先月18日に発生しました「大阪北部地震」では、震源地付近を中心に被害をもたらしただけでなく、近畿圏の交通機関がマヒするなど、社会全体に大きな影響を与えました。
この「大阪北部地震」をきっかけに、あらためて「南海トラフ地震」への関心を高めた方も多いかと思います。
近い将来に発生することが予想される「南海トラフ地震」。
実際に、どのような地震になると言われているか、皆さん、ご存知ですか?
「南海トラフ」というのは、静岡県の駿河湾から遠州灘、さらに熊野灘、紀伊半島の南側の海域や高知県の土佐湾を経て、宮崎県の日向灘沖までの、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接している海底の溝上の地形を形成している区域のことを言います。
この「南海トラフ」に沿ったプレートの境界を震源とする大規模な地震が「南海トラフ地震」です。
この地震は、研究の結果、おおむね100年から150年の周期で発生していることが確認されています。
この「南海トラフ」が震源となった「昭和東南海地震」及び「昭和南海地震」が起きて70年以上が経過しており、次の大規模地震が発生するリスクは年々高まっていると考えられています。
この2月には、政府の地震調査委員会が、南海トラフ巨大地震が30年以内に発生する確率を、「70%程度」から「70~80%」に引き上げると発表しました。
今回の「大阪北部地震」で、あらためて地震への備えの大切さを実感されたと思います。
「南海トラフ地震」の被害から、ご自身や家族を守るために、このコーナーでも紹介してきました様々な準備に、ぜひ取り組んでください。
- まごころ歳時記(7月13日)
- 「南海トラフ地震」について
- 夏場の追突予防対策について