奄美大島の旅もいよいよ終盤。空港へ向かう前に「奄美パーク」に立ち寄りました。

ここは交流の場となる「奄美の郷」と日本画家である「田中一村記念美術館」の2つの施設を中核とする奄美群島の観光拠点施設です。

まずはドーム型した屋根の「奄美の郷」の建物内へ

奄美の美しい自然や多様な文化、歴史を学べる施設になっています。

改めて奄美群島の位置関係を確認

そして「奄美の郷」の奥に「田中一村記念美術館」があります。

「田中一村(たなかいっそん)」は栃木県出身の日本画家で、奄美の自然に魅了され、亜熱帯植物や動物などを題材に描き続け独特の世界をつくり上げた人です。

奄美に移り住み紬工場で染色工として働き、蓄えが出来たら絵を描く生活をしていたそう。

一村が亡くなるまで作品が発表されることなく無名の画家でしたが、その後遺作展が開かれたりメディアで作品の一端が紹介されると大きな反響を呼び世の中に知られるようになったのです。常設展のチラシなどにも掲載されている「不喰芋と蘇鐵(くわずいもとそてつ)」という作品がおなじみでしょうか。館内撮影は禁止されていますので足を運んでご覧ください。展示室は奄美の伝統建築である「高倉」をイメージした造りになっていました。

奄美パーク内には「一村の杜」がありその先に展望台がありました。

高さ30mの展望台

360度のパノラマ!

喜界島も見えました

正面が奄美空港

眺めは最高!

椅子もありこの眺望をしばらく独り占めしたいと思いましたが、この日は太陽が照り付ける猛暑日。ガラス張りの展望室でゆっくり出来ず退散しました。

奄美空港に着陸する徳之島からの日本エアコミューター便(ATR42-600)

東京(成田)に向けて離陸するピーチアビエーションのエアバス機

パーク内には様々な亜熱帯植物が植えられていますが、駐車場の方向にスッと伸びた木が2本ありました。

なんとスッと伸びたのは木ではなく花でした!

そう、数十年に一度咲くといわれる「リュウゼツラン」の花でした!

葉の形が龍の舌のようということでこの名があるそうですが、すべての木が花を咲かせているわけではありませんでした。

めったに見られないものを見ることが出来ました

奄美パークへは空港や名瀬市内から「しまバス」が走っています。

見学を終えた後は空港に向かい帰路につきました。
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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今年で12回目を迎える「島根県飯南町バスツアー」ですが、今年は11月9日(土)出発の1泊2日で実施します。今回の旅では神戸駅出発後、姫路駅を経由しますので姫路乗車が可能となりました!貸切バスで岡山県のJR新見駅へ移動し、そこから島根県のJR宍道駅まではこの春運行を開始した新型特急車両273系「やくも」に乗ります。

飯南町は母方の郷で私が産声を上げた町。そして川本町は父方の郷で出生届を出した町なんです。今年も去年に続きとなり町の川本町を訪れます!楽しい思い出作りに秋のバス旅ご一緒しませんか。詳細はチラシをご覧ください
参加費用は大人ひとり32,800円(税込)※2人~4人1室利用の場合。1人参加の場合は個室料3,000円追加となりますのでご了承ください。
予約・お問い合わせは飯南町観光協会で本日8月1日(木)午前9時から受け付けます。
電話番号0854-76-9050
※受付開始直後は電話が込み合うことが予想されますが、ご了承ください。
※8月2日現在すでに満席となり現在キャンセル待ちとなっております。 -
梅雨明けを思わせる青い空の広がった昨日、神戸新聞旅行社が企画する「美味しい旬の夏野菜産地体験ツアー」に参加してきました。

大型バスに乗り午前8時30分に神戸駅を出発。明石駅を経由して向かった先は兵庫県稲美町。神戸市・明石市と加古川市の間にあるため池の多い町です。太陽光発電施設のある池もありました。

良質な水が豊富なことから農業も盛んにおこなわれています。最初に訪れたのは「いなみ野メロン」を栽培する井上農園。

代表の井上孝一さんの案内でハウスへ

ハウス内の温度が上がらないようにと屋根に日よけシートが張られていました。

それでもハウス内の温度は50度以上!しかもメロンの木は自己防衛機能として葉や茎にトゲがあるので半袖で木の間を歩く際に肌にあたるとチクチクとしました。この中での長時間作業は大変だろうと思いました。

ハウス内になった見事なメロン。ここでは美味しさを凝縮させるために一本の木に一果しか実らせないのだそう。苦労が伺えます。

こんな黄色い花が咲いていました。
稲美町でメロン栽培が始まったのが約30年前だそうで、試行錯誤を繰り返しながら現在JA兵庫南稲美町メロン部会に所属する12軒農家が栽培に携わっているそう。

収穫を終えた隣のハウスを覗くと・・・
日よけシートも無く、入口に立った瞬間に熱波が押し寄せました。あっという間にカメラのレンズが曇りました。まるで高温サウナ!

