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番組内容

おバカなコーナー盛りだくさん!
ラジオの天才!バンバンが繰り広げるショータイムです!

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  • 2018年10月3日(水) 12時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『散り椿』(2018.10.3水)

    おたかのシネマでトーク

    今日は「散り椿」をご紹介しました。 

    監督 木村大作

    出演 岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子

     

    長らく日本映画の名キャメラマンとして黒澤明を始め多くの監督に信頼され映画作りに携わってきた木村大作が、監督として初メガホンをとったのは2009年公開の「剱岳 点の記」。
    その後2014年の「春を背負って」を経て、3本目の監督作品になるのがこの「散り椿」。

    直木賞作家の葉室麟の原作を、その受賞作「蜩ノ記」を監督した小泉堯史が今回脚本を担当し、監督と撮影が初の時代劇監督に挑んだ木村大作という最高のスタッフ、俳優陣も岡田准一、西島秀俊、黒木華、麻生久美子、池松壮亮、奥田瑛二、富司純子、石橋蓮司といった豪華版。
    今年の第42回モントリオール世界映画祭で、グランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞し、絵画的と絶賛を受けた。
    オールロケで、本当にどのシーンも絵になる撮影場所は富山県。
    初監督作品では剱岳、2本目では立山連峰を舞台に撮った木村大作、今回も立山大橋や眼目山立山寺、采女の居宅として使われた豪農の館内山邸、長慶寺五百羅漢など、富山の美しい風景をバックに、侍たちの凛とした生き様と、愛する女性の為には命を懸けて闘うという切ない愛の物語が紡ぎだされるのだ。
    2018年は、富山で初めて映画が上映されてから120年の節目の年に当たるそうで、映画人生60周年の木村大作が富山の地でこの映画を作ったのにも何か不思議な縁があるのかも知れない。

    静謐な風景の中で繰り広げられる未だかつて見たことの無いようなダイナミックな殺陣、飛び散る血しぶき。
    タイトルの散り椿は、正式名称が五色八重散り椿というそうで、椿特有の首からポタッと花が落ちるという散り方ではなく、花弁が一片ずつ散っていき、しかも一本の樹に白から紅までのいろんな色の花をつけるという珍しい椿なのだが、その椿の前での瓜生新兵衛(岡田准一)と榊原采女(西島秀俊)の一対一の対決は凄まじく又、美しい。
    新兵衛の妻の篠(麻生久美子)その妹の里美(黒木華)という女性たちが大きなパートを占め、愛の物語になっているのも、女性ファンも納得の時代劇に仕上がっている要因の一つかも。

    一番最後に、“葉室麟に捧ぐ”という字幕が出て、昨年の12月23日に66歳で亡くなった遅咲きの作家の死が改めて思い起こされ哀しかった。
    50歳を超えて本格的な作家活動に入ったまさに遅咲きの作家だけど、多くの歴史小説を残した彼の、他の作品の映画化も楽しみに待ちたいところだ。

    ★おたか★

    過去ログ…9月26日 放送 おたかのシネマでトーク「裸足で散歩」

                   9月19日 放送 おたかのシネマでトーク「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」

                   9月12日 放送 おたかのシネマでトーク「プーと大人になった僕」

                   9月5日 放送 おたかのシネマでトーク「ブレス しあわせの呼吸」

                   8月29日 放送 おたかのシネマでトーク「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

  • 2018年9月26日(水) 12時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『裸足で散歩』(2018.9.26水)

    おたかのシネマでトーク

    今日は「裸足で散歩」をご紹介しました。 

    監督 ジーン・サックス

    原作・脚本 ニール・サイモン

    出演 ロバート・レッドフォード、ジェーン・フォンダ、シャルル・ボワイエ、ミルドレッド・ナトウィック、ハーブ・エデルマン、メイベル・アルバートソン、フリッツ・フェルド、ジェームズ・F・ストーン、テッド・ハートリー

