。朝風呂に浸かっている人もいました。

その川に架かる三朝橋

川面に映る橋の欄干

先月15日には危険氾濫水位に達し被害をもたらしたという三徳川。この日は穏やかでした。

橋を渡ったところに観光案内所があります。

建物内に舞台があり毎週金曜と土曜の夜8時30分から三朝に古くから伝わる伝統芸能を披露する「あったか座」の公演があるようです。

三朝温泉のマスコットキャラクター・湯けむり怪獣「ミササラドン」

三朝温泉は三徳山とともに日本遺産に登録されています。

散策マップを見て三朝神社へ

大きな木々に囲まれた場所にありました。

手水所にはラジウム温泉が流れているとあります。

飲用にもなる温泉水が出ていました。

温かい温泉水でした。

神社境内

本殿

すぐ横の社務所には御朱印がありました。一体500円で自分で日付を記入。

境内に和傘の下に色とりどりの毬状のものがぶら下がっていました。

因州和紙で作られたもので夜になると灯りが灯されるようです。

三朝橋の1本東側に架かる恋谷橋

リアルなかじか蛙がいました。

撫でると良縁に恵まれるとのこと

朝の散策を終えて宿に戻りましたが庭先で珍しい黒いトンボを見かけました。

早速ご縁があったようです。
このあとチェックアウトして再び倉吉駅に向かいます。
鳥取・倉吉旅つづく・・・ -
円形劇場にほど近い場所に満正寺(まんしょうじ)というお寺があります。1699年(元禄12年)に鳥取池田藩城代家老の荒尾志摩の菩提寺として建立された寺です。鳥取市出身の漫画家谷口ジローの描いた漫画「遥かな町へ」で主人公がタイムスリップする舞台として登場する場所だそう。

寺の境内には古来から満正寺に伝わる星占術を用いたホロスコープ「九曜星占盤(くようせいせんばん)」があります。これが直径8メートルもある巨大な星占盤です。

生年月日から星を算出し、性格・恋愛・相性・対人関係を占うというもので倉吉のパワースポットになっています。

その横には仏世界の四海に棲む龍王像があります。

古来から自然界の覇王として崇拝されてきた龍王が境内を這っているように表現され龍脈(龍穴)のパワーを表わしています。中心にあるのが須弥山(しゅみせん)と呼ばれる仏教界で世界の中心と考えられる想像上の山だそう。
寺務所にある募金箱

硬貨を入れると赤い皿の周りをくるくると回り中心の穴に吸い込まれていく仕掛け。動きが面白いのでつい1度ならず2度3度入れたくなります(笑)

歴史を感じる街並み

おもちゃと駄菓子の店がありました。子供の頃家の近くにも駄菓子屋があったことを思い出しました。

その隣には真新しい店構えのかき氷の店がありました。

「けずりひ たいら少納言.G」というお店。2軒隣にある「人形のたいら」が経営するお店で、けずり氷は自家製シロップのいちごミルクをはじめ抹茶ミルクや白みつミルク、トロピカルなどがありましたが、気になったのは厳選スーパーフードを使った「けずり氷 グレードアップ」2種。

「酔芙蓉~今日の充実~」はアサイーにフランボワーズ、いちご、ミルクが掛かったもの。

もうひとつは「氷庭の枯山水~侘と寂の趣」
モリンガというスーパーフード、抹茶、ミルクが掛かったもの。
いずれも人形屋さんの純氷ふわふわかき氷で、口に入れた瞬間にとける氷の食感とひろがる香りが何ともいえません。これまで食べていたかき氷とは全く別物でした。出てきたときには「こんなボリューム食べられるか!」と思いましたが食感が軽く、氷を食べた時のあのキーンとくるようなこともなくあっという間にペロリと平らげすぐにおかわりしたくなるほどでした。お店の説明では氷は無菌室で48時間以上かけて凍らせる純氷を使っていて、ふわふわの氷と自家製シロップの絶妙な味わいを楽しんで欲しいとのこと。清少納言によって執筆された「枕草子」に登場する「けずりひ(かき氷)」、平安の世から令和へのおくりものをコンセプトに、氷とシロップのみで表現する事にこだわっているそうです。

