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ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

番組内容

おバカなコーナー盛りだくさん!
ラジオの天才!バンバンが繰り広げるショータイムです!

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  • 2018年1月31日(水) 16時06分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』

    今日紹介した 映画 は…

     ターシャ・テューダー 静かな水の物語 でした!

     

    監督
    松谷光江

     

    出演
    ターシャ・テューダ
    セス・テューダ
    ウィンズロー・テューダ

    エイミー・テューダ

     

    アメリカを代表する絵本作家として人気の、ターシャ・テューダー。
    2015年がターシャの生誕100年ということで、日本でも2年にわたって展覧会が全国で開催され人気を呼び、そのクライマックスに登場してきたのが、2017年4月に公開されたこのドキュメンタリー映画。

    10年にわたり撮影された映像に、プライベートなシーンや最近のテューダー家の様子なども加えて作られた映画。監督は、沢山のTV番組を手掛けている松谷光絵。NHKの「素敵にガーデニングライフ海外編」を手がけた時に鈴木ゆかりプロデューサーと出会い、この二人は「喜びは創り出すもの~ターシャ・テューダー 四季の庭」から以降、ターシャシリーズの全作でタッグを組んでいる。

    絵本作家で挿絵画家、園芸家、アンティークコレクター、人形作家、料理人でもあり、スローライフの母とも言われるターシャ。
    子育てを終えた56歳の時に、長年の夢だったバーモント州の山奥に、息子セス・テューダーに18世紀風の農家を建ててもらい、2008年に92歳で亡くなるまで、植物と動物をこよなく愛し、自然に寄り添った生活を続けた。

    自ら“地上の楽園“と呼ぶその広大な庭は、アメリカのコテージガーデンのお手本となる美しい庭で、ここでの暮らしが本などで世に知られるようになり、ターシャ流の庭造り、シンプルライフ、前向きな生き方などが多くの人々の共感を呼び、今も、沢山の人に支持されている。

    “忙しすぎて、心が迷子になっていない?”
    “思うとおりに歩めばいいのよ・・・”
    人生の達人ターシャの言葉は、心に響く。

    心がささくれだったり、折れそうになった時、観返してみたい珠玉の1本。
    是非、DVDかブルーレイで、あなたのお側に・・・・・!

     おたか 

  • 2018年1月24日(水) 16時12分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『祈りの幕が下りる時』

    今日紹介した 映画 は…

    祈りの幕が下りる時でした!

     

    監督
    福澤克雄

     

    出演
    阿部
    松嶋菜々子
    溝端淳平

    田中麗奈
    伊藤蘭
    小日向文世
    キムラ緑子

     

    東野圭吾がデビュー当時から書き続けている刑事加賀恭一郎シリーズは「卒業」から「祈りの幕が下りる時」まで、現在10作品が講談社文庫で出版されている。
    8作目の「新参者」は、日本橋署に異動してきた刑事加賀恭一郎(阿部寛)が、殺人事件の真犯人を探すというミステリーと、事件の裏に隠された人形町の商店街の人々の心の謎を解くというヒューマンドラマ的要素が、バランスよくミックスされ、2010年に連続TVドラマとしても大ヒット。
    9作目の「麒麟の翼」は2012年に映画になり、10作目、その「新参者」シリーズの完結作がこの「祈りの幕が下りる時」。
    2014年に第48回吉川英次文学賞を受賞し、昨年の10月時点で84万部を売り上げているベストセラー。

    監督は、映画では「私は貝になりたい」に続いてこれが2作目の福澤克雄。映画は2本目でも、ドラマではあの「半沢直樹」や「下町ロケット」などを手掛けたベテラン。

    被害者と同時に加害者の心情をも解き明かし事件を解決する、人の心の謎を解く名刑事、加賀恭一郎(阿部寛)。
    今作は、特に、彼の過去とのかかわりが強いストーリー。

    東京葛飾区のアパートで発見された女性の腐乱死体。そのアパートの住人も行方不明。
    やがて捜査線上に浮かび上がったのが、美しい舞台演出家浅居博美(松嶋菜々子)。
    けれど、彼女には完璧なアリバイがある・・・。

    現場に残されたカレンダーには、日本橋を囲む12の橋の名前が書きこまれていて、それを見た加賀は、激しく動揺する。
    まだ子供の恭一郎を残していなくなり、孤独死した母百合子(伊藤蘭)の失踪の謎にも、繋がっていると感じたからだ。

    加賀の従弟の、警視庁捜査1課の刑事松宮修平(溝端淳平)、父の元刑事の加賀隆正(山崎努)、父の最後を看取った看護師の登紀子(田中麗奈)などおなじみのメンバーに加え、小日向文世、及川光博、キムラ緑子、烏丸せつこ春風亭昇太など、芸達者な面々が顔を揃えていて、重厚感のある見事なドラマに仕上がっています!