     

    今月のおたかのシネマクラシックは1967年のアメリカ映画「裸足で散歩」

    劇作家で脚本家、「おかしな二人」「グッバイガール」「カリフォルニア・スィート」「第2章」「ビロクシー・ブルース」「ヨンカーズ物語」等々、数多くの戯曲を書き、多くの作品が映画やTVになり、トニー賞やゴールデングローブ賞ピューリッツァー賞など多くの賞に輝き、1983年には彼の名前を冠した“ニール・サイモン劇場”がブロードウェイにオープンするなど、アメリカを代表する喜劇作家のニール・サイモンの戯曲を、彼自身が脚本を書いて、ジーン・サックスが監督した作品。
    826日、91歳で亡くなったニール・サイモンを偲びながら、輝くばかりに若くて美しい主演の2人、ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダの初々しい新婚カップルぶりも微笑ましく楽しめる作品。

    R・レッドフォードはこの後1969年のアメリカンニューシネマの傑作「明日に向かって撃て!」で大ブレイクを果たし、70年代はハリウッド屈指の美男俳優として多くの映画に出演し、1980年には「普通の人々」でアカデミーの監督賞を受賞。1981年には、ユタ州に“サンダンス・インスティテュート”を設立し、映画祭も開いて、若い才能を伸ばすために製作者としても活躍し、ハリウッドで初めて演技と製作の両方で地位を確立した映画人として活躍を続けてきた。

    一方の、ジェーン・フォンダ。父がヘンリー・フォンダ、弟がピーター・フォンダ、姪のブリジット・フォンダも女優という一家に生まれ、モデルから1950年代後半に舞台でのキャリアをスタートさせ、1960年に映画デビューの後は、1971年「コール・ガール」1978年「帰郷」で、アカデミーの主演女優賞に輝くなど、さすがの活躍ぶり。
    同時に1970年代には、ベトナム戦争の反戦運動でビラ撒きなどで逮捕されたり、実父のヘンリー・フォンダとの長年の確執など、私生活でも話題をまいた。
    1982年には、ブロードウェイで人気を博した「黄昏」の映画化権を獲り、主人公を父のヘンリーが、母親役をキャサリン・ヘップバーンが演じ、共にアカデミー賞の主演男優と女優賞に輝いている。
    娘の役で共演したジェーンにとって、この映画は父への最高のプレゼントだったし、これが遺作となった父との家族としてのわだかまりが本当に解けた作品ともなったようだ。

    “家族”を描いた映画は多いけど、家族になったばかりの2人の新婚生活を描いたのが「裸足で散歩」。
    式を挙げ、馬車でプラザホテルにやって来て、6日間のハネムーンを楽しみ、ニューヨークのアパートに帰ってきた生真面目な弁護士のポール(ロバート・レッドフォード)と新妻のコリー(ジェーン・フォンダ)。
    なんとそのアパートは、エレベーターなしの6階。おまけに真冬なのにヒーターが効かず、天窓には穴。
    住人もユニークで、特に隣人のベラスコ氏(シャルル・ボワイエ)は胡散臭い。

    コリーの母親エセル(ミルドレッド・ナドウィック)も交えて4人で食事をしたあと、意見がぶつかった新婚夫婦はなんと大ゲンカし、ポールは冬の公園で一夜を明かす羽目に。
    何でも楽しむ自由人の妻と几帳面な堅物夫。
    今見ると、ちょっと古い感は否めないけど、エピソードを積み重ねてユーモアたっぷりに描くニール・サイモンの職人技、とくとお楽しみあれ!

