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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年6月29日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(6月26日)

    6月26日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「歳月に人は変われど鵜舟浮く」
    「感染の収束つけば鮎狩りに」
    「水遊びそして鮎狩り約束す」 

    妙音新聞からは
    「水揺れて鮎川底に揺らぐなり」(橋本市 平出恭子さん
    「父の好物我も好物鮎膾」(練馬区 北星関子さん
    「吉野川木蔭に鮎の影見たり」(日高郡 伊藤秀一さん
    「笑み浮かぶ娘の好物の鮎求む」(奈良市 廣瀬洋子さん

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「この水は妹背のながれのぼり鮎

    「焼鮎の脂の染ミの眞葛の葉」

      愛知県の犬山城にて詠んだ二句
    「客舟はいろめき鵜舟うごきそめ」 
    「水苗を売り城山の葭簀茶屋」

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「通ならば鮎ははらわた頭から」
    「若鮎は嵐山線と決めており

    あっきんの句は、
    「香ばしい小鮎に酒を交わす宵」
    「父の日を夏至に家族で祝う夜」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「あゆのほね抜き方ひとつ荒ほぐし」(尼崎市 よしかずさん)
    「若鮎を並べて喜し翁の顔」(大阪市西成区 三児の母さん)
    「アユ解禁大川賑わう鵜飼船」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「あゆの群れ命をつなぎ産む卵」(神戸市北区 たけしさん)
    「女子会で店主こだわり鮎食す」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「見切り品 鮎の甘露煮 実旨し」(加西市 えつこさん)
    「清流で静かに5分光る鮎」(川西市 心はいつも青春さん)
    「香る鮎 塩焼き天ぷらにがうまし」(神戸市北区 マーブルさん)
    「はらわたのほろ苦い鮎待ち望み」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「養殖の鮎に尋ねる餌は何?」(交野市 星のブランコさん)
    「鮎宿の芳ばしき香や夕餉まつ」(姫路市 みよこさん)
    「いつからか鮎のおいしさわかります」(豊岡市 あきひめさん)
    「キャンプではアユの塩焼き頬張る子」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「鮎釣りの我は時間を止めたまま」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「川床や鮎の味覚とせせらぎと」(草津市 グリーゼ581さん)
    「釣り人や静かにたたずむ鮎解禁」(池田市 うさこさん)
    「鮎を食べ香りを分けて味苦し」(茨木市 蒼龍さん)
    「あゆをつり川原で焼いた昭和時代」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「同窓会おとり鮎から絵画買う」(福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「若鮎や一時停止は許されず」(淡路市 お散歩おじさん)
    「清流にキラリと光る鮎の背」(大阪市東淀川区 ルピナスの丘さん)
    「清流の早き流れに鮎おどる」(高槻市 とよこさん)

    「アジサイとアヤメ共催行楽地」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「梅雨の雨かえる喜びケロケロと」(神戸市北区 たけしさん)
    「飼い主の手を噛む犬の多いこと」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「夕焼けを背に街並みの影絵かな」(三田市 インコ・ママさん)
    「つゆはらい生きのこりたるあざみかな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「車窓より青い山脈ミントガム」(交野市 星のブランコさん)
    「梅雨晴れやシーツ三枚はためいて」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「朝露にレールが光るインクライン」(守口市 守口のタヌキさん)
    「虹が出た思わずさけぶ願いごと」(豊岡市 あきひめさん)
    「太陽とやなのしぶきがキラキラと」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「ひらひと風を味方に揚羽蝶」(淡路市 お散歩おじさん)
    「梅雨の川あゆきらめいて空はれる」(神戸市東灘区 虹子さん)

    コメンテーター赤羽さんが選んだ句は、
    「鮎に聞くご機嫌いかが?HOWあ~ゆ~」(東大阪市 マナビスとさん)
    「我が家ではコロナなくともディスタンス」(東大阪市 シティボーイさん)

    ゲストの若井さんが選んだ句は、
    「鮎づくしやなで一杯舌つづみ」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「ナイターをビール片手に見る至福」(池田市 うさこさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「鮎寿司が思い出させる故郷を」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「桜鮎 太公望の姿なし」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「鮎づくし飛沫も加ふ貴船川」(三田市 キロマルさん)
    「鮎掛ける女釣り師の竿さばき」(守口市 守口のタヌキさん)
    「解禁の鮎を土産に友来たる」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「鮎釣りや水面凝視の太公望」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「水流に逆らう鮎の影走る」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)

    「慰霊の日風化消さない青い海」(川西市 心はいつも青春さん)
    「山滴るトロッコ列車ゆるゆると」(三田市 キロマルさん)
    「短夜や寝付かれぬまま白む空」(姫路市 みよこさん)
    「彼氏との浴衣デートは来年に」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「鱧祭り御輿担げず人も来ず」(茨木市 蒼龍さん)

    今週の特選句は、

    選ばれた方全員を特選句とさせて頂きました。

    次回のお題は七夕」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。