寒いこの時期は粕汁が欲しくなりますが、酒粕自体昔に比べて市場での流通が少なくなり、家庭での利用も薄れてきています。そこで関西特有の酒粕の調理利用と、その特性や食文化を再び促そうとフードジャーナリストの蘇我和弘さんが声掛けして始まったのが「酒粕プロジェクト」です。酒粕が日本酒の副産物というだけでなく、新しい調味料・素材として活躍の場が広がっています。このプロジェクトは2015年に始まり、毎年様々なシェフ(料理人)が参戦して発表することで流行の波に乗り、今では和食はもちろん、イタリア・フランス料理をはじめ、中華料理やカクテル、スイーツなどにも使われるようになりました。そして今年も神戸市東灘区にある神戸酒心館に全国からシェフや職人が集い、酒粕を使った新作メニューが発表されました。
この日発表されたメニュー。どれも創意工夫を凝らしたものばかり。
シェフらは兵庫県だけでなく大阪・京都府内、和歌山県、大分県からも参加
去年キューバで開催されたワールドカクテルチャンピオンシップに出場し2つの部門で優勝した神戸・花隈のバー サヴォイオマージュのオーナーバーテンダーの森崎和哉さん考案の「ドリームス・カス・トゥルー」
大阪・泉佐野市のホテル日航関西空港にあるオールデイダイニング ザ・ブラッスリーの「松波キャベツと豚肉のゼリー寄せ 焼き酒粕入りリグリビッシュソース」
大阪・箕面市にあるYUZUYA A Ukitaの「エスニック風シュリンプタルタル」
大阪・北新地にある西洋料理店 ふじもとの「酒粕ノルウェーサーモンの冷製テリーヌ 泉佐野産春菊ソース」
大阪樟蔭女子大学の学生と神戸・東灘のさかばやしがコラボした「割烹明石焼き(里芋饅頭)」
酒粕を餌にして養殖された「神戸元気サーモンの焼き物」
兵庫県三田市にある福助グループ ごはんやTasukeの「牡蠣の酒粕グラタン からすみ香煎掛け」
神戸・元町の中華料理 紅宝石の「酒粕の窯焼き焼豚」
和歌山のイタリア料理店 イルテアトロの酒粕醤を使ったアクアパッツア」と酒粕を練り込んで発酵させた「フォカッチャ」
大阪・北新地の日本料理 湯木の粕汁
大阪・松原市の御菓子司 吉乃屋 松原の「平和への祈り~prayer for peace~」
大分県中津市のお菓子工房 くりの木の「酒粕テリーヌ」
有馬せんべい本舗の「酒粕炭酸せんべい」
芦屋市の六甲味噌製造所の「酒粕鍋みそ」と「酒粕みそ」
これらのメニューや製品はそれぞれの店舗などで味わえたり購入可能なものもあります。元々東は愛知以東、西は岡山以西にはなかった関西特有の酒粕文化ですが、徐々に全国にその酒粕の魅力が広まりつつあります。あるフランス料理のシェフからは「なんでこれを輸出しないんだ!」という声もあったとか。この季節ならでは関西発の味わいをしっかり愉しみたいものです。
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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今月も早中旬となりました。今は1年で最も日の出時刻が遅い時期ですが、夕方の日の入り時刻が遅くなり少しずつですが日中の時間が増えてきました。本来なら寒さ厳しい時期ですが、この週末は春を思わせる陽気になるそうです。コロナに加えてインフルエンザも流行り出しています。寒暖差に負けないよう自己免疫力を維持するようにしましょう。要は睡眠と栄養ですね。あ、食べ過ぎはダメだそうです(笑)
1月16日(月)
8時台の洋楽特集、9時台の邦楽特集とも
「酒」ソング集1月17日(火)
8時台の洋楽特集、9時台の邦楽特集とも
「絆」ソング集1月18日(水)
8時台の洋楽特集は「ワン・数字の1」ソング集
9時台はゲストにウインズ平阪こと平阪佳久さんを迎えてお送りします。1月19日(木)
8時台の洋楽特集は「アローン・ひとり」ソング集
9時台はゲストに「空飛ぶ紙芝居」でおなじみ、スパイスアーサー702の弁士の伊舞なおみさんとオペラ歌手の藤川晃史さんを迎えてお送りします。リクエストやメッセージをお待ちしています。
番組メールアドレスは↓
asa@jocr.jp※予告なく放送内容を変更する場合があります。ご了承ください。
日の出前の神戸。東の空がオレンジ色に染まっていました。
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11月も来週は下旬に差し掛かります。週間天気予報をみていると日曜・祝日に狙ったように傘のマークがついていますが紅葉シーズンを楽しみたいものです。そして街中の商業施設ではツリーやリースなどが飾られクリスマスデコレーションが施されています。ここ2年は控えめだったせいかツリーの本数も今年は増えているように感じます。あとひと月もすればクリスマスですが、朝は恋人では12月12日から22日までクリスマスソング特集をお送りする予定です。
11月21日(月)
8時台の洋楽特集、9時台の邦楽特集とも
「シャドウ・影」ソング集11月22日(火)
8時台の洋楽特集は月に1度のカントリーソング集。
「カントリーミュージックトラベル」でおなじみの
阿部和則さんを迎えてお送りします。
9時台の邦楽特集は
「棚番1122」ソング集
日付にちなみ、ラジオ関西レコード資料室邦楽シングルレコード棚からピックアップしてお送りします。
※1977年(昭和52年)6月~7月頃に登録されたキングレコードのアーティスト楽曲が登録されています。11月23日(水)
8時台の洋楽特集は
「ハンド・手」ソング集①
9時台はゲストにビオラ奏者の神原玲奈(こうはられな)さんを迎えてお送りします。11月24日(木)
8時台の洋楽特集は前日につづき
「ハンド・手」ソング②
9時台はゲストに歌手の真木柚布子さんを迎えてお送りします。リクエストやメッセージをお待ちしています。
番組メールアドレスは↓
asa@jocr.jp※予告なく放送内容を変更する場合があります。ご了承ください。
3年ぶりとなる「神戸マラソン」はいよいよ今度の日曜日開催。少々天候が気になりますがランナーのみなさん頑張って駆け抜けて下さい! -
森林セラピーロード散策の後は町内に去年出来た来島交流センターへ移動。ここで「飯南神楽団ラジオ関西特別公演」を鑑賞。
舞台にはこんな歓迎幕が!