    ★おたか★

    過去ログ…9月19日 放送 おたかのシネマでトーク「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」

                   9月12日 放送 おたかのシネマでトーク「プーと大人になった僕」

                   9月5日 放送 おたかのシネマでトーク「ブレス しあわせの呼吸」

                   8月29日 放送 おたかのシネマでトーク「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

                   8月22日 放送 おたかのシネマでトーク「カメラを止めるな!」

  • 2018年9月19日(水) 12時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2018.9.19水)

    おたかのシネマでトーク

    今日は「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」をご紹介しました。 

    監督 ヤヌス・メッツ

    出演 シャイア・ラブーフ、スベリル・グドナソン、ステラン・スカルスガルド、ツヴァ・ノヴォトニー、デヴィッド・バンバー、レオ・ボルグ、ロバート・エムズ

     

    日本人初のグランドスラムシングル優勝者として一躍時の人となった、大坂なおみ。
    力強いプレイとチャーミングなインタビューでの受け答えが、落差があって可愛いと大人気。
    またまた、日本でも何回目かのテニスブームが巻き起こっているが、その先駆け的なブームのスターといえば、やっぱり、この二人。
    スウェーデンのビヨン・ボルグとアメリカのジョン・マッケンロー。

    198075日のウィンブルドン、3時間55分に及ぶ死闘を制して、5連覇を達成したボルグ。
    翌年はボルグが破れ、6連覇はならなかったのだが、数々の記録を打ち立て、19831月に当時のトーナメントのスケジュールの過密さに反抗し、26歳で引退してしまったボルグは、1987年に国際テニスの殿堂入りし、その後、現役復帰を考えたこともあったようだが果たせず、表舞台からは去ってしまったまま。

    でも、息子のレオ・ボルグは3歳からテニスを始め、いろんな大会でいい成績を残し、これからも期待されている上、演技のセンスもあって、TVシリーズにゲスト出演をしたり、なんとこの映画ではボルグの9歳から13歳までの子供時代を演じていて、話題になっている。

    氷の男と呼ばれ、長髪をなびかせてクールに決めるボルグを演じているのは、スウェーデンの人気俳優のスベリル・グドナソン。
    来年公開のスウェーデンのベストセラーミステリー“ミレニアム”シリーズの映画化“ドラゴン・タトゥーの女”シリーズの最新作で、これまでダニエル・クレイグが演じていたミカエル役に抜擢され、注目を浴びている。
    テニスも結構練習したようで、この映画でみる彼は、ボルグそのもの!

    一方、悪童ジョン・マッケンローを演じたのは“トランスフォーマー”の主演でブレイクしたシャイア・ラブーフ。
    マッケンローそのものという程は似ていないけれど、それでもすぐキレる悪童ぶりに、面影が重なる。

    監督が戦場ドキュメンタリー「アルマジロ」で注目されたヤヌス・メッツで、これがドラマ映画のデビュー作。
    まるでドキュメンタリーのように、1980年のウィンブルドンでの対戦を追いながら、子供時代のエピソードを散りばめ、2人の人間性をも浮き彫りにし、テニスを知らない人にも、人間ドラマとして見ごたえのあるものに仕上げているのはさすが!

    こどもの頃、カッとなりやすい性格だったというボルグが、コーチのレナート・ベルゲリン(ステラン・スカルスガルド)から自制することを学び、妻のマリアナ(ツヴァ・ノヴォトニー)の支えもあり、アイスマンと呼ばれる沈着冷静なプレイが出来る選手になったというのは意外だったが、子供のように感情の全てを大声で吐き出し、悪態をつくマッケンローのことを理解し、やがて親友になっていったのは、自らの子供時代と重なる部分があったからなのかと納得。

    孤高の存在の2人が、どのようにお互いを理解していったのか?
    人間ドラマとしての見どころもいっぱいの秀作です!

