9時台はゲスト。
今日は、淡路県民局長の川井史彦さんにお越しいただきました。
淡路県民局は、淡路島全域(洲本市・南あわじ市・淡路市の3市)を所管する県の出先機関。
淡路島は日本最古の歴史書「古事記」に登場する国生み神話で、最初に生まれる「特別な島」として描かれている。またおよそ500年の歴史を誇る淡路人形浄瑠璃は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
伝統産業としては、国産のおよそ半分を占める線香、日本三大瓦の淡路瓦、手延べそうめんなどがある。
食では、飛鳥・奈良時代から、若狭・志摩とともに、調整に海産物をはじめとする食材を献上してきたことから「御食国」と呼ばれ、2009年から京都の祇園祭に合わせて淡路島の鱧を八坂神社に奉納し、祇園付近を練り歩く「鱧道中」というイベントをしている。そのほか、タマネギ、レタス、淡路牛など淡路ブランドは増え続けている。
自然では、淡路島の豊かな自然、海はもちろん、世界的にも限られた場所でしか見ることのできない鳴門海峡の渦潮は世界遺産登録に向けて自然・文化の両面から調査研究が取り組まれてきた。
淡路管内のフィールド・パビリオンのプログラムは30プログラムが認定されている。
代表的なものでは、「沼島おのころクルーズ」(南あわじ市)、「淡路島の土を使った本格的なテクスチャーアート体験」(淡路市)、「淡路島ネイチャーガイド&リトリート」(淡路市ほか)などがある。
課題としては、南海トラフ巨大地震への備えがあり、兵庫県では国の被害想定の見直しを踏まえ、令和8年度末までに、県の「津波浸水想定」「地震・津波被害想定」の見直し及び「津波災害警戒区域の指定」を行う予定。
2025年10月13日まで、淡路島全域で「AWAJI島博」を開催。淡路島観光協会を中心に、淡路島の自然・歴史・伝統芸能・農畜水産業・地場産業などに触れられるSDGs地域体験型プログラム「淡路島ならではの本物体験」を展開している。
また、淡路島のウェブスタンプラリー「島たまGO!」や「AWAJISHIMA観光スマートパスポート」の販売なども実施している。
2025年10月4日には兵庫県立芸術文化センターで淡路人形浄瑠璃の特別公演を開催。
詳しいトークはradikoでお聴きください。

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