公演開始を待つ参加者
公演にあたり団長の田部浩さんから挨拶
広島県の県北・島根県では神楽が盛んで多くの神楽団が活動しています。飯南神楽団は2005年(平成17年)に同好会として発足。10周年を迎えた2016年(平成28年)に飯南神楽団と名称を改めました。若いメンバーが多いのが特徴で、地元の伝承などを基にした創作神楽などにも取り組む活気ある神楽団です。
今回の演目は「土蜘蛛」
大和国葛城山に巣食う土蜘蛛の精魂が、恨みを持つ摂津守・源頼光の侍女に姿を変え良薬と偽り毒殺を企てます。
そこで頼光は伝家の宝刀を坂田金時と卜部季武に託し土蜘蛛退治を命じます。
両名は妖術に悩まされながらも大激闘の末土蜘蛛を退治するというお話。
見応えたっぷりの迫力ある公演でした。
公演終了後には神楽団の人たちと一緒に記念撮影
ツーショットも撮っていただきました。
高価な衣裳を纏ってポーズ!これがなんと畳を背負っているかの如く重たいのです。
これを身につけて舞うとは!
面も手作りされた立派なものでした。
公演を観る機会があれば是非ご覧ください!
飯南神楽団について詳しくは公式サイトをご覧ください。このあとは昼食タイム。レポートはつづく・・・
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飯南町内の宿は田舎のことゆえ大人数を受け入れる宿泊施設はなく、参加者は今回も憩いの郷衣掛と琴引ビレッジ山荘に分泊。それぞれチェックインし休憩後の午後6時から憩いの郷衣掛の大広間で夕食会を開催。
10回目の記念すべきツアーとのことでなんと現在の塚原隆昭町長、山碕英樹前町長、そして奥田弘樹副町長までが出席して下さり、代表して塚原町長から挨拶をいただきました。
夕食メニューはお造りや天ぷら、地元野菜を使った和え物など
朴葉に包まれた魚の蒸し焼き
ご飯はこの時期ならではの芋ご飯
鉄板には奥出雲和牛ステーキ。写真はひと口食べたあとに撮りました(>_<)
そしてお楽しみの「活弁上映」がスタート!飯南町には「長太郎活動写真弁士保存会」というグループが活動しています。大正から昭和初期にかけてまだ映像技術が発達していない時代、生涯をかけてふるさと飯南町を映像に記録した明治生まれの活動写真弁士「吉岡長太郎さん」が残した貴重な映像の数々を未来へと語り継いでいこうと7年前に発足しました。町内外のサロンや催しなどで「弁士の解説付き無声映画」を上映しています。指導役でもある景山良一会長からの保存会の紹介のあと、最年少メンバーである地元の中学生の澤田四幸弁士による上映が始まりました。
上映作品は昭和3年の日活京都の「血煙高田馬場」。戦前の時代劇スター大河内傳次郎主演の時代劇です。酒に酔ったシーンでは飯南町の地酒である「絹の峰」を連呼するなどアドリブを交え見事な話術を披露してくれました(酒の味も知らないのに・・・)
もうひとつ外国映画も上映され2つの作品を楽しませてもらいました。
小学4年生の授業で活弁に触れ練習を始めたそう。弁士名の「四幸(しこう)」とは名字の澤の字からさんずいを取ったら「四・幸」となり4人兄弟が幸せになれるようにとの願いが込められているとのこと。なんとも兄弟思いの優しい子なのです。現在中学2年生で野球部に所属し学業の傍ら時間が許す限り上映会に参加し活弁を披露しているそうです。将来が楽しみですね。
そして飯南町の特産品の蕎麦や舞茸加工品、ジャムやドレッシングなど参加者全員に何かが当たる大抽選会!
さらには「飯南米(新米)」と「銘酒 絹の峰」争奪のじゃんけん大会!
塚原町長相手に勝った人が美米・美酒を手にしていました。
そして最後に山碕前町長から締めの挨拶をいただきグータッチ!
そしてなんとサプライズ!これまでの感謝を込めてとしめ縄飾りをいただきました。
こちらこそ感謝感謝です!ありがとうございました。
夕食会を終えて星空観察会へ。昼間の雲が取れて満天の星空!
今回は標高500mの赤来高原りんご園の駐車場で観察。島根天文協会理事で地元頓原(とんばら)公民館の石川館長の解説で夜空を楽しみました。
用意された天体望遠鏡を覗いて土星の環をみたり、シートに寝そべって夜空を見たり・・・
満月に近い月明かりで星空観察には好条件とはなりませんでしたが冷え込みもなく穏やかに星空を眺めることが出来ました。
今回のツアーではこんなクーポンが配られました。島根県の旅行支援ありがたいです。
それと憩いの郷衣掛の広間前にあった歓迎ボード。ようやく正しいツアー表記に出会えました(笑)
このあとは宿に戻って入浴。軽く飲み直して就寝。翌朝の早い出発に備えます。
旅のレポートはつづく・・・