    ★おたか★

    過去ログ…9月12日 放送 おたかのシネマでトーク「プーと大人になった僕」

                   9月5日 放送 おたかのシネマでトーク「ブレス しあわせの呼吸」

                   8月29日 放送 おたかのシネマでトーク「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

                   8月22日 放送 おたかのシネマでトーク「カメラを止めるな!」

                  8月15日 放送 おたかのシネマでトーク「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」

  • 2018年9月12日(水) 12時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『プーと大人になった僕』(2018.9.12水)

    ーーーおたかのシネマでトーク

    今日は「プーと大人になった僕」をご紹介しました。 

    監督 マーク・フォースター

    出演 ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、ブロンテ・カーマイケル、マーク・ゲイティス、ジム・カミングス

     

    フィギュアスケートの羽生結弦選手のお気に入りのキャラクターとして、人気度アップのくまのプーさん。
    演技終了後のリンクに投げ込まれるおなじみ、黄色のプクプクした身体のプーさんは、ウォルト・ディズニーが作ったアニメのキャラクターがぬいぐるみになったもの。

    元々は1924年、イギリスの作家A・A・ミルンの詩集「クリストファー・ロビンのうた」に登場し、1926年にミルンが息子のクリストファー・ロビンの為に書いた短編集「クマのプーさん」が、児童文学の人気の作品となったことから、世界中で愛されるキャラクターとなったもので、息子のクリストファー・ロビンが持っていたぬいぐるみが、プーさんやピグレットやティガーのモデルになったらしく、これらはニューヨークの公立図書館に展示されているのだとか。
    そして、この本の挿絵を描いた画家のE・H・シェパードは、子供の持っていたテディベアをモデルにプーさんを描き、その原画は、やはりニューヨーク公立図書館に飾られている。

    その本に夢中の娘の様子を見て、これは是非アニメ映画にしたいと思ったウォルト・ディズニーが1966年に作ったのが「プーさんとハチミツ」という短編。
    1968年の「プーさんと大あらし」が、アカデミー賞の短編映画賞を受賞し、その後1977年の長編アニメーション「くまのプーさん」で、世界中に愛されキャラが定着したのだ。

    そして、プーさんと大人になったクリストファー・ロビンの物語を実写版で・・・というのがこの映画。

    妻のイブリン(ヘイリー・アトウェル)と娘のマデリンとロンドンで暮すクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)は、仕事人間。
    業績の落ちてきたカバン部門をなんとかしろ!さもなきゃ社員を減らすか、閉鎖する!と上司から責められ、週末に家族と一緒に、昔暮していた田舎の家に行くはずが、一人ロンドンに残って仕事に没頭している彼のもとへ、懐かしい友達、クマのプーさんが訪ねてくる。
    少年だった頃、100エーカーの森で一緒に遊んだ子豚のピグレットやお調子者のトラのティガー、お人よしのロバのイーヨー、カンガとルーの親子、オウルやラビット達がいなくなってしまったので、一緒に探してと頼まれた彼は、プーさんと一緒に故郷へ。何一つ変わらない故郷の森や仲間たちに喜びと懐かしさを感じながらも、慌ただしくロンドンへ仕事に帰ろうとする彼の大事な仕事用のカバンの中に、仲間たちが入たのは、子供の頃のクリストファー・ロビンの大切なもの・・・?!

    CGなどの新しい技術のみに頼ることなく、実物のぬいぐるみを使ってロンドン郊外のアッシュダウンフォレストという500エーカーの森で撮影された、森と仲間たちのシーンは楽しくて、そしてジーンときた。
    ミルンの本に登場する100エーカーの森のベースになったこのロケ地は、毎年何万人ものツーリストが訪れるプーさんファンの聖地なんだとか・・・。

    こどもの頃、大切だったものは何ですか?大好きだった人は誰?何を一番したかったですか?
    今のあなたは、あの頃なりたかった“あなた”ですか?

    現在のクリストファー・ロビンにとって、『プーさんは自分を取り戻し、人生で何が一番大切なのかを思い出す為のメッセンジャーなのだ』というプロデューサーのブリガム・テイラーの言葉。
    心にグサッ!涙がでました!

