今月は昨日10日が満月日でした。

厳密には昨日の午前5時55分が満月タイムでしたが神戸はあいにくの雨模様。1日遅れて今日午前3時前の月。アメリカの先住民の間では狩猟シーズンとなることから「ハンターズムーン」と呼ばれているそうです。そろそろ冬支度の季節ということですね。
番組内容
懐かしの名曲を中心に三上公也アナウンサーのセレクトで、月曜日から木曜日の朝のひとときを音楽で彩ります。
また、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルなど、一日の始まりに入れておきたい情報もお伝えします。
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神戸市の東灘区制70周年を記念して昨日だんじり巡行が行われました。

午前9時前に32台のだんじりが白鴎橋に集結。セレモニーのあとに出発!

本来なら2年前に行われていた記念巡行ですがコロナの影響でこの日になりました。

「疫病退散」を掲げるだんじりも!

道を曲がるときが見どころのひとつ

こんなメイクしている乗り手も!

東灘区各地区のだんじり32台が次々と巡行出発

上空ではドローンが飛んでいました。

午後から雨予報で巡行は午前中で打ち切り。ゴールの東灘区役所前を目指します。

住吉東町5交差点

国道2号線を東へターン

勢いよく曲がると沿道から拍手が沸き起こっていました。 -
明延鉱山の坑道見学を終えて明神電車の行き着く先である神子畑選鉱場(みこばたせんこうじょう)跡へ。1919年(大正8年)に建設された選鉱場です。明延鉱山で採鉱・破砕された鉱石はここに運ばれ有用鉱物と不用鉱物(脈石)とに仕分けしたり、異なる複数種類の有用鉱物を互いに分離する作業が行われていました。狭い土地を有効活用して効率よく上から順番に選鉱するために山の急斜面を利用して建設されました。

選鉱場の昇り降りを行った「インクライン(ケーブルカー)の軌道跡
工場の跡地に「一円電車」が展示されています。

1929年(昭和4年)に明延鉱山と神子畑選選鉱場間の6.1kmに鉱石を運ぶための明神(めいしん)電車が開通しましたが、1945年(昭和20年)にはこの鉱石運搬車に従業員とその家族の交通の便を図るために初めて客車が連結され登場したのがこの車両「わかば」号です。当初の運賃は50銭だったそうですが、1952年(昭和27年)に1円になり、その後は明延鉱山が閉山で廃止される1987年(昭和62年)3月までずっと1円のまま据え置かれていました。それが「一円電車」といわれる所以です。園バスのような明るい色合いの車両です。

車内前方

車内後方

トンネル5つを潜って結ばれていた6.1kmの区間の所要時間は30分だったのですね。

ムーセ旧居と呼ばれる神子畑鉱山事務舎。鉱山技術者として明治政府に雇われていたムーセが住んでいた二番館を1888年(明治21年)に生野鉱山から移築。事務所や診療所として利用されていた建物で県指定の文化財になっています。無料で一般公開されています。

入口でトンボ発見!

そして建物の隣には「シックナー」とよばれる構造物があります。

液体中に混じる固体粒子を分離する装置

直径が百尺(約30m)のものと55尺(約16m)のものとがあり巨大な漏斗のような形をしています。

神子畑選鉱場跡と播但連絡道路朝来ICの間の国道429号線沿いに「神子畑鋳鉄橋(みこばたちゅうてつきょう)」という橋があります。

神子畑川に架かる鋳鉄製のアーチ橋

鉱石運搬道路として架けられた15.997mの橋。日本に現存する全鋳鉄製の橋としては最も古く国指定の重要文化財になっています。

この道は神子畑から生野へ「銀鉱石」を運んだ馬車鉄道

橋は渡ることが出来て、その先の遊歩道も歩くことが出来ます。

駐車場もあるのでぶらり鉱石の道散策が出来ますよ。 -
「一円電車まつり」が開催された日、明延鉱山の坑道見学会も行われました。

明延鉱山は今から約1270年前の天平年間に開山したとされ、奈良・東大寺の大仏鋳造にもここで産出された銅が献上されたという言い伝えもあります。明治政府の誕生で官営となりましたが1896年(明治29年)に三菱合資会社に払い下げられました。そして1909年(明治42年)に錫鉱が発見されて日本一の錫鉱として発展。銅や鉛、亜鉛など多くの鉱石を産出し発展。全国から多くの働き手が集まり鉱山の街として賑わいを見せていたそうです。しかし1987年(昭和62年)に円高と金属価格の下落によって立ち行かなくなり閉山しました。