なお、お店の営業期間は6月~9月の夏期のみ。
営業時間は11:00~17:00
営業日は月・火・金・土・日
(水・木は定休)

「けずりひ たいら少納言G」
鳥取県倉吉市西町2715
電話:0858‐22‐2391
mail:doll@taira.co.jp
お店のFacebookはこちら
お店のInstagramはこちら -
鳥取県倉吉市にある「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」

開館5周年を記念して現在「遊んで学ぼう!超恐竜ワールド」が開催されています。

懐かしさも感じるこの円形の建物は日本最古の円形校舎で、旧明倫小学校を改修して2018年にフィギュアミュージアムに生まれ変わったのです。老朽化から一度は議会で解体決議されたものの、円形校舎の活用法を再検討する中で世界的なフィギュアメーカーを誘致し「ポップカルチャーの拠点」として整備されたそうです。

玄関口であるJR倉吉駅構内には倉吉市が「フィギュアのまち」であることを伝える看板やディスプレイがありました。

現在は特別展「超恐竜ワールド」が開かれていて、ドイツの老舗フィギュアメーカーであるSchleich(シュライヒ)の超大型恐竜が展示されています。入口前に鎮座する「アンキロサウルス」。遊具ではなく乗れる巨大フィギュアです。

「ティラノサウルス」

入口には「祝10000人」の表示がありました。先月25日に達成したそうです。

「トリケラトプス」

「アロサウルス」

「ヴェロキラプトル」

動物やユニコーンなど恐竜以外の国内で販売されているシュライヒ製品のほぼすべてが展示されています。

恐竜スタンプラリーでスタンプを全部集めると・・・

トリケラトプスのシールがもらえました。

10月15日までの開催。入館料は1階の恐竜ワールド特別展のみは600円、常設展のみは1000円、全展示は1200円。アクセスなど詳しくは公式サイトをご覧ください -
倉吉線鉄道記念館から白壁土蔵群の中心に戻り街並みを散策。

倉吉の町は室町時代に打吹城(うつぶきじょう)の城下町として形成された町で、江戸時代には陣屋を中心に武家屋敷が建てられたそう。その街並みが今も残っています。

大正時代に大きな醤油屋のもろみ工場だった赤瓦一号館。現在は因州和紙など倉吉の特産品や地酒、雑貨などを扱う店が入っています。

倉吉の町屋解説看板。赤瓦は島根県石見地方の名産でもある「石州瓦(せきしゅうかわら)」。凍害に強く豪雪地帯で用いられている瓦です。

悠々と鯉が泳いでいました。

大きな鯉でした!

町中を流れる玉川

説明看板

標高204mの打吹山と赤瓦の白壁土蔵群とが重なる撮影スポット。ここは1991年12月公開の映画男はつらいよシリーズ第44作「寅次郎の告白」のロケ地。寅さん(渥美清)と泉(後藤久美子)がばバッタリ出会うシーンの撮影が行われた場所です。

バッタリといえばバッタがいました(笑)

昼は打吹公園通りにある「土蔵そば」へ。

白壁の土蔵の3階にある人気のお蕎麦屋さん。

店内はカウンターとテーブルがあり、蔵をそのまま利用した造り。

4階まで階段がありました(エレベーターはありません)

温・冷の色々なメニューがありましたが看板メニューの土蔵そばを注文。

2段重ねになっていてそばに直接かけて食べる割子そば風の食べ方

美味しい平打ち麺でした。最後に皿に残ったつゆを蕎麦湯に入れて飲みました。

倉吉銀座商店街(県道205号線)沿いにある赤瓦・白壁土蔵バス停前にはこんな展望台がありました(エレベーター付き)

打吹山方面

倉吉市役所方面

大山は雲に隠れて見えませんでした。

このあとは西へ歩いて円形劇場方面に向かいます。
鳥取・倉吉旅レポートつづく・・・



