番組内容
ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。
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6月29日のお題は「蟹」「雑詠」でした。
まずは、大森さんの句からご紹介します。
「とらえられ蟹はあぶくを吐きゐたり」
「持ち上げた石に磯蟹いし喚声」
「ざり蟹をさがしいるらしランドセル」
妙音新聞からは
「蟹歩む小さき島の路地と路地」(四日市市 北山紀美さん)
「札所道踏みそうになり山の蟹」(五條市 馬場廣道さん)
「山道の小さき沢に蟹渡り」(七尾市 清水好子さん)
「小さき手のスルメの匂ひざり蟹つり」(練馬区 北星関子さん)そして上田秋成の句は
「月に遊ぶおのが世はありみなし蟹」(無腸)
「から梅雨は露もからびてゆふ暮ぬ」
「いざのぼれ嵯峨の鮎くひにみやこ鳥」続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。
寺谷さんの句は、
「湯の街に直哉ゆかりの蟹の道」
「頭からガブリと食らう鮎旨し」アッキンの句は、
「美味しそう水族館で蟹を見て」
「友人の結婚式を水無月に」続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
「ほぐれやすき ま白なる身の わたりがに」(姫路市 さくら草さん)
「なつかしい さわガニ取りを競った日」(豊岡市 ほないくえさん)
「エビやカニ年の初めの祝い膳」(神戸市垂水区 ますきさん)
「清流でサワガニつかみ から揚げに」(赤穂市 アンちゃんさん)
「沢蟹の甲羅に父の顔重ね」(篠山市 まさ・あっこさん)
「岩ガニを土産に帰るバス旅行」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
「微笑みを甲羅模様で語る蟹」(守口市 守口のタヌキさん)
「さわ蟹やバケツの中に一二匹」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
「水無月を友と分け合う昼下がり」(姫路市 さくら草さん)
「6月の雨や会いたき人の増え」(交野市 星のブランコさん)
「買い誘う澄ました小鯵 北枕」(篠山市 まさ・あっこさん)
「梅雨明けを心待ちする海の家」(赤穂市 風ちゃんさん)
「公園に語らう患者とキリギリス」(守口市 守口のタヌキさん)つづいて、出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。
ゲストのおおいさんが選んだ句は
「新田に蛙の鳴き声にぎやかに」(豊岡市 ほないくえさん)コメンテーターの宮倉さんが選んだ句は
「タラバ缶 中の薄紙 亡父の髪」(交野市 星のブランコさん)寺谷さんが選んだ句は
「父としたザリガニ釣りはもう出来ぬ」(赤穂市 風ちゃんさん)
「紫陽花の変幻に戸惑うカメレオン」(大阪市淀川区 蒼龍さん)大森さんが選んだ句は
「雨上がり路面に割れた蟹煎餅」(たつの市 悪魔の囁きさん)
「蟹の目が突き出て睨み騒ぐ子等」(姫路市 みよこさん)「老犬の咳する声や梅雨の朝」(淡路市 お散歩おじさん)
「飼育箱カブトの蛹 覗く孫」(たつの市 悪魔の囁きさん)今週の特選句は、
「打ち水の路地裏通り蟹を売り」(淡路市 お散歩おじさん)
「カニ味噌を食べて至福の極楽へ」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
「サッカーや勝利見すえた守りかな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)でした!
次回のお題は「水涼し」「雑詠」で募集します。
お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係
※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。
講評 大森保延さん
1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
1997年茨木西ロータリークラブ会長。
2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
大阪府更正保護協会理事。
茨木市更正保護推進協議会副会長。
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開設はしたものの、ほぼ休眠状態でした番組Instagramを、この度、再開することにいたしました!
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