例年、雪の多い地域では、積雪に備えておく必要があります。
除雪作業を楽にしてくれる、たのもしい味方が「除雪機」です。
最近は、人が歩きながら操作する「歩行型ロータリ除雪機」が、雪の多い地域に住む人たちの役に立っています。
しかしながら、普段から使うような機械ではないだけに、除雪機の操作ミスによる事故も、毎年発生しています。
そこで、事故を防ぐために次のことに注意しましょう。
◎定期的に点検を行いましょう。
こういう機械は、実際に雪が降るまで倉庫に眠っている、ということも多いようです。
使用する前に、機械の定期点検を行いましょう。特に安全装置の動作確認を行い、正しく機能しない場合は絶対に使用しないようにしましょう。
◎「デッドマンクラッチ」を無効化して使用しない。
「デッドマンクラッチ」とは、使用者がクラッチレバーから手をはなすと自動的に機械が停止する安全装置です。
この「いちいち停止する」動作が煩わしいと感じて、デッドマンクラッチをロープで固定して使用するなど、せっかくの安全装置を無効にして使う人がいるようです。
しかし、こうした行為によって、除雪機に巻き込まれる、下敷きになるなどの事故が起きています。
デッドマンクラッチを無効にするのは、絶対にやめてください。
◎エンジンをかけたまま、投雪口に手を突っ込まない。
除雪中に雪が詰まって、除雪機が動かなくなることがあります。
この時、エンジンをかけたままで投雪口のカバーを開けて、詰まった雪を取り除いては、いけません。
手が機械に巻き込まれてケガをする事例が多数報告されています。
必ず、除雪機のエンジンを止めて作業しましょう。
◎除雪中だけでなく、移動中や収納中も気をつける。
特に後ろへ下がる時は、走行レバーの操作ミスで、除雪機と壁の間にはさまれる、などの事故が報告されています。
また、除雪機は非常に重い機械で、一度転倒すると簡単には起こせません。
操作中は、常に注意しながら使用してください。
- まごころ歳時記(1月4日)
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