雨が多く降るこれからの時期は、「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」などの「土砂災害」が発生する危険度が高くなります。
兵庫県では、こうした「土砂災害」の発生するおそれがある場所を、
「土砂災害警戒区域」、「土砂災害特別警戒区域」
に指定して兵庫県の防災情報サイト「兵庫県CGハザードマップ」で公開しています。
こうした土砂災害に関する防災知識の普及や、被害の防止と軽減を目的に国土交通省と各都道府県では、毎年6月を「土砂災害防止月間」として、様々な啓発活動に取り組んでいます。
今年度は、6月5日の14時から、JR元町駅東口や三宮のフラワーロードでチラシやうちわなどの啓発資料を、街行く皆さんに配布します。また、神戸市・芦屋市の各所で、「土砂災害防止」のパネル展示を巡回して行います。
では、実際に土砂災害から身を守るにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは「日頃の備え」です。
お住まいの場所が土砂災害の各警戒区域に当たるかどうか、確認しておきましょう。そして懐中電灯やラジオ、非常持ち出し品などを準備しておきましょう。
次に「気象情報の確認」です。
土砂災害の各警戒区域にお住まいの方は、雨が降り出したら、いつでも避難できるように準備しておきましょう。
そして最後は「早めの避難」です。
大雨による土砂災害の危険度が高まると、大雨警報が発表されます。高齢者など、避難に時間がかかる方は、早めに避難行動を開始しましょう。
さらに、土砂災害の危険度が高まると「土砂災害警戒情報」が発表されます。この時は、速やかに安全な場所へ避難しましょう。
もし避難場所への避難が難しい時は、近くの頑丈な建物の、2階より上に緊急避難してください。
それも難しい時は、家の中で可能な限り安全な場所(例:崖と反対側の2階など)へ避難してください。
また、避難情報が出ていなくても、
「山から地鳴りが聞こえる」「湧き水が濁る」「崖から小石が、ぱらぱら落ちてくる」
などの土砂災害の前兆とされる現象を見たら、早めに避難しましょう。
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