エンジンオイルとは、エンジンの動きをスムーズにするためのオイルです。
単に部品の動きを潤滑にするだけでなく、冷却や気密、錆の防止といった効果もあるんですよ。
このエンジンオイルは温度によって、粘度(粘り気)が変化します。
今の時期のように気温度が低くなると、流動性がなくなって、エンジンの動きが悪くなる場合もあります。
このような状態が続くと、エンジンだけでなく、バッテリーへの負担も大きくなってしまいます。
そこでエンジンオイルを選ぶ時は、冬場の気温も考慮しなければなりません。
整備工場にオイル交換を任せているのなら、エンジンオイルの選択も問題ありませんが
都市部に住んでいる方が、冬場に寒冷地に出かけるような場合は、整備工場で、そのことを伝えておいたほうが、より安心できます。
また、車の取扱い説明書にあるオイル粘度も、選択の目安になります。
オイルの粘度は、「10W-40」といったように表示されています。
この数値の場合だと、「10W」という、Wの前の数字が低温時の性能を示すもので、数字が小さいほど、寒さに強いエンジンオイルといえます。
10Wは-20℃、5Wは-30℃でも粘性を保つことができます。
寒冷地に出かけるなら、10Wより数字の小さいものを選んでおけば間違いないでしょう。
個人でできる対策は、エンジンオイルの点検です。
これは、エンジンルームにあるオイルレベルゲージを使って行います。
(自動車教習所でやり方を習うと思いますが、覚えてない方が多いのでは・・・)
ボンネットを開けると、オイルレベルゲージを抜き取るためのハンドルが見えますので、エンジンが冷えている状態で、オイルレベルゲージを一旦抜き取り、先端を拭き取ります。
もう一度差し込み、ゲージ先端の上限ラインと下限ラインの間に液面があれば、量は問題ありません。
足りない場合は補充、もしくは交換してください。
しっかりしたメンテナンスで、安全運転を心がけましょう。
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