「災害用伝言サービス」とは、地震などの大きな災害が起きた時に、被災地への電話が殺到して、繋がりにくくなった場合に提供されるサービスです。
伝言ダイヤルや、メール、インターネット掲示板など、様々なサービスが用意されています。
この内、阪神淡路大震災の教訓を受けて、最も早い1998年から始まったのがNTT東日本とNTT西日本が提供する「災害用伝言ダイヤル(171)」です。
このサービスでは、まず被災した人が電話番号「171」に電話を掛けて、自分の固定電話の番号を入力した後、メッセージを残します。
その人の安否を確認したい人は、同じく「171」に電話を掛けて、相手の固定電話番号を入力することで、録音されたメッセージを確認できるという仕組みです。
また携帯電話各社は、携帯電話やスマートフォンで安否確認が出来る「災害用伝言板」を提供しています。
こちらも大きな災害が発生した時に、文字によるメッセージを残すことが出来るサービスです。
他にも音声メッセージを残すことが出来る「災害用音声お届けサービス」も各携帯電話会社から提供されています。
これらのサービスは、大地震や台風など、大きな災害が起きた時に初めて提供が開始されます。
そこで、事前に使い方を確認したい場合は、
・毎月1日と15日
・正月三が日
・防災週間(毎年 8月30日~9月5日)
・防災とボランティア週間(毎年 1月15日~21日)
に体験利用が出来ます。
こうした通信会社が提供する災害用伝言サービス以外にも、安否情報をまとめて検索できる「j-anpi(ジェイ アンピ)」というサイトもあります。
こちらは、相手の名前や電話番号を入力することで、登録されている安否情報を全て確認できるというシステムです。
皆さんも、ぜひご利用ください。
- まごころ歳時記(11月10日)
- 災害用伝言サービスのおしらせ
- 冬用ワイパーについて