CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く

寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年3月9日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月6日)

    3月6日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「二月早や雛菓子買ふてをくにことに」
    「雛まつり人の消息きくことも」
    「雛知るや地球の病癒える日を

    妙音新聞からは
    「床の端の立ち雛我と共に嫁し」(橋本市 植山朝子さん)
    「祖より継ぐ雛に来し方見え隠れ」(枚方市 上西晴子さん)
    「雛の膳色鮮やかに小さき箸」(堺市 河内紀雄さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「節句明けてまなぐり煮出す障子かな」
    「こゝろぶとや都の雛に夫婦づれ」
    「膝合わす雛の背中をはじめかな」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「繁華街人もまばらな雛の宴」
    「コロナ禍でマスク姿の朗読会

    あっきんの句は、
    「年重ね雛人形も いい味に」
    「春の雨 心斎橋が閑散と

    アルミカン高橋さんの句は、
    「雛祭り私の雄雛 募集中」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「飛躍する今はまだまだ雛女優」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「桃の花咲いて花やぐおひな様」(神戸市北区 たけしさん)
    「御世移り新内裏様 晴れやかに」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「雛壇に そっとマスクも飾る係」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「雛祭り独り静かな酒の宴」(淡路市 お散歩おじさん)
    「何となく刻々減るや雛あられ」(三田市 キロマルさん)
    「孫かざる関東雛でにっこりと」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「雛祭り甘酒飲んで酔っぱらう」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「雛飾り還暦婆も若返り」(池田市 うさこさん)
    「ガス灯に染まるお茶屋と雛飾り」(守口市 守口のタヌキさん)
    「嫁さんと左右もめだす雛の位置」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「ひな祭り女の子だけの祝い事」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「上京の娘に写メール飾り雛」(守口市 しんきいってんさん)
    「おひな様しまい忘れて独女」(神戸市西区 ソラさん)
    「ひな祭り感染させずマスク顔」(川西市 心はいつも青春さん)
    「雛見つめ嫁こたつで石となる」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「雛祭一人欠けたる官女かな」(茨木市 蒼龍さん)
    「探せども数が足りない雛人形」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「雛人形さっさと仕舞うお父さん」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「雛あられチョコが多い少ないと」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「ひな飾り途絶えた会話娘が浮かぶ」(京都市 はつえさん)
    「流し雛コロナウイルス流しされ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「初孫にやさしいお顔ひな送る」(豊岡市 あきひめさん)
    「雛調度小さき指で孫並べ」(姫路市 みよこさん)
    「里帰り孫達揃うひな祭り」(垂水区 ますきさん)
    「ウイルスにつぶされないで3学期」(神戸市北区 たけしさん)
    「春場所もオープン戦も無観客」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「寒ブリに夜遅くまで酒進む」(天王寺区 コンソメスープさん)
    「メジロ鳴き小枝も揺れる隠れん坊」(淡路市 お散歩おじさん)
    「羽ばたかんドローンのように春の丘」(交野市 星のブランコさん)
    「何処にある紙を探して店巡り」(三田市 ひろちゃんさん)
    「春にがし新芽積み積み味わいし」(茨木市 蒼龍さん)
    「三月の風せめぎ合う北南」(池田市 うさこさん)
    「春なのに今はガマンの時という」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「無き父母の出会いにさずかり今日を見る」(京都市 はつえさん)
    「川土手の草木芽ぶくや春の風」(垂水区 ますきさん)

    寺谷さんが選んだ句は、
    「悲しげな雛溢れてるメルカリに」(加東市 姫路セントラルぱくっ~さん)
    「啓蟄や出るに出られぬウイルス下」(三田市 キロマルさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「四世代今年も女子会ひな祭り」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「春寒やくしゃみひとつで大注目」(守口市 しんきいってんさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「ひしもちを ひとりほうばる ひとりっこ」(芦屋市 ちっちゃんさん)
    「時を越えじっと見つめる雛人形」(天王寺区 コンソメスープさん)
    「障子あけ覗けば女雛 頬染める」(交野市 星のブランコさん)
    「雛祭り空荒れぎみに雪が舞ふ」(多可郡 北はりまのムーミン・ジィーさん)
    「石畳 燃ゆ東山 花灯路」(守口市 守口のタヌキさん)
    「師卆寿祝う須磨琴春の夜い」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は、
    「おひなさん それよりすてきなアルミカン」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「ひな祭りマスクしながら笛太鼓」(神戸市垂水区 チョイマル親父さん)
    「留守番の猫まどろみしひなの前」(小野市 巨峰さん)
    「無観客平和について考える」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    です。

    次回のお題は雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。