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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2019年5月14日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    災害時のトイレ対策について

    上下水道のインフラが完全に使えない状態で、排水用の水も用意できない場合、「災害用トイレ」の出番です。

    個人でも準備することが出来るのが「携帯トイレ」です。

    これは、元々あるトイレに専用のビニール袋などを取り付けて使うものです。

    消臭剤や凝固剤がセットになっていて、使った後は密封して処分することが出来ます。

    また、和式トイレを洋式トイレのように使用できる、折りたたみ式の便器もあります。

    普段は折りたたんで片づけておいて、いざという時に和式トイレの上に拡げて設置します。その上に携帯トイレを取り付けると、洋式トイレのような感覚で使用できます。

    さらに「携帯トイレ」「折りたたみ便器」ほどコンパクトではありませんが、便座と処理が一体化した「簡易トイレ」も市販されています。

    「災害トイレ」は、排せつ物をビニール袋で受けて処分することで、再利用できるように作られています。

     

    そして、これまで紹介したような災害用トイレの準備ができない場合の最後の手段!「段ボールトイレ」をご紹介しましょう。

    これは、普通に手に入る段ボール箱を使って、簡易トイレを作る方法です。

    トイレ本体用と補強用に段ボール箱を2つ用意すれば、かなりしっかりした「段ボールトイレ」が作れますよ。

    こちらも、ポリ袋で排せつ物を受けるようにすれば、再利用も可能です。

     

    詳しい作り方ですが、ラジオで手順を説明するのはちょっと難しいので、NPO法人 日本トイレ研究所のホームページで紹介されています。

    段ボールトイレの作り方

     

    こうした「災害用トイレ」の準備も大切ですが、せっかく準備しても、きちんと管理運営できなければ、意味はありません。

    災害時のトイレは、被災者みんなの共有設備です。

    使用済みトイレットペーパーの処分方法や、トイレの汲み取りや清掃など、ルールを決めて、全員で責任をもって管理・運営していくことが大事です。

    快適なトイレ環境を確保するために、一人一人がトイレの問題について、普段から真剣に考えておきましよう。