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ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

番組内容

おバカなコーナー盛りだくさん!
ラジオの天才!バンバンが繰り広げるショータイムです!

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  • 2020年8月27日(木) 14時47分 おたかのシネマDEトーク

    8月26日*おたかのシネマでトーク「2分の1の魔法」

    *おたかのシネマでトーク

    今日は「 2分の1の魔法 」をご紹介しました。

    監督:ダン・スキャンロン

    キャスト(日本語吹き替え):志尊淳
                  城田優
                  近藤春菜
                  浦嶋りんこ
                  村治学
                  他

    ディズニーとピクサーがタッグを組んだら、そりゃー、強いよね?!
    しかも、大ヒットした「リメンバー・ミー」以来のピクサーの完全オリジナル新作とくれば、もう大ヒット間違いなしといった感じだったのだが、新型コロナウイルス騒動で3月に予定されてた公開が8月に延期になってしまい、盛り上がった気持ちに水を差されたみたいでちょっと残念。

    物語の舞台となるのは、エルフや妖精たちが暮らすニュー・マッシュルームトンという町。
    かつては、魔法が大きな力を持ち、みんなを幸せにしていたのに、文明の発達のおかげで、習得の難しい魔法を使うより、簡単な文明の利器を使った方が楽ちんという時代になり、遠くへ行くのは自動車やバイク、羽で空を飛ぶのではなく、飛行機に乗るのが日常で、あのユニコーンがゴミ箱を漁る始末。

    誕生日を迎えたエルフの少年イアン。自分が生まれる前に亡くなってしまった父さんに会うのが夢だった彼へ、父さんが残してくれていた16歳の誕生日プレゼントが、1日だけ、父さんを蘇らせることが出来る魔法セットだった。
    兄のバーリーと共に、喜び勇んで”不死鳥の石“と共に杖をかざし呪文を唱えると、なんと途中でトラブル発生!
    父さんは、あろうことか下半身だけの2分の1の姿で蘇ってしまったのだ。

    もう一度魔法を使って、完全な姿で父さんを蘇らせるには、別の“不死鳥の石”を探し出さないといけない。
    期限は明日の夕暮れまで。イアンとバーリーは、半分だけの父さんと一緒に”不死鳥の石“を探す旅に・・・。
    置手紙でそのことを知った母さんのローレルも、心配して息子たちの後を追う。
    はたして兄弟は、数々の試練を乗り越えて、父さんを完全に蘇らせることは出来るのだろうか?

    5年もかけて製作に取り組んできたのは、監督のダン・スキャンロン。あの「モンスターズ・ユニバーシティ」を作った人。
    1歳の時に父親を亡くした自身の経験が、この作品を作るきっかけになったんだとか。
    魔法というのは、兄弟の可能性の暗喩だという監督。魔法を使うことには、試練を伴う。危険を冒すこと、自分を信じること、自分の足で一歩踏み出すこと、周りの誰かを信じること・・・、今の世の中で、我々が生きていく上で大切なことが、この話にはいっぱい詰まっているのだ。

    声の出演は、イアンをスパイダーマンシリーズで人気のトム・ホランド、バーリーをアベンジャーズシリーズでトムとも共演しているクリス・ブラッド、母親のローレルをジュリア・ルイス=ドレイファスが担当。
    日本語版は、イアンを志尊淳、バリーを城田優、母親役をハリセンボンの近藤春菜が吹き替え、日本版のエンドソングがスキマスイッチのうたう「全力少年」というのも話題。
    “覚悟を決め、全力で行動する事がセカイを切り開く”という力強いメッセージが、この映画のストーリーにぴったりだと選ばれたというのも納得。
    年齢や性別、主義主張を問わず、どんな人の心をも勇気づけ、暖かくしてくれるオススメの1本です!