    ★おたか★

    過去ログ…9月5日 放送 おたかのシネマでトーク「ブレス しあわせの呼吸」

                   8月29日 放送 おたかのシネマでトーク「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

                   8月22日 放送 おたかのシネマでトーク「カメラを止めるな!」

                  8月15日 放送 おたかのシネマでトーク「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」

                   8月8日 放送 おたかのシネマでトーク「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

  • 2018年9月5日(水) 13時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『ブレス しあわせの呼吸』(2018.9.5水)

    ーーーおたかのシネマでトーク

    今日は「ブレス しあわせの呼吸」をご紹介しました。 

    監督 アンディ・サーキス

    出演 アンドリュー・ガーフィールド、クレア・フォイ、トム・ホランダー、スティーブン・マンガン、ディーン=チャールズ・チャップマン

     

    実話には重みがある。
    あの「ブリジット・ジョーンズの日記」や「エリザベス」など、笑いと感動を届ける映画を作り続けている名プロデューサーのジョナサン・カヴェンディッシュ。
    この映画は、彼の両親の実話を描いたもの。

    運命の恋に落ちて結婚したロビン(アンドリュー・ガーフィールド)とダイアナ(クレア・フォイ)。
    子供を授かるという人生の幸せの絶頂で、突然倒れたロビン。
    ポリオの菌を吸い込み、首から下がマヒしてしまい、人工呼吸器が無ければ2分と生きられない体になってしまった彼は絶望し、余命数か月の宣告も受け、ベッドに縛り付けられたような入院生活から抜け出したいと医師の反対を押し切って退院。
    妻ダイアナと彼女の双子の兄たち(トム・ホランダーの一人二役)、息子のジョナサン、愛犬のベンジーに囲まれ久しぶりに人間らしい喜びを感じるロビン。
    友人の大学教授のテディ(ヒュー・ボネヴィル)は彼の為に小型の人工呼吸器付きの車椅子を発明してくれた。

    こうしてベッドからのみならず、家からも解放され自由に外出するなど、グッと行動範囲が広がり、やがては外国への旅にも挑戦したロビンの生き方は、同じような境遇の人たちにも、人生の喜びを取り戻す先駆けとなっていき、息子ジョナサン(ディーン=チャールズ・チャップマン)にとっても、自慢の父になった。

    医師や科学者と共に、障害者が操作できる電子機器などの開発に関わり、その生活をより良いものにしていったロビンは、その功績を称えられ大英帝国勲章も受章。
    余命数か月を宣告された彼はその後36年、人工呼吸器と家族と共に幸せに生きた。
    本当にスゴイと思う。

    出来ないことや不幸を嘆くのではなく、出来ることに果敢にチャレンジして、必要なものは発明して使いこなせるようにする・・・。正に、必要は発明の母なのだ!
    なんと前向きなポジティブな生き方だろう?!

    だから、ジョナサンのプロデュースする映画からは、人間の強さや生きることの素晴らしさや喜びが伝わってくるのだと思う。父の生き方が、ちゃんと息子に伝わっている。

    監督をしたのが、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムや「新猿の惑星」のシーザーなどをモーションキャプチャーで演じ、以後、そのテの映画には欠かせない俳優としても大活躍のアンディ・サーキス。
    製作は勿論、ジョナサン・カヴェンディッシュ。脚本は「グラディエーター」などのウィリアム・ニコルソン。

    生きるということ、努力するということ、そしてその思いは、ちゃんと次の世代に受け継がれるのだということ・・・。
    いろんなことを教えてくれる、素晴らしい映画です!!

    ★おたか★

    過去ログ…8月29日 放送 おたかのシネマでトーク「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

                   8月22日 放送 おたかのシネマでトーク「カメラを止めるな!」

                  8月15日 放送 おたかのシネマでトーク「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」

                   8月8日 放送 おたかのシネマでトーク「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

                   8月1日 放送 おたかのシネマでトーク「オーシャンズ8」