日本遺産・近代化産業遺産になっている鉱山内をガイド案内で約60分歩きます。

頭上に高さ20mにもなる空洞があります。今なおそのままの状態で残る巨大な鉱脈跡です。

上部で採掘した鉱石は下に流れるように穴が掘られ通路脇に取り口が設けられています。

緑青が出来ているところは鉱脈とわかります。

他の観光化された鉱山と違って通路の舗装などはされていません。トロッコ線路なども残り当時のままの内部で生々しさが感じられます。

掘り進める機械の動力は空気。その圧縮空気を運ぶ鉄パイプが張り巡らされています。坑道の総延長は約550km。東海道新幹線の新大阪・東京間に匹敵する距離。垂直距離は約1kmで海面下約140mまで堀り進められたそうです。下部は水との戦いだったようで排出作業が止まった現在は水没しているそう。見学コースの坑道でもあちこち水たまりがありました。

坑道の途中に酒蔵があります。坑道内の年間平均気温は12度前後で一定の温度ゆえその特性を活かして日本酒の熟成に利用されています。

兵庫県宍粟(しそう)市にある山陽杯酒造の「播州一献 鉱山熟成大吟醸『明壽蔵』」として販売されています。

鉱山の上部と下部を結ぶエレベーター。鉱山の機械化が進んだのは昭和20年~30年代で大型重機なども使われました。こうした大型重機は分解して立杭エレベーターで運び、地下で組み立てられたそうです。

坑道内案内地図

坑道内には鉱山で使われた産業機械がそのまま展示されています。

掘削に使われた「クローラジャンボ」や小型の「ボーリング機」

トロッコを引く蓄電池式機関車

大型のダンプも置かれています。

鉱山跡とはいえいつでも採掘再開出来そうな生々しさが残る場所でした。

重機も出入りした大きな扉。上には山の神が祀られています。

来月6日(日)に今年最後の「日曜坑道見学会」があります。ちょうど紅葉も見頃でしょうか。

出口横には「一円電車」も置かれていました。

やぶ市観光協会の公式サイトはこちら
このあと朝来市にある神子畑選鉱場に行きます。つづく・・・ -
神戸と宮崎を結ぶカーフェリーの新造船「フェリーろっこう」がきょう10月4日に就航します。

先日内覧会があり船内を見てきました。

総トン数14,006トン、全長194m、全幅27.6m、定員576人、大型トラック(12m)163台積載可能と今年4月15日に就航した新造船「フェリーたかちほ」と外観や主要諸元、設備は基本的に同じです。

ただ2階の駐車スペースから3階に通じる船内入口のエスカレーター横の壁紙が「神戸タータン模様」と「神戸仕様」になっています。

神戸の街並みを意識したおしゃれでシックなエントランスフロア

インフォメーションコーナーと売店

3階と4階に客室があり貨物ユーザーに向けたドライバーゾーンとツーリストゾーンに分かれています。日常と非日常が船内ですみ分けされています。女性にも優しい設備が整っています。

展望浴室利用案内

ゆったりと利用できます。

授乳室も完備

子供向けのキッズコーナー。チームラボの「こびとが住まう黒板」が常設展示されています。黒板の中に現われるこびとやシャボン玉にタッチすると黒板に中の世界が変化していくというもの。

ペットを連れて泊まれる部屋も完備

ペットを連れて外に出られるスペースもあります。

外から見るとこんなスペース

これまでのカーフェリーに比べるとより快適性を追求。より客船に近づいた感があります。

来年2月28日乗船分までは期間限定乗船運賃3割引キャンペーンも行われています。
詳しくは宮崎カーフェリーの公式サイトをご覧ください。