    ★おたか★

  • 2020年8月19日(水) 19時34分 おたかのシネマDEトーク

    8月19日*おたかのシネマでトーク「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」

    *おたかのシネマでトーク

    今日は「 アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 」をご紹介しました。

    監督:リチャード・カーティス

    キャスト:ドーナル・グリーソン
         レイチェル・マクアダムス
         ビル・ナイ
         トム・ホランダー
         マーゴット・ロビー
         他

    先週このコーナーで紹介した咲坂伊緒の少女コミックを実写映画にした、三木孝浩監督の「思い、思われ、ふり、ふられ」の中に登場してきたDVDが気になったので、観ることにした。
    2013年のイギリス映画で、日本公開は2014年のリチャード・カーティス監督の「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」。

    Mr.ビーン」のシリーズや、「フォー・ウエディング」「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」などの脚本を書き、監督としては「ラブ・アクチュアリー」「パイレーツ・ロック」そしてこの「アバウト・タイム」が3本目のリチャード・カーティス。ニュージーランド出身でイギリスを拠点としている脚本家で監督で、ロマンティック・コメディを得意としている彼、昨年は「イエスタデイ」というビートルズが消えてしまった世界で、唯一その楽曲を知る存在となったシンガー・ソングライターのファンタジックな物語の脚本を書き、話題になった。
    この「アバウト・タイム」も、ファンタジックというか、SFっぽいというか、タイムトラベルもの。

    イギリスの南西部、コーンウォールに住むティム・レイク(ドーナル・グリーソン)は、父母と妹そして叔父の5人暮らし。
    自分に自信がなく、さえない彼には恋人もいない。
    21歳の誕生日迎えた日、父(ビル・ナイ)から、一族の男性にはタイムトラベルの能力があると告げられる。
    クローゼットの暗闇で、こぶしを握り締めれば、自分の過去に行くことが出来るというのだ。
    その夏、妹の友人のシャーロット(マーゴット・ロビー)が2か月滞在し、ティムは心ときめかせるが、失恋に終わり、
    夏が過ぎ、ロンドンに出て弁護士として働き始めた彼は、ある、暗闇が売り物のレストランでアメリカ人女性のメアリー(レイチェル・マクアダムス)と出会い、電話番号を教えてもらうことに成功。
    しかし、帰宅すると、同居している脚本家が、彼の自信作の初演の舞台で俳優が台詞を忘れて大失敗になったと落ち込んでいるのを見てティムは過去に戻って俳優を助け、舞台を見事大成功に導くが、おかげで、メアリーとのレストランでの出会いが、なかったことになってしまう。

    同じ時間に2つの場所には居られないとか、もう一度同じ日を繰り返すことで、失敗を成功に導いたり、事故を避けたりできるプラス面があると同時に、子供が生まれる前の過去に行ってしまうとその子が生まれなかったり、受精のタイミングで違う子になってしまったり・・・と、タイムトラベルならではのお約束はいろいろある・・・。

    あの時、ああすれば良かった、こうしなければ良かった・・・、同じ日をもう一度やり直せるとしたら、どれほど豊かで思い通りの充実した人生にすることができることか・・・。
    何度でもやり直せるという安心感、でもそれは、一度しかない人生だから頑張るというごく普通の感覚を徐々に失っていくこと・・・?! そして、そんな特殊能力を持っていても、どうにもならないことがある。
    ティムにとって、一日一日を大切に生きてゆくことこそが人生にとって大切で、それこそが未来につながっていくのだと気づく日は、いつ来るのか?

    原題の意味は“そろそろ×××してもいい頃だよ”っていう意味。
    う~ん、深いタイトルです!

    ★おたか★

  • 2020年8月12日(水) 16時45分 おたかのシネマDEトーク

    8月12日*おたかのシネマでトーク「思い、思われ、ふり、ふられ」

    *おたかのシネマでトーク

    今日は「 思い、思われ、ふり、ふられ 」をご紹介しました。

    監督:三木孝浩

    キャスト:浜辺美波
         北村匠海
         福本莉子
         赤楚衛二
         上村海成
         他

    2015年7月から20196月まで、別冊マーガレットに連載された咲坂伊緒の少女漫画。
    2018年に第63回小学館漫画賞少女向け部門を受賞している作品。
    1999年「サクラチル」でデビュー以来人気を呼び、「ストロボ・エッジ」「アオハライド」そしてこの「ふりふら」は、青春三部作として多くのファンに愛されて、彼女の代表作となっている。

    郊外の大規模マンション、そこに暮らす市原由奈(福本莉子)は、自分に自信がなく恋にも消極的、リアル男子にではなく、童話の中の王子様に恋をしている女の子。
    ある日、マンションのエレベーターで、その王子様に遭遇!
    絵本の中の王子様そっくりの山本理央(北村匠海)は、つい最近ひょんなことから友達になった山本朱里(浜辺美波)の弟で、同じマンションに住んでいることが判明。
    由奈の幼馴染の乾和臣(赤楚衛二)を加えた4人は、同じマンションに住み、同じ学校に通う高校1年生。

    お互い恋心を抱いていながら、親同士の再婚で新しく家族になってしまった理央と朱里。
    切ない思いを抱える理央、その理央に憧れる由奈。
    和臣に惹かれるものを感じ、戸惑う朱里。
    朱里のことを好きなのに、ある秘密を知り、自分の気持ちに蓋をしてしまう和臣。
    4人の思いはすれ違い、みんな片思い?!

