神戸・大阪と中国・上海を結ぶ国際フェリー航路の新造船「鑑真号(がんじんごう)」が先週の大阪に続いて昨日の朝神戸ポートターミナルに初入港。早速船内を見学してきました。

日中国際フェリー(中国名:中日輪渡)が運航する国際貨客船で、船名は日本仏教の発展に寄与した唐の高僧「鑑真」にちなんで名付けられています。

中国の造船会社で約2年をかけて建造された全長167m、総トン数9,515㌧の国際貨客船です。

これまで運行されていた「蘇州号」が老朽化したことからそれに代わる船として建造されましたが、現在運行中の「新鑑真」に比べてひと回り大きな船体となったものの乗客定員は345人から192人と少なくなりました。

というのも全客室にシャワー・トイレを配置するなど船内グレードを高い造りにするため、大部屋の和室をやめてすべて個室となったためです(写真はダブルベッド仕様の2等客室)

2等客室の4人部屋

上下2段のベッド

4人部屋ではベッドが壁に折りたためるタイプの部屋もありました。

そしてデッキ6とデッキ7のフロア前方にはスイートルームがあります(ダブルベッド仕様)

客室は広くソファも完備

スイートルームにはバスタブも付いています。

部屋の前方にも窓があります。

こちらはツインベッド仕様のスイートルーム

こちらもゆったりとした部屋の広さがあります。

こちらも前方に窓がありカーテンで仕切ることも可能

デッキ6にあるレストラン

デッキ5にあるバー・ダンスホール(カラオケセットあり)

バーといえば

デッキ5の船首部にはバーラウンジがあります

シアターにもなる多目的ホール

ジム

そして中国航路の船らしい「麻雀室」も完備

キッズルーム

このほか売店やゲームコーナー、自動販売機、ドラム式洗濯機が置かれたランドリーコーナーもありました。

ブリッジと呼ばれる操舵室も見学

屋上デッキにはヘリポートも!

船員の休息区域を示す黄色いエリア

中国で建造された船ですが、船舶用レーダーは兵庫県西宮市に本社を置く古野電気製
デッキ6フロアからみた光景

隣の第3突堤には宮崎カーフェリー「ろっこう」が停泊。給油中でした。

そして階下部分がコンテナ貨物を積むスペースになっています

20フィートコンテナで338本、うち保冷用のリーファーコンテナは60本積載が可能となっています。

床にはコンテナについている爪をロック出来るよう穴が開いています。

「鑑真号」は神戸・大阪と上海の間を週2回往復。運行時間は48時間。毎週月曜に神戸または大阪に入港し、翌火曜日に出港。木曜日に上海に入港して土曜日に出港そして月曜日に神戸ないし大阪に入港という航行スケジュールです。なお現在運行中の「新鑑真」は今月20日以降大阪と神戸を交互に木曜入港、金曜出港のスケジュールとなります。2隻の船の見分け方は煙突の数。「新鑑真」は1つですが「鑑真号」は2つです。

ただし現在この航路は貨物輸送のみの運航です。新型コロナウイルスの流行で2020年1月から旅客を乗せての運航は中断中で、上海港のターミナル改修工事が完了する今年9月には旅客運航が再開されるということです。客船並みに船内がグレードアップされた「鑑真号」。秋以降はこの船に乗っての上海へのゆったり船旅ツアーも楽しめそうです。なお「鑑真号」は今日午前9時30分に出港し上海に向かいます。
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
-
-
東海道・山陽新幹線を走るJR西日本の検査車両T5編成、通称「ドクターイエロー」

月に3回程度線路や架線を検査するため走っていますが運行時刻が非公表のため「見ると幸せになれる」といわれる車両です。このほど老朽化を理由にJR東海のドクターイエロー(T4編成)とともに運行を終えると発表されました。JR東海のT4編成は来年1月に、JR西日本のT5編成は2027年以降に退役するということです。

