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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2018年4月2日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月30日)

    今回のお題は春の滝」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「春の滝 行者の水と愛でられて」
    「釣場より伝ひのほれば春の滝」
    「奈良古道名もなき幾條 春の滝」

    妙音新聞からは
    「老いてなほ母を思へり春の滝」(岩出市 吉益宜子さん)
    「六甲山白く見ゆるは春の滝」(神戸市 柳川佐代美さん)
    「岩すべる水が集まり春の滝」(伊勢市 岩本彩さん)
    「よく見れば蕾に赤み桜坂」(堺市 大津武美さん)

    今週の上田秋成の句は、
    「三千丈おとハぬるしやはるの滝」
    「枕にもなろう物なりはるの水」
    「正夢や見し夜の花のよしの山」

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「新名神通る箕面の春の滝」
    「花見客 横目に我は胃の検査」

    アッキンの句は、
    「春の滝 犬鳴山で武者修行」
    「スギよりもヒノキが怖い花粉症」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「ドゥルドゥル独り占めなる春の滝」(交野市 星のブランコさん)
    「かくれんパワースポット春の滝」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「春の滝 木の葉芽を吹く水飛沫」(神戸市垂水区 ますきさん)

    「花を観るような上弦 昼の月」(交野市 星のブランコさん)
    「岩かげをのぞけばそっと山すみれ」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「見事也ポツンとおつる椿かな」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「桜より人のつごうの花見酒」(豊岡市 ほないくえさん)

    竹島宏さんが選んだ句は
    「旅立った母を思いし彼岸かな」(赤穂市 風ちゃんさん)

    宮倉さんが選んだ句は
    「春の風 十年ぶりに会ふ友と」(姫路市 さくら草さん)

    吉川さんが選んだ句は
    「若鮎の上る姿や勇ましき」(神戸市垂水区 ますきさん)

    大森さんが選んだ句は
    「里帰り彼岸桜や笑顔満つ」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「春霞 青岸渡寺と那智滝」(守口市 守口のタヌキさん)
    「春の滝とんとんとんと滝壺へ」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「山吹は まだ影もなし春の滝」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「華厳滝 凍り柱や春の旅」(姫路市 みよこさん)
    「玉砂利を踏みしめ仰ぐ御所桜」(守口市 守口のタヌキさん)

    今回は、和歌の投稿もいただきましたよ。

    「夕日さす にわか春雨 須磨山に春の架橋 虹のいでけり」(神戸市垂水区 かずこさん)

    今週の特選句は
    「虹色の光を含む春の滝」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「しぶきあげ海へ流れる春の滝」(神戸市北区 たけしさん)
    「春の滝 若魚たちが遡上する」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「生誕祭 赤一色に甲子園」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    次回のお題は」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供