    脚本を書き、監督をしているのが「アオハライド」「青空エール」「フォルトゥナの瞳」などの三木孝浩。
    主題歌“115万キロのフィルム”を歌っているのが、人気絶頂のOfficial 髭男dism
    「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の主題歌も担当するなど、今、大人気の4人組。

    ほとんどのロケが行われたのが神戸。でも一目であそこと分かるような場所ではなく、地元の人にしか分からないような場所も多く、長田神社、神戸高校などは分かったものの、見晴らしのいい長田の大丸山公園などは全く分からず、神戸新聞の記事で知ったり、西宮の名塩東山台でのロケについては西宮のポータルサイト“西宮流”で知った。
    ファンの人は、ロケ地巡礼なんか、するのかな?

    一つ、キーになるのがリチャード・カーティス監督の「アバウト・タイム 愛おしい時間について」という映画のDVD
    「フォーウエディング」「ノッテイングヒルの恋人」などの脚本家で、監督としては「ラヴ・アクチュアリー」「パイレーツ・ロック」に続く3本目にして監督はこれで最後と公言している作品。
    和臣の大好きな映画という設定の「アバウト・タイム」
    どんな意味が隠されているのだろうか?
    勿論DVDBRも発売されているし、配信でも観られそうなので早速、観てみようかな・・・?

    ★おたか★

     

  • 2020年8月5日(水) 17時52分 おたかのシネマDEトーク

    8月5日*おたかのシネマでトーク「海辺の映画館―キネマの玉手箱」

    *おたかのシネマでトーク

    今日は「 海辺の映画館―キネマの玉手箱 」をご紹介しました。

    監督:大林宣彦

    キャスト:厚木拓郎
         細山田隆人
         細田善彦
         吉田玲
         成海璃子
         他

    今年の410日、82歳で亡くなった大林宣彦監督の遺作。
    本来この日にロードショー公開される予定だったのが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期が決まり、731日の公開になったのだ。

    2016年8月にステージ4の肺がんが見つかり、3か月の余命宣告を受ける中で、抗がん剤治療と不屈の精神力で映画制作を続け、前作「花筐/HANAGATAMI」(201712月公開)を完成させ、その後故郷の尾道で久しぶりに撮影しようと、この作品の企画に着手。
    近年の戦争三部作で、反戦への思いを描き続けてきた大林監督。7歳で終戦を迎え、以前から、広島の原爆を描くことが使命だと語り、平和のために役立つことを芸術で表現したい、そのために生かされているのだからと、広島での巡演中に被爆し全滅した移動劇団“桜隊”を中心に、いろんな戦争の時代に生きる人々を描いたこの作品。
    モノクロ、総天然色、無声映画、トーキー、時代劇、アクション、ミュージカル・・・と、様々な映画表現を使って、反戦、平和への希求が綴られていくもので、モチーフとなっているのは、中原中也の詩。

    尾道の海辺にある映画館“瀬戸内キネマ”が閉館を迎え、最後の日にオールナイトで日本の戦争映画特集を上映する。
    その夜、突如として稲妻の閃光に包まれた映画館で、観客の3人の若者がスクリーンの中の世界へとタイムリープして、戊辰戦争、白虎隊、日中戦争、第二次世界大戦、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島など、それぞれの”場所“と“時”と”そこに生きる人々の生活”を、戦争を知らない世代の3人が体験していくというストーリー。

    ファンタジーの要素もあり、冒頭、いきなり宇宙船に乗った高橋幸宏の周りを鯉が泳ぎ、常盤貴子はじめ、主要なスターたちがタップを踏む・・・というだけで、もはやついていけないと思う人もいるかもしれない。
    大林監督は、これが多分遺作になるであろうことは分かったうえで、ありったけの映画への愛を詰め込んだのだ。
    登場する人物、それを演じる俳優女優(まさに監督の作品にゆかりのキラ星のごとき面々)、エピソード、色彩感覚から、全ての面で、“Too much”の感あり。