ハウス内の見学の後はお待ちかねの試食タイム

コクのある甘みの「赤肉」

さっぱりした甘みの「青肉」

部会ではいずれのメロンも糖度13度以上を推奨しているそう。美味しかったので赤肉の「いなみ野レッド」を購入。1.5kg玉で1,500円でした。贈答用などに用いられるもう二回り大きなメロンもありましたよ。

「稲美町」はその名の通り稲が美しい町。豊富な水資源と、元々は山を切り開いて造られた町ということでやや小高い場所に位置します。そのため風の通り道となりため池も多いことから体感的には神戸あたりよりも涼しく感じました。

続いて訪れたのがジェラートのお店「ジェラテリア ビッグ・ママ」

大村農園が経営する人気のジェラート店です

自家栽培された季節の野菜や果物をふんだんに使ったこだわりジェラート

日替わりで10数種類並ぶ中から人気の「いちごパイ」を注文。いちごのフレーバーにサクサクとしたパイ生地が食感として楽しいジェラートでした。

コーンとカップが選べ、シングルは480円、ダブルは600円

お店の前では穫れたての果実や野菜の販売も(この日はツアー参加者にお土産としてブルーベリーをいただきました)

そして稲美町産の野菜や果物、米、加工品などを販売する「にじいろふぁ~みん」へ。地元生産者の名前が記された数多くの産品が並んでいましたが、この時期人気のとうもろこし(シルクスイート)などはすでに売り切れていました。欲しいものは開店すぐに足を運んだ方が良さそうです。

店内にラジオ関西の番組表を置いていただいております

にじいろふぁ~みんのすぐ横にある天満大池

立て看板によると兵庫県で最も古い池とのことですが、江戸時代には「蛸草大池」と呼ばれていたそうです。

その天満大池では水を抜きバイパスを通す工事が行われていました。

昼食はこれまた地元で人気の「いな美の里」へ

ハンバーグ定食

食べ応えのある大きなハンバーグ!美味しくペロリといただきました。

最後に訪れたのはイチゴとトマトを栽培する「母里農園」へ

バスを降りて農道を歩いてハウスへ向かいます。

案内していただいた母里農園の粂田諒さん

トマトのハウス内

黄色い花が咲いていました。

当初の予定ではここでトマトの収穫体験をするはずが、いまだ赤くならず収穫体験はお預け。

いくつか色づいてきたものもありましたがごくわずか。ハウスとはいえ天候の影響があるのでしょう。

ハウス内での管理のポイントは「水」とのこと。土表面は渇いていて、中は力強く握ると土が固まる程度の水やりにしているそう。水は与え過ぎても与えなさ過ぎてもいけないそうです。人間も植物も同じなのでしょう。

農園では産直販売も行っていて春の苺のシーズンには賑わうそう。またミニトマトの「プチぷよ」という皮が薄くてめちゃくちゃ甘い品種があるそうで、その収穫時期になったら味わいたいものです。

というわけでトマトの収穫体験は叶いませんでしたが、別の農家さんから分けてもらったというトマトをお土産にいただきました。

農業の担い手である農家さんたちがいるから私たちは日々安心して野菜や果物を口にすることが出来ます。私たちに出来ることはその生産品を無駄にすることなく消費する支え手になることが明日の農業を支えることになると感じました。今は海外からの産品も売られいつでも欲しい野菜類を手に入れられますが、改めて「旬」の大切さも感じた一日でした。
このツアーは今月8日(月)にも行われるそうです。 -
会津若松観光、御薬園の後は鶴ヶ城へ

鶴ヶ城(会津若松城)は難攻不落の名城といわれる日本百名城のひとつで会津のシンボルです。戊辰戦争後に政府の命令により明治(1874年)までに天守閣をはじめとするすべての建物が取り壊されましたが、昭和40年(1965年)に天守閣が再建され、平成に入って茶室や隅櫓も復元されました。平成23年(2011年)には屋根瓦が幕末当時の奥州赤瓦にふき替られました。

写真中央にある石が鶴ヶ城の石垣の中で最も大きな石

天守閣は5層構造で、各層ごとに鶴ヶ城の歴史や会津ゆかりの先人たちのことなどが学べます。

最上層からの眺め写真上は南・日光方面、下は西・新潟方面

庭園が見下ろせます

庭園脇でなにやら人が集まっています

なんとそこにはカッパ姿の河童たちがいるではありませんか!