東海道・山陽新幹線からは黄色い車両が消えてしまうのですが、もっとレアな検査車両があります。
それが「ドクターWEST(ウエスト)」

JR西日本が所有する事業用気動車で2両編成のキヤ141系

軌道(線路)系統と信号通信などの電気系統の検査が出来る車両です。

写真後方車両(キクヤ141)の台車に軌道検査装置が装備されています。

この検査車両「ドクターウエスト」は電車ではなく気動車なので電化区間だけでなく非電化区間も自走可能で、JR西日本管内だけでなくJR四国やJR九州のほか第三セクターの鉄路に貸し出されています。

広範囲のエリアを走る「ドクターウエスト」ゆえ「ドクターイエロー」よりずっとレアな車両なのです。
「キヤ141系車両」を見かけたら「キヤ~!」と声を上げてください(笑) -
兵庫県加西市の北条町駅と兵庫県小野市の粟生駅を結ぶ北条鉄道。その北条町駅構内で販売されているドーナツがあります。

車両をモチーフにしたパッケージに入っています。

反対側

正面

箱を開けると・・・

ミルクドーナツとチョコドーナツが各3個の6個入っています。

地元加西市に本社を置く丸中製菓製で風味良くしっとりとして美味しいのです。しかも6個入りで300円と安価!
これ以前は180円で販売されていて「それは安すぎでしょ」と思っていました。諸般の事情で値上げされましたがそれでも安い!

「フラワー2003-3」の実車はこちら。北条鉄道を走る「フラワー2000-1」「フラワー2000-2」「キハ40」パッケージバージョンもありますよ。

なお北条鉄道では様々なイベントを展開中。今月15日と16日には「キハ40助士席特別添乗」の体験が出来るイベントが行われます。有料ですが応募の申し込み締め切りが今日9日(日)の正午となっています。
詳しくは北条鉄道の公式サイトをご覧ください。 -
阪急西宮北口駅前にあるACTA西宮東館の西宮市立北口ギャラリーで今年も「K.G.R.鉄路写真展」(関西学院大学鉄道研究会OB写真展)が開かれています。

11回目の今年の特集テーマは「関西の私鉄」

出展作品総数92点のうち関西の私鉄作品は43点

昔はこうだったのかと、見る人にとっては懐かしいメンバー秘蔵の光景写真も

残る49点はフリーテーマ作品

「どこから撮ったの?」と思うような構図の鉄道風景写真やメンバーの青春時代の思い出が詰まったSL写真などが展示されています。

関西学院大学鉄道研究会OBで会の広報担当の誉田勝さんと「忍の2連が行く」の写真前で記念撮影。

「K.G.R.鉄路写真展」(関西学院大学鉄道研究会OB写真展)
会期は9日(日)までで午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)入場無料
会場は西宮市立北口ギャラリー(阪急西宮北口駅前・ACTA西宮東館6階) 第1展示室
↓この建物の6階です(阪急西宮北口駅北改札口から徒歩約5分)
詳しくは関西学院大学鉄道研究会OB会のサイトをご覧ください

-
昨日のスタジオからの光景

大きなクレーン船(起重機船)が向かいの川重ドックにやってきて何やら円筒形のものを吊り上げていました。

神戸市に本社を置く寄神建設(よりがみけんせつ)が所有する作業船「海翔(かいしょう)」で、これまでに関空連絡橋や神戸空港連絡橋などの建設の際に活躍しています。ドック内での作業のためにやってきていました。さぞやかなり重たいものを持ち上げる作業なのでしょう。

4100㌧の吊り上げ能力を持つ日本最大級の作業船です。

岸壁に停泊していた潜水艦はいつの間にか1隻に・・・

この日の夕刻、大きなクレーン船は須磨沖に移動していました。明日もまた引き続き作業があるのでしょうか。

昨日の日の出の光景。神戸の日の出時刻は4時46分。

この時期晴れた日の空は明るいですね。