    ニセのインターミッションをはさんで、179分の大作なのだが、不思議なことに観終わってからも、長いんだけど長すぎるとは感じなかった。
    戦後75年、原爆の日に近い8月にこの作品に出会えたことには、意味があったように思う。
    でも、レイトショーで観たので、家に帰り着く頃には日付が変わっていたのだが、なんといきなり部屋の片づけがしたくなった。
    夜中なのに、ゴミ袋をとりだして断捨離まで始めてしまった。
    それはまるで頭の中のとっ散らかりに呼応するかのような衝動で、今観たばかりのこの映画が消化できていないのがよく分かった。
    大林監督から渡された遺言のような“思い”、受け止めて理解するには、ちょっと時間がかかりそうだ。

    ★おたか★

  • 2020年7月29日(水) 18時11分 おたかのシネマDEトーク

    7月29日*おたかのシネマでトーク「コンフィデンスマンJP -プリンセス編-」

    *おたかのシネマでトーク

    今日は「 コンフィデンスマンJP -プリンセス編- 」をご紹介しました。

    監督:田中亮

    キャスト:長澤まさみ
         東出昌大
         小手伸也
         小日向文世
         白濱亜嵐
         三浦春馬
         他

    前作20195月公開の「ロマンス編」の大ヒットを受けての映画版第2作。
    今回は、最高のリゾート地、マレーシアのランカウイ島を舞台に、世界有数の富豪の後継者を巡ってのコンゲーム(だまし合い)。

    10兆円の資産を持つフウ一族の当主レイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなり、残された3人の子供たちの誰が跡目を継ぐのかが注目される中、長女ブリジット(ビビアン・スー)、長男クリストファー(古川雄大)次男アンドリュー(白濱亜嵐)の前で、遺言書を読み上げた執事のトニー(柴田恭兵)が告げた名前は、誰もがその存在を知らない隠し子“ミッシェル・フウ”だった。
    世界中から、我こそはミッシェルと名乗りを上げる人々が続々とやってくる中に、勿論われらがダー子(長澤まさみ)も参戦。新しい子猫のコックリ(関水渚)をミッシェルに仕立て、自らはその母親だと名乗り出たのだ。

    おなじみのメンバーのボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は勿論、五十嵐(小手伸也)それに1作目の映画からのダー子の敬愛する美貌の詐欺師スタア(竹内結子)、天才恋愛詐欺師のジェシー(三浦春馬)、宿敵マフィアのボス赤星(江口洋介)らおなじみのメンバーに加え、TVドラマ“運勢編”の未亡人詐欺師波子(広末涼子)も加わり、TVからのシリーズのファンにとっても嬉しい豪華キャスト。
    一方、スタッフは監督が1作目に続き田中亮。脚本も前作と同じ古沢良太。
    おなじみのどんでん返しは勿論のこと、今回はコンゲームというより人間ドラマとしての面が強調され、人情にほだされるような展開に、ホロリとさせられる。

    主題歌“Laughter”を歌うのはOfficial髭男dism2018年”ノーダウト“がフジTV系の月9ドラマ”コンフィデンスマンJP”の主題歌に抜擢され、2019年の映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」にも“Pretender”が使われるなど、この作品にはなくてはならない存在のグループ。

    公開に向けてのプロモーションが行われていた718日、ジェシー役の三浦春馬が突然この世を去った。
    その日の夜、地上波のTVで、前作の映画が放映される予定で、あまりのことに泣きながら観たというファンも多く、私もいまだに信じられず、もうあのジェシーに会えないのかと思うと心底悲しい。
    映画では「恋空」「永遠の0」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」など、TVドラマでは「ブラッディ・マンデイ」「サムライ・ハイスクール」「僕のいた時間」「TWO WEEKS」など、そして、舞台の「キンキー・ブーツ」「罪と罰」などなど、彼の才能は本当に素晴らしく、NHKの紀行番組「世界はほしいモノにあふれてる」でのMCは、本当に秀逸だった!

    東出昌大の離婚騒動もあり、なにかと作品以外のところで話題になっているが、長澤まさみの母性豊かな母親ぶり(「Mother/マザー」でのこわい毒親ぶりとのふり幅の大きさに、さすがの女優魂を感じて、感動!)や、デヴィ夫人の自前のドレスや宝石に目を奪われ、マレーシアといえば今やそこにお住いのあの有名人がちらっと登場など、仕掛けも満載の楽しい作品デス!!

    ★おたか★