9時台はゲスト。
今日は、丹波県民局長の糟谷浩行さんにお越しいただきました。
丹波県民局は、兵庫県の丹波篠山市・丹波市の2市を所管する県の出先機関。
神戸から50キロ、京都・大坂からも60キロで、車や電車でも京阪神から近く、移住者が増えている地域です。
農業、製造業のほか、最近では移住者がカフェやレストラン、ゲストハウスなどをオープンさせていて、雑誌などでもよく取り上げられています。
盆地のため昼夜の寒暖差が大きく、丹波黒豆や山の芋、丹波大納言小豆、丹波栗など「丹波ブランド農産品」の産地でもあります。また日本遺産に指定されているデカンショ節や六古窯のひとつ丹波焼などの伝統がのこるエリア。
「三宝ダム貯蔵酒」という取り組みでは、丹波市春日町の三宝ダムの管理用トンネルを利用して丹波市内の3つの酒蔵と連携して「Hyogo Sake 85」という兵庫県の新しい酒米を原料として日本酒を貯蔵して販売している。この取り組みは5年目となり、およそ半年間熟成させた日本酒を秋に販売していて、毎年好評を得ている。
丹波エリアのフィールド・パビリオンのプログラムは26団体27プログラムが認定されている。
代表的なものでは、「日本六古窯」丹波焼の里を訪ねる(丹波篠山市)、国登録有形文化財の商家で「無病息災 まめに生きる」小田垣体験ツアー(丹波篠山市)、丹波篠山クラフトヴィレッジ「丹波篠山のものづくりの想いを体験する」(丹波篠山市)、里山の酒蔵・西山酒造場で「丹波を味わい、発酵を学ぶ」(丹波市)、丹波発:林業の6次産業化体験ツアー(丹波市)、紙加工一筋60年の製造現場見学!こだわりの紙でおしゃれなインテリアを作る体験(丹波市)などがある。
抱える問題点としては、JRローカル線である加古川線(谷川~西脇間)の利用は近畿で最も厳しい状況にある。利用促進が喫緊の課題となっている。そのため、JR加古川線リレーマルシェなど平日の夕方に「夜市」を開催する取り組みなどもしている。
今後のイベントとしては、万博に伴う「尼崎万博P&R駐車場」のリンs熱地で行われているナイトマーケット「ひょうご楽市楽座」での「TAMBA WEEK」は9月13日~28日の土日(夕方16時~21時)開催。
8月22日(金)の夕方からJR加古川線リレーマルシェ第8弾「久下村夜市」(@久下村駅)開催。
8月15日・16日には西日本最大級の民謡の祭典「丹波篠山デカンショ祭り」を篠山城跡三の丸広場周辺で開催。
また来年3月31日までは、大阪・関西万博をきっかけに丹波篠山のまち全体を舞台にした「丹波篠山国際博~丹波の美しい農村、未来へ~」を開催していて、期間中はいつ訪れても丹波篠山の文化や魅力に出会い、体験できる。
また、兵庫県内でも恐竜のまちとして知られる丹波エリア。その「ちーたんの館」が7月12日に「たんば恐竜博物館」としてリニューアルされます。
詳しいトークはradikoでお聴きください。

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