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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年5月18日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(5月15日)

    5月15日のお題は若葉」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「若葉風祈り続けることなほも」
    「若葉風メタセコイヤを痛ましく」
    「こんなとき句集に親しも若葉風」 

    妙音新聞からは
    「お写経の疲れ目癒やす庭若葉」(八尾市 淺井祥多さん)
    「世界中マスク捨てる日若葉風」(宇治市 古川正子さん)
    「薫風を入れて自粛の日々続く」(富山市 國見由利子さん)
    「地球丸ごと神にご加護を若葉雨」(練馬区 北星関子さん)

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「霧雨の菩提樹若葉沙羅若葉

    「心あての朴の果して咲くにあふ」
    「ほととぎす啼くと女人耳ざとく」
     
    「山どまりもてなしとしての罠の雉子」

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「ロナ減り通天閣も若葉色」
    「はや夏日 汗とマスクの出前たち

    あっきんの句は、
    「チュンチュンと若葉で踊る小鳥たち」
    「給付金いつもらえるの水無月か」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「少し風 季節うつろう若葉かな」(川西市 心はいつも青春さん)
    「巣ごもりで若葉・お花に癒される」(豊岡市 あきひめさん)
    「若葉から柴雲の如く伸びる藤」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「キラキラと若葉にしずく写る顔」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「コロナばて若葉の色に癒されて」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「山の辺や光る若葉のもみじ揺れ(淡路市 お散歩おじさん)
    「リモートの実家の庭の若葉揺れ」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「キラキラと若葉が光る遠い山」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「爽やかに風薫る初夏 若葉映え」(寝屋川市 苦楽健人さん)
    「草案に日覆いの新茶 香気たつ」(守口市 守口のタヌキさん)
    「小鳥鳴く若草光るやハイキング」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「車のうしろ むかしはわかば今かれは」(尼崎市 よしかずさん)
    「コロナ去り若葉ともに新学期」(福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「若葉伸び葉陰の下で昼寝かな」(茨木市 蒼龍さん)
    「若葉萌え母は呟く大嫌い」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「自宅よる山の若葉に癒されし」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「早起きし若葉眺めて山歩き」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「動画にて若葉視ながらハイキング」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「一時のコーヒータイムや窓若葉」(姫路市 みよこさん)
    「若葉にはもえぎいろとかにぎやかだ」(大阪市東住吉区 ラビットさん)

    「さぁ始動じいちゃんはりきる田んぼ仕事」(豊岡市 あきひめさん)
    「藤棚の下でおにぎり老夫婦(池田市 うさこさん)
    「賑々し鳥が鳥呼ぶバードデー」(三田市 インコ・ママさん)
    「田を渡り小波起こす夏燕」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「バラ園の赤白ピンク目の保養」」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「自粛より日銭が欲しいパチンコ屋」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「コロナ渦 滅する孤高の夏の月」(守口市 守口のタヌキさん)
    「マンションの五階の角に鯉のぼり」(姫路市 みよこさん)
    「青柳 昼よる夜が似合ってる」(茨木市 蒼龍さん)
    「五月晴コロナ蔓延パットせず」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「遅霜に やられた薔薇に はさみ入れ」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    コメンテーターの小玉さんが選んだ句は、
    「りがとう言っても足りない母の愛」(大阪市平野区 気楽な隠居さん) 

    大森先生が選んだ句は、
    「コロナウィルスわざわい癒やす若葉かな」(大阪市西区 ちひろさん)
    「新しき命の鼓動 若葉映え」(池田市 うさこさん)
    「海風も山風もいま若葉風」(三田市 インコ・ママさん)
    「縦走の須磨アルプスや谷若葉」(三田市 キロマルさん)
    「早苗月 山は若葉に移ろいて」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「若葉寒 電気ストーブ出して来る」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「この時期は山の若葉を車窓から(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)

    「ようやくの初登校なり五月晴れ」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「青空と雲をバックに山笑う」(淡路市 お散歩おじさん)
    「夕凪や一段落のコロナ戦」(三田市 キロマルさん)
    「貸し農園高さを競う豆の花」(交野市 星のブランコさん)
    「風吹けば大川泳ぐ鯉幟」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「母の日はラインで済ますどら息子」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「子らのため今年のサツキ押し花に」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、

    「頬に風 若葉眺めて露天風呂」(大阪市平野区 気楽な隠居さん) 

    でした。

    次回のお題は鯖・螢」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。