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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2018年7月21日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    世界に本当の日本料理を知ってもらうために

    20日の「一紀のいろいろ万華鏡」では、「旅する料理人」こと椛島剛さんをゲストにお迎えして、世界各地の「日本料理」の実情について、お話を伺いました。

    以前、番組にご出演いただいた時は、大阪城の近くで料理店を経営されていた椛島さん。

    その後、外国人観光客が増えてくるにつれて「直接外国へ行って、日本料理を紹介しよう!」と一念発起。

    そうして、イギリス、アメリカ、ドイツ、さらにはアフリカやインドなどを回って来られたそうです。

    そこで体験したのが「日本料理」に対する、外国人の認識のズレ。

    ラーメンや餃子など日本では大衆料理の範疇になる料理を「本当の日本料理」と思っている人が、予想以上に多かったそうです。

    そんな現状を少しでもあらためようと、椛島さんは行く先々で「本当の日本料理」とは、どんなものかを伝えるために尽力しているそうです。

    世界的には「日本料理はブームになっている」と言われていますが、その実態が間違って伝えられては、意味がないですよね。

    椛島さんの活躍が、日本へのさらなる理解に繋がっていけばいいですね。

  • 2018年7月19日(木) 13時36分 一紀のツーと言えばカー!

    夏場の追突予防対策について

    連日、猛暑の日が続いていますが、こういう陽ざしの強い日に運転していると、トンネルから出た瞬間や、薄暗い地下駐車場から地上へ出る時に「まぶしい!」という体験をした方も多いのではないでしょうか?

    特に白い車や荷台が銀色のトラックが前を走っていると、突然「前の車が消えた」ように感じることがあります。

    なぜ、このような現象が起こるのでしょうか?

    例えば白や銀色などの明るい色の車が強い太陽光に照らされると、全体が光に包まれたように見えて、車が見えにくくなります。

    これを「蒸発現象」といいます。

    その逆で、空はまだ明るいのに路面近くが薄暗い夕暮れ時や、日中に照明のないトンネルに入った直後などは、色の濃い車が周囲の暗さと同化してしまうことがあります。

    これを「溶け込み現象」といいます。

    これらの現象が起こりやすい条件下では、自分だけではなく、他の車のドライバーも同じような感覚になると考えてください。

    もしも自分の車が、思い切り明るい色または暗い色をしているなら、後方からの追突されないように、

    ・昼間はトンネルを出た直後、テールランプを少し長く点灯させておく。

    ・夕暮れ時は早めにテールランプを点灯させる。

    といった対策が大事です。

    また、トンネルの出口付近で起こる「逆光現象」も危険です。

    夕暮れ時には太陽光が、正面からトンネルの出口付近に差し込むことがあります。

    この時、前の車が光に包まれて見づらくなって、後続車のドライバーがとっさにブレーキを踏んでしまいがちです。

    ですから、トンネルの走行する時は、時間帯や周囲の状況、車間距離などに注意を払い、安全に走行することが肝心です。

  • 2018年7月18日(水) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    「南海トラフ地震」について

    先月18日に発生しました「大阪北部地震」では、震源地付近を中心に被害をもたらしただけでなく、近畿圏の交通機関がマヒするなど、社会全体に大きな影響を与えました。

    この「大阪北部地震」をきっかけに、あらためて「南海トラフ地震」への関心を高めた方も多いかと思います。

     

    近い将来に発生することが予想される「南海トラフ地震」。

    実際に、どのような地震になると言われているか、皆さん、ご存知ですか?