その河童たちが集まって写真撮影会を行っていました。

なんでも写真中央の会津若松市非公認キャラクターの「かっぱぐりーん」が地域を盛り上げようと企画して呼びかけ全国のカッパキャラクターが集まっていたのでした。写真右から「カパル」(埼玉県志木市)、「おたる運がっぱ」(北海道小樽市)、「かっぱぐりーん」(福島県会津若松市)、「じゅっけんカッパのコタロウ」(東京都墨田区)、「ゆずがっぱ」(徳島県木頭村)
多くのファンが集まり写真撮影会を行っていました。

後ろ姿

集合写真後単独行動する「おたる運がっぱ」。城をバックにポーズをとっていました。河童キャラは全国にいるのですね。

なんとか雨に当たらずに楽しめた鶴ケ城観光でしたが、今度は晴れた日に城撮影したいと思いました。
観光後帰路に就きます。往路で通った磐越道・北陸道・上信越道を通り上越妙高駅へ。

真新しい駅なのに懐かしい丸形の郵便ポストがありました。

新潟県上越市の汚水マンホール蓋デザイン

上越妙高駅のホーム床ではエコマーク発見!

ホーム床材の一部に再生材料が使われているようです。

乗車する「はくたか」が入線

車両はJR西日本の「W7系」でした。

上越妙高駅で購入した「鱈めし」

骨まで柔らかい棒鱈の甘露煮、塩たらこに数の子のわさび漬け、たらの親子漬けなどが昆布の炊き込みご飯にのっていて味付けも甘辛具合が丁度よく美味しい弁当でした。

敦賀駅で在来線の特急サンダーバードに乗り換え。ブルーのラインに沿って進みます。

33番ホームへ

始発駅ですでにサンダーバードは入線していました。

帰りは683系V33編成車両
大雨で遅れることも覚悟しましたが定刻の21時09分に大阪駅に到着。隣のホームにはサッカーJ1京都サンガのラッピング車両「サンガトレイン」が停まっていました。なんとド派手な287系でしょう!

大阪からは新快速電車で神戸に無事帰還しました。 -
山形県米沢市にある上杉神社にお詣り

戦国時代の武将・上杉謙信を祀る神社で多くの人が参拝に訪れていました。

米沢城本丸跡に建てられたこともあって周囲は堀に囲まれています。

その堀に架かる「舞鶴橋」。欄干までもが石で造られたアーチ橋で橋の長さは5mほど。

欄干の親柱も自然の石(奇岩)が使われています。

国の登録有形文化財になっているのです

堀にはたくさんの鯉がいました。

上杉謙信像

そしてもう一人、像で目立っていたのが上杉鷹山(うえすぎようざん)

上杉鷹山は米沢藩9代藩主で、米沢織や米沢鯉、深山和紙などの産業を興すなどし、藩の窮乏を救った米沢藩中興の名君といわれている人です。横には「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」と書かれた碑がありました。鷹山が家臣に教訓として与えたとされる言葉で「何事も努力すれば実現する。実現しないのは努力しないからだ」という意味ですね。

当初は上杉神社合祀されていたそうですが、分祀され松岬(まつがさき)神社に初代藩主らとともに祀られています。

境内には「伊達政宗公生誕の地」の碑がありました。独眼竜正宗の出身は米沢だったのですね。

神社周辺は公園整備され「伝国の社 米沢市上杉博物館」がありましたが時間なく見学できませんでした。
上杉鷹山が推奨したとされる「うこぎの垣根」

売店横にありました

ウコギは「トゲがあるので防犯にもなり、非常食としても利用できる」と上杉鷹山が垣根として推奨したことから植栽が広まったそう。

ビタミンやカルシウム、鉄分などのミネラルを含み天ぷらやおひたしなどにも向いた伝統野菜とのことでソフトクリームにもなっていました。

「米沢牛の恩人」なる碑がありました。イギリス貿易商のチャールズ・ヘンリー・ダラスが米沢に滞在中に食した米沢産の牛肉が非常に美味だったことから、生きた牛を横浜の外国人居留地まで連れて帰り仲間にご馳走したところ、その美味しさが評判となり世間に広まったというお話。しかしいくら美味しいからと生きた牛を連れて帰るとは!やることのスケールが違いますね。

さて、その米沢牛ですが地元の老舗「登起波(ときわ)」で食しました。

牛鍋

肉は柔らかでジューシー

煮込んでも固くなりませんでした。

豆腐や白ネギ、糸こんにゃく、えのきなどの具材に加えてきくらげが入っていました。ちょっと珍しい?

食後は天童市に移動。東根市との境にあるさくらんぼ果樹園へ!

山形のこの季節のフルーツといえばさくらんぼですね。

まずはウエルカムさくらんぼ。二重になった紙コップに冷えたさくらんぼが配られました。

そして園内でさくらんぼ狩りスタート!

おなじみの佐藤錦が30分間食べ放題!

とはいえ、その場で用意された冷えた実の方が甘くて美味しく感じました。ちなみにさくらんぼは目線の高さより上、なるべく上の方の実が甘くて美味しいそう。実の熟し度に差があるようです。数は結構食べました。
果樹園の売店ではこんなゴージャスなパフェも販売されていました。

東北旅レポつづく・・・



