12月5日のゲストコーナーでは、12月6日(土)から大阪松竹座で公演が始まる舞台「スイートホーム ビターホーム」に出演の、中山優馬さんと佐藤アツヒロさんのインタビューをお送りしました。
来年5月で閉場となる大阪松竹座のさよなら公演と銘打たれた今回の公演。主役を演じる中山さんにとって駆け出しの頃から立ってきた劇場ということで、思いもひとしおのご様子。
佐藤さんも松竹座の舞台に立つのは初めてとのことで「記念となる公演に出演出来て、とても光栄」と感激のご様子でした。

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。
12月5日のゲストコーナーでは、12月6日(土)から大阪松竹座で公演が始まる舞台「スイートホーム ビターホーム」に出演の、中山優馬さんと佐藤アツヒロさんのインタビューをお送りしました。
来年5月で閉場となる大阪松竹座のさよなら公演と銘打たれた今回の公演。主役を演じる中山さんにとって駆け出しの頃から立ってきた劇場ということで、思いもひとしおのご様子。
佐藤さんも松竹座の舞台に立つのは初めてとのことで「記念となる公演に出演出来て、とても光栄」と感激のご様子でした。
11月28日のゲストは、株式会社リンガーハット 京都工場の工場長である柴田一史さんにお越しいただきました。

リンガーハットと言えば、長崎ちゃんぽんが有名ですが、実はもう一つ、ユニークな商品を手掛けているんです。
それが餃子の皮を活用して作られたオリジナルかりんとうです。

実はリンガーハットの京都工場では、餃子の皮が1日15キロも廃棄されてしまう課題がありました。そこで昨今のSDGsの視点から「何とか活用できないか」と試行錯誤した末に誕生したのが、この“餃子の皮かりんとう”です。
当初はうどんにしてみるなど様々な挑戦をしたものの、硬すぎて断念。しかしかりんとうにしたことで一気にまとまり、商品化につながりました。サクサクと軽く、優しい甘さが特徴で、試食した出演者からも「お茶うけに最高」「甘ったるくない上品な味」と好評でした。
さらに魅力的なのは、この商品が“オール京田辺”で制作されている点です。工場のある京田辺市は高級玉露の産地で、その玉露を使用。
地元の「舞妓の茶本舗」が茶葉を選別し、パッケージ制作はご存じ!寺谷さんが社長を務める特集印刷のトービが担当。
さらにパッケージデザインは同志社女子大学の学生が手がけ、地域の伝統舞である「彩と舞」や一休さんをモチーフにしたイラストが施されています。
また、ふるさと納税の返礼品として採用されることが決定しており、京田辺市のホームページに12月中旬頃から掲載予定です。
1万円の寄付で受け取れるとのことで、地域の新名物として注目が集まりそうです。加えて、リンガーハット京都工場の直売所でも販売予定で、週末にはキッチンカーでちゃんぽんを楽しむこともできるそうですよ。
地域と企業、学生、伝統文化がひとつになって生まれた“オール京田辺”のかりんとう。SDGsの取り組みとしても、地域活性の新しい形としても、とても魅力ある商品だと感じました。発売開始が楽しみです。
11月21日のゲストは、番組久々のご登場!映画監督の白羽弥仁さんにお越しいただきました。

今回は最新作となる映画「道草キッチン」について、お話を伺いました。
映画のタイトル「道草キッチン」には、人生の折り返し地点に立つ主人公が、少し立ち止まって生き方を見つめ直すという意味が込められているそうです。
主人公は50歳で、奇しくも26年ぶりの主演となる女優の中江有里さんも、この映画のお話を頂いた時、ちょうど50歳だったそうです。
物語は、そんな主人公が仕事も家庭もひと区切りつき、これまでの歩みを抱えながら、土地を変え、生活を変え、“道草”するように新たな日々に踏み出していくというもの。
舞台は徳島県西部、吉野川市や板野町周辺など、観光地として名高いエリアではなく、どちらかといえば山間の静かな地域です。
白羽監督がこの地を選んだ背景には、移住者の存在と、地域に根付くベトナム人コミュニティへの驚きがあったことだそうです。
徳島県では近年ベトナム人の在住者が増え、その文化や料理が自然に暮らしの中に溶け込んでいるそうです。映画にもベトナム料理が重要なモチーフとして登場しているんですね。
主演の中江さんが、劇中では歌声も披露している他、エンディングでは徳島出身のピアニスト石井卓さんがドビュッシーの「月の光」を奏でます。
監督によると、地元の人々が何気なく見過ごしてきた風景が、スクリーンに映し出されることで「こんなに美しい場所だったのか」と気づいてくれることが大きな喜びなんだとか。
ロケでは山道の険しさに苦労し、照明車が上がれない場所では監督自らカメラを担いで撮影したエピソードも話していただきました。
監督曰く、この作品のテーマは二つ。「効率とスピードに追われる時代だからこそ、立ち止まっていい」「隣り合う文化と共に穏やかに生きる」。
映画の公開は徳島をはじめ、京都・神戸・大阪、さらに東京・名古屋へと広がりつつあり、上映回によっては完売も続いているそうです。
今回この映画「道草キッチン」の全国共通ペア鑑賞券プレゼントを2組分も頂きました!
こちらも、どんどんご応募くださいね!
11月8日は語呂合わせで「いい歯の日」ということで、大阪歯科大学 医療保健学部口腔工学科 教授の中塚美智子さんをゲストにお迎えして、歯科衛生士と歯科技工士の役割についてお話を伺いました。