     おたか 

  • 2018年1月17日(水) 15時48分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『エンドレス・ポエトリー』

    今日紹介した 映画 は…

    エンドレス・ポエトリーでした!

     

    監督
    アレハンドロ・ホドロフスキー

     

    出演
    アダン・ホドロフスキー
    パメラ・フローレス
    ブロンティス・ホドロフスキー

    レアンドロ・ターブ
    アレハンドロ・ホドロフスキー

     

    何かに出会って、その後の人生が変わってしまうということがあるようで、もしかしたら、この映画がその何かになる人がいるかもしれないと思うぐらいの、強烈なイメージを残す映画。

    1970年の「エル・トポ」や73年の「ホーリー・マウンテン」のすごい映像で、ジョン・レノンやミック・ジャガーやアンディ・ウォーホルなど、あらゆる分野のクリエーターの心を鷲掴みにして熱狂させた巨匠、アレハンドロ・ホドロフスキー。
    日本でも、寺山修司、宮崎駿、大友克洋らがおおいに影響を受けたということで、日本にもファンが多く、
    この映画もチリとフランスと日本の共同製作。

    アメリカのキックスターターを始め、クラウドファンディングで35万ドルを集め、協力してくれた人の名前は、パンフレットの最後に、虫眼鏡でやっと読めるぐらいの小さな字で書かれている他、出資額と同等の“ポエティックマネー”なる紙幣を発行するという遊び心のいっぱい詰まった対応で、広く資金調達に成功した。
    因みに、この紙幣をデザインしたのは、コラージュアートの天才、河村康輔さんなんだとか。

    1929年、独裁政権下のチリに生まれ、その後パリやメキシコでも暮したアレハンドロ・ホドロフスキー。
    2014年に、23年ぶりの新作となる「リアリティのダンス」と、未完の大作「DUNE」の製作の顛末を追ったドキュメンタリー「ホドロフスキーのDUNE」が公開され、来日も果たしたのが85歳の時。

    故郷トコピージャでの少年時代を描いた「リアリティのダンス」。
    その続編ともいうべきこの「エンドレス・ポエトリー」では、首都サンティアゴに出てからの、青年時代のホドロフスキーと、当時のアヴァンギャルドな詩人やアーティスト、パフォーマーやミュージシャンなどとの交流が、現実とフィクションを織り交ぜながら描かれている。

    アレハンドロ自身を、末の息子のアダン・ホドロフスキーが演じ(彼はこの映画の音楽も担当)父のハメイ役を長男のブロンティスが演じていて、アレハンドロ・ホドロフスキー自身も、年老いた自身の役で登場する。

    撮影監督は「恋する惑星」などでの、手持ちのカメラワークが独特なクリストファー・ドイル。
    奇想天外なホドロフスキーのイメージを、プロフェッショナルな周りのスタッフが具現化していく中で、あの独特の色彩と躍動感に溢れた世界が浮かび上がってくる。
    まるで、映画作りの魔法を見るみたいに!

    88歳の巨匠。まだまだ進化中なのが、ほんとにスゴイ‼

     おたか 

  • 2018年1月10日(水) 16時33分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク!『キングスマン ゴールデン・サークル』

    今日紹介した 映画 は…

    キングスマン ゴールデン・サークルでした!

