今回は、神戸常盤大学教授 柳本有二さんをゲストにお迎えし、神戸常盤大学健康スポーツ科学での遠隔授業の工夫について伺いました。
コロナ禍の中で、神戸常盤大学もオンラインによる遠隔授業へ移行して授業を開始されました。
しかし柳本さんが担当している健康スポーツ科学は実技を伴うため、オンライン授業は難しいとのこと。
そこで受講生一人ひとりにスマートフォンアプリの歩数計をインストールしてもらい、それを活用して日常の身体活動量を測定し、それを遠隔授業で全員に共有することになりました。
受講生のレポートによると、緊急事態宣言の影響で外出をしなかった週に、家の中でスマートフォンを持ち歩いたことで、習慣的な行動による歩数が記録として残り、1000歩以上歩いている日が1日しかなかったそうです。さらに遠隔授業が始まったことでパソコンに向かっていた時間が多くなってしまい、普段の生活と比べて比較的運動量が少なく、健康的な生活ではなかったということで、この反省を生かして密接を避けてのウォーキングやランニングを人の少ない夕方から夜にかけての間に行っていくようにしたい、とありました。
このように学生達それぞれが工夫をしていいレポートが提出されているそうで、メールでの質問などによる交流もあるそうです。
どうすれば出来るか、持続可能な授業になるか、学生も先生も一緒に考えているそうで、柳本さんは「学生を尊敬します」とおっしゃいました。
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