近年、全国各地で「集中豪雨」の被害が相次いていますが、その原因として注目されているのが「線状降水帯」です。
最近はニュースでも取り上げらるようになってご存じの方も多いかもしれませんね。
「線状降水帯」とは、線状に伸びた強い降水をともなう雨域のことです。
次々と発生する雨雲が列をなし、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過や停滞することで作り出されます。
気象庁と国土交通省では、この線状降水帯が出来たことを確認した場合に速報する「顕著な大雨に関する気象情報」の運用を、6月17日からスタートさせました。
これは、データ解析した雨の量が一定の基準を満たして、降水域の形状が「線の形」になっているなどの条件を満たした場合、例えば
「線状降水帯による非常に激しい雨が、同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まっています」
などの情報を呼びかけます。
「線状降水帯」が発生しつつある状況では、数時間先の予測精度も十分でないケースがあり、危険度が急上昇する場合もあります。
なので、この「線状降水帯」による大雨の情報を聞いたら、該当箇所に住んでいる方は、速やかに避難行動をとってください。
新しい災害に関するキーワード「線状降水帯」を、この機会にぜひ覚えておいてください。
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