私たちが普段何気なく受けている歯科医療の中には、実は多くの専門職が関わっています。
まず「歯科衛生士」は、お口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防するプロフェッショナルです。歯のクリーニングや口腔ケアを通じて、口の中の健康だけでなく、全身の健康にも関わる重要な役割を担っています。歯科助手と混同されることも多いですが、歯科衛生士は国家資格を持ち、口の中を直接触れる医療専門職です。
一方で「歯科技工士」は、失われた歯の機能を補うための義歯(入れ歯)、差し歯、詰め物、マウスピースなどを作製する、いわば“歯の職人”です。患者一人ひとりの口の形や噛み合わせは異なるため、色や形を合わせて精密な技術で装置を仕上げていきます。そのものづくりには高度な手先の技術と、医療への深い理解が欠かせません。
しかし近年、歯科技工士のなり手が減少していることが問題になっています。技術習得に時間がかかることや、一般の人が仕事内容を知る機会が少ないことが要因として挙げられています。
高齢化が進む中で入れ歯や補綴物の需要が増えることを考えると、今後ますます重要性が高まる仕事であるにもかかわらず、現場では人材不足が深刻です。
さらに、歯科技工の現場ではデジタル化も進展しています。以前は型取りに粘土状の材料を使うことが一般的でしたが、現在では口腔内スキャナーで撮影したデータをもとに歯の形状を設計するなど、新しい技術と手作業が融合した“ハイブリッド”な現場へと変わりつつあります。
また中塚さんが紹介された簡単な口腔トレーニング「ベストスマイル」は、口角をしっかり上げて歯を見せ、笑顔を作るだけで表情筋を鍛えることができるというものです。朝の歯磨きのついでにできるため、どなたでも取り入れやすい習慣です。
歯と口の健康は、食べる、話す、表情をつくるといった日常生活の基本を支える大切な要素です。「いい歯の日」をきっかけに、一度改めて口腔のケアと、それを支える専門職の存在に目を向けてみませんか?
10月最後のゲストは、新大阪にありますDoctor’s Fitness 代表医師の宮脇大さんにお越しいただきました。

宮脇さんのDoctor’s Fitnessでは、医師が患者に合わせて“運動処方箋”を発行し、提携ジムでの運動療法を推進しています。
循環器内科医でもある宮脇さんは、大学時代にラグビーを経験し、心臓移植の現場にも携わったことから「身体全体を診る医療」の重要性を痛感したそうです。
現在は病気の治療だけでなく、運動を通じて健康を維持・回復する仕組みづくりに取り組んでいるんですよ。
宮脇さんの診療所には人工芝を敷いたスペースもあり、待合室というより“動ける医療空間”といった感じなんです。
患者さんは診療後、連携するフィットネスジムで安全かつ効率的に運動を行いますが、医師の監修のもとで行うこの運動療法は、いわば「医療×フィットネス」の融合であり、高齢者でも安心して体を動かせるんです。
現在の心臓リハビリテーションの世界では、従来「安静」が常識だった心臓病治療に対し「適度な運動が予後を改善する」ことが明らかになっているそうで、ウォーキングや軽い有酸素運動など、個々の体力に応じたプログラムを心拍数を管理しながら実施することで、回復力と生活の質を高めていくことができるそうです。
宮脇さんによると「まずは10〜15分歩くだけでも十分」だそうです、また継続こそが最も大切で、歩数の目安は1日7,500歩程度とのこと。
いきなり無理をするより、続けられる運動を習慣化することが理想的だそうです。
さらに、運動を治療の一環として捉え、厚生労働省認定施設での運動費用を「医療費控除」として申告できる制度もあるそうで、まさに「体を動かすこと」が正式に“医療行為”として位置づけられつつあるんですね。
また生活習慣病や心疾患だけでなく、がん治療後のリハビリにも運動療法は効果的だそうです。
医療と運動がつながるこの新しいアプローチは、まさに“医師が導くフィットネス”とも言えます。健康づくりに「処方箋」が出る時代が、すぐそこまで来ているのかもしれませんね。