    「南海トラフ」というのは、静岡県の駿河湾から遠州灘、さらに熊野灘、紀伊半島の南側の海域や高知県の土佐湾を経て、宮崎県の日向灘沖までの、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接している海底の溝上の地形を形成している区域のことを言います。

    この「南海トラフ」に沿ったプレートの境界を震源とする大規模な地震が「南海トラフ地震」です。

    この地震は、研究の結果、おおむね100年から150年の周期で発生していることが確認されています。

    この「南海トラフ」が震源となった「昭和東南海地震」及び「昭和南海地震」が起きて70年以上が経過しており、次の大規模地震が発生するリスクは年々高まっていると考えられています。

    この2月には、政府の地震調査委員会が、南海トラフ巨大地震が30年以内に発生する確率を、「70%程度」から「70~80%」に引き上げると発表しました。

     

    今回の「大阪北部地震」で、あらためて地震への備えの大切さを実感されたと思います。

    「南海トラフ地震」の被害から、ご自身や家族を守るために、このコーナーでも紹介してきました様々な準備に、ぜひ取り組んでください。

  • 2018年7月16日(月) 17時49分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月13日)

    7月13日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「地震見舞受けつゝ今宵の蚊遣香」
    「お茶室の蚊遣線香渦の型」
    「通ひ来る蚊の身の細くあろうとも」

    妙音新聞からは
    「居間の蚊に打つによろめく八十路かな」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「僧侶の手に蚊除けスプレー納骨日」(練馬区 北星関子さん)
    「蚊柱やこの頃隣家留守多し」(藤井寺市 竹村智巳さん)
    「四疊半追い詰めし蚊を取り逃がし」(吹田市 土山能孝さん)

    そして上田秋成の句は
    「ゆふぐれやたがおもひ者蚊にいたむ」(無腸)
    「おもひ草くすしは物をしらぬかな」
    「蚊に起て行水驕る月夜かな」

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「ブンと来る一匹の蚊に寝付かれず」
    「クマゼミの声でやみたる長き雨」

    アッキンの句は、
    「気がつくと人間蚊取りやってきた」
    「一枚のナイトプールで写真映え」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「やっぱりか蚊に好まれるのも相方か」

    アルミカン高橋さんの句は、
    「蚊がいると手かげんなしに たたかれた」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「夏の夜は蚊帳の中にて安眠を」神戸市北区 たけしさん)
    「モスキート刺せばヘビー級をも倒す菌」赤穂市 風ちゃんさん)
    「鬼ごっこ蚊取り線香 蚊と遊ぶ」赤穂市 アンちゃんさん)
    「蚊帳の中 昼寝すやすや孫の顔」神戸市垂水区 ますきさん)
    「血を吸われ赤い斑点あちことに」大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「蚊の音にうとうとうとと朝が来る」淡路市 お散歩おじさん)
    「堕ちないか蚊取り線香で飛蚊症」大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)

    「歯を閉じて夜を恐れる合歓の花」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「大嵐 梅雨に台風 後は何」(大阪市淀川区 蒼龍さん)

    出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    アルミカン高橋さんが選んだ句は、
    「蚊に刺され叩きそびれて鬼ごっこ」(赤穂市 ミルクさん)
    「天神さん屋形船にてハモ食す」(赤穂市 風ちゃんさん)

    アルミカン赤阪さんが選んだ句は、
    「蚊が止まり会話生まれた老夫婦」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    吉川さんが選んだ句は、
    「蚊に食われ爪で十字の跡つける」(篠山市 まさ・あっこさん)

    大森さんが選んだ句は

    「蚊帳の中 何やら嬉し少年期」(東大阪市 シティボーイさん)
    「蚊やり豚 萬古焼買いに四日市」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「蚊帳吊りの釘まだ残る祖母の家」(姫路市 みよこさん)

    「青天や命落語に百日紅」(交野市 星のブランコさん)

    「山鉾の曳き綱命の重きかな」(守口市 守口のタヌキさん)
    「水神に しずまり祈るわが身かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、
    「新人の蚊の鳴くような生返事」(神戸市垂水区 ちょいマル親父さん)
    「梅雨が明け賑わう夏の海開き」(神戸市北区 たけしさん)
    「梅雨末期 止まない雨の怖さ知り」(淡路市 お散歩おじさん)
    「暴れ梅雨 未曾有の爪あと立ち竦む」(姫路市 みよこさん)

    でした!

    次回のお題は」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供