     

    監督
    マシュー・ヴォーン

     

    出演
    コリン・ファース
    ジュリアン・ムーア
    タロン・エガートン

    マーク・ストロング
    ハル・ベリー
    エルトン・ジョン

     

    本当に痛快で、ユーモアに溢れ下ネタもあるけどライト感覚で、キレッキレのアクションが爆発するスパイアクション!
    1作目が全世界で4億ドルを超えるメガヒットとなり、ファン待望の続編です。
    監督のマシュー・ヴォーンが、最初から続編を作るつもりだったというだけあって、1作目を観た人も、観ていない人も共に楽しめる出来上がり。

    CIAといえばアメリカ、MI6といえばイギリス、KGBといえば、旧ソ連・・・。当然、自国や自国民の為に働くスパイ組織がほとんどですが、この映画に出てくるスパイ組織“キングスマン”は、どこの国にも属さない、純粋に世界の為、人々の為に頑張るというフリーでフェアなスパイ組織。
    ロンドンのサヴィル・ロウにある、テーラーが秘密基地になっていて、様々なテストを経て選ばれた精鋭のエージェントが活動中。

    今回、謎の敵、“ゴールデンサークル”の突然の攻撃で、テーラーを装った基地もエージェントの住居もすべてが壊滅状態となり、生き残ったのはやっと一流のエージェントに成長したエグジー(タロン・エガートン)とメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)のみという惨状から、アメリカのバーボンウィスキーの蒸留所を隠れ蓑に活動している”ステイツマン“という組織と合流して戦うことになるのだが、イギリスとアメリカという文化の違いもあって、これが、なかなか大変。

    敵のボスがポピー(ジュリアン・ムーア)という女性で、カンボジアの奥地に「アメリカン・グラフィティ」にでてきたような、ダイナーやボーリング場や、シアターレストランなどがある“ポピーランド”という街を作り、そこのシアターで歌ってもらう為に、エルトン・ジョンを誘拐してきていて、ナイトの称号を持つ超スーパースター本人が出演している、彼の一人っきりのショータイムは最高です!

    前作で死んだはずの、エグジーをエージェントにしてくれたハリー(コリン・ファース)、囚われていたところを助け恋仲になったスェーデン王女ティルデ(ハンナ・アルストロム)、一緒にキングスマンのテストを受け不合格になったチャーリー(エドワード・ホルクロフト)らの登場で、前作を観ているファンなら何倍も楽しめる仕掛けも満載。

    “楽しかったらいいんじゃない?!”は、映画の原点。
    是非、気楽にお楽しみを~!

     おたか 

  • 2017年12月27日(水) 16時11分 おたかのシネマDEトーク

    今年1年を振り返って…

    「2017年の映画界をふりかえって・・・」

    今年も残すところあとわずか、いろいろあった映画に関係すること、振り返ってみました!

    何といっても、今年後半になって激震が走ったのが、セクハラ問題。
    ミラマックスやザ・ワインスタイン・カンパニーなどに君臨していた大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタインにセクハラ行為を受けたということを、有名な女優たちがどんどん公表し、彼はそのせいで、自ら作った会社や映画業界から完全に追放され、その告発は映画業界のみならず、放送や政治の世界などにも波及し“#me too”というスレッドで、女性たちは実名で次々に声を上げ始め、それは今も、留まるところを知らない程の大きなうねりになっている。
    かつては、業界で生き残る為、役を貰う為に、そういう行為を我慢してきた女性たちが、業界でのキャリアを確立し、怖いものなしになった今、声を上げ始めた。
    それには昨今の女性の活躍、強い女性を描いた映画の台頭も関係しているのかもしれない。

    ガル・ガドット主演パティ・ジェンキンス監督で爆発的ヒットを記録した「ワンダーウーマン」。
    女性コンビで、史上最強の女性ワンダーウーマンを描いたこの映画は、8億2000万ドルの興収をあげ、女性監督の作品としては勿論史上最高を記録した。
    1941年にDCコミックに登場したワンダーウーマンは「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」に続いての実写化で、地球上で最強のウーマンぶりを発揮した。
    この後も、DCコミックとマーベルのコミックヒーローたちの活躍は続きそうだし、ワンダーウーマンの快進撃も続くだろう。

    エマ・ワトソン主演の実写版「美女と野獣」も全世界的にヒットし、自分の考えで道を切り開いていくヒロインの生き方は、大いに共感を呼び、それが大ヒットにつながったようだ。

    「スター・ウォーズ」シリーズも、「エイリアン」シリーズも、女性が大活躍。

    来年2018年も、やっぱり<女性が頑張ってます路線>は、続くのでしょうか???

     おたか