6月20日のゲストは、東大阪市にあります「TASTING ROOM F」オーナーの藤川 智子さんにお越しいただきました。

藤川さんは、アシスタントのあっきんと同じく「酒匠」「日本酒学講師」の資格を持つ「お酒のプロ」。
得意の英語力を活かしてワイン業界からスタートした藤川さんは、やがて日本酒の奥深さに魅了され、今では国内外で活躍する唎酒師として知られています。
藤川さんが主宰する「テイスティングルーム」は、大阪・東大阪市に昨年オープン。プロも一般人も訪れることができる、日本酒を学ぶための空間です。関西圏には珍しい専門的な学びの場として、全国から参加者が集まっているそうですよ。
そんな藤川さんが参加する「美酒コンクール」は、女性審査員による日本酒評価のコンテスト。今年で3回目を迎え、9月に神戸で審査会が、10月に大阪で表彰式と試飲会が開催されます。
主催者で、一般社団法人「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称、SAKE女(サケジョ)の会)」代表理事の友田 晶子さんによると、プロ・アマ問わず、20歳以上の女性なら誰でも審査員として参加可能。部門も「フルーティー」や「リッチ&旨み」など直感的に分かりやすい構成になっているそうで、消費者との距離がぐっと縮まる工夫がなされています。
また、番組では夏にぴったりの日本酒の楽しみ方も紹介。塩味との相性が抜群で、冷やした夏酒にオリーブオイルで炒めたズッキーニやトマト、塩昆布のサラダなどが好相性とのこと。意外にもクリームチーズやのりの佃煮とのペアリングもおすすめとのことでした。
藤川さんは今後、世界での日本酒普及にも力を入れるとのこと。台湾の大会へも招かれており、日本酒文化の国際的な地位向上を目指しています。
今こそ私たち日本人が、日本酒という文化を再発見する好機なのかもしれません。女性の感性と熱意が、新たな日本酒の世界を切